目が覚めると、とんでもなかったり
魔が差す前に、引き裂かれたり
追えない夢も、確かにあるけれど
どうやら先のことは、誰にも分からないらしい
目が覚めずに、とんでもなかったり
魔が差し ...
こおりがとけてゆく
こおりがとけてゆくから
わたしははんしんはんぎの
ありかたをそこにながす
はんしんはんぎはうみまでながれるだろう
そしてなにか
おおきなものをみつけるだろう
そし ...
夕暮れの町に水が流れている
ぱしゃぱしゃやってる老人
水色の傘をさしている
ゆっくりと流されている
くるくると回転しながら
誰かが落とした躑躅の花
睫毛のような雌しべ
雌しべの長い女
...
海の大きさを初めて知った
自分の小ささを初めて知った
今まで築いてきた世界のイメージが
音を立てて崩れた
風のない浜辺で見つめた水平線の向こう
きっと新しい世界が待ち受けている ...
ポタリと
命の落ちる
道の上
アスファルトから
立つかげろう
コンクリートのすきま
小さな草が生えている
地下にしみた
血を吸って
ポタリと落ちた
命を吸って
屋 ...
スポーツ整形でこの地区では少しは名の知れ
た診療所だから混んでいるのは覚悟していた
が診療所の自動ドアを抜け二階に上がる途中
で待合室から溢れんばかりの患者に迎え入れ
られると圧倒されながらゲ ...
【あなたとわたしの物語】
あなたとわたしは出逢いましたね、
この大きな星の
だけど小さな世界で。
きっかけなんて、今はもう忘れてしまったほど
...
オシエテクダサイ
親が金持ちじゃないと
シアワセになれませんか
背が高くないと
シアワセになれませんか
体力がないと
シアワセになれませんか
結婚して子供をつくらないと
...
あるえらいはかせが、人間の心をもったロボットを作ろうとしました。
はかせの作ったロボットは、見かけは完成しましたが、
まだ人間の心をもっていません。
はかせは、ロボットが人間の心を手にいれられる ...
錆びた釘 カンの切れ端 木屑をめくれば虫
雪で潰れた物置小屋の腐らない破片をさらう
小さなスペースに散らばっている小石
両手で包み バケツに集める
土台と共に 捨てられる礎
...
名前すら知らない男の下卑た声が、気持ちいいかとしきりに尋ねるけれど、私は引き千切られていく自分をかき集めるのに必死だった。手がもげて足がもげて、私はバラバラになって落ちていくのだ。上も下も真っ白で、 ...
細胞は古くなる
からからに渇いて
白い皮膚が覆う
脱皮できないあたしは
留まる罰も知らない
誕生日ごとに新しくなる
「おめでとう」の一言に
どれだけの意味があるのか
わからないまま ...
アパートの鍵を失くしてしまって以来、人と会うたびに誰かが部屋を施錠する音が聞こえるようになった。その音はどんな音楽よりも耳に残るものだったが、少し存在感がありすぎるようにも思えた。角部屋の窓は、少し ...
{引用=南の男}
慙愧の塩漬け
塩を汲みに塩湖へ踏み込んだ男は
深みに足を取られてずぶずぶ沈む
攣るほど力を入れ右足を持ち上げたが
反動でひっくり返ると
もがくほど結晶に沈んで行った
...
揺れるカーテン
蝉の声を溶かした生温い風
ドアの向こうの足音
吹奏楽部が奏でるBGM
部屋を満たす
石鹸と消毒薬の匂い
勘違いさせたのはアナタだから
熱に浮か ...
ピンクサロンに赴きて
鶏ガラのような28歳と
夢見心地の時を過ごして
僕は5000円を払ったんだ
母の日に捧げし美顔ローラー
あれだって本当は
3000円もしないバッタもんで
お茶を濁し ...
思い立ったが吉日で
溢れた本をのけて 本棚を見つけて 本を出す。
手前ものから出すに連れ 過去へと戻ってく。
奥にあった 表紙がボロボロで 何度もめくった特別の本。
ざらざらする表紙をなでて ...
海辺に立つきみを
寝転がってみあげると
そこには
そらを背負ってるきみがいる
温い泥に飲まれるような
平穏な日々だ
空はいよいよ青く
次の季節へ広がっている
そうなのかもしれないなあ
一日に何度もおもう
そうなのかもしれない
私の中のピースとは
いろんなところで出あう
まるで しくまれたイノチの雫
いつも怒っている人には
怒る必要があるの ...
ケーキを食べたのは
ケーキを食べている女の子になりたかったから
ケーキが食べたかったわけじゃない
ケーキを食べている女の子になりたかった
名前のない鳥が
薄曇りの空へ
飛んでいった
羽音をたてなかったのは、
よく通る声で鳴かなかったのは
そこにいることを
知られないため
太陽に向かわなかったのは
影を教えないため
...
最近じゃ 市場も不景気なもので いくら水揚げが日本一だなんていってもね
今は こんな体
さりとて さいわいにも 右の手足は 丈夫なもんだ
午前3時には 目がさめちまうんだな 習慣って ...
{引用=
おともなく
とりがおちている
水色の
ふちの欠けたバケツに
吸殻を捨てる
おわった花火が
ひたされている
夏は、ここで
行き止まりだった
...
{引用=
ふと、
ながいあいだわすれていた
記憶をすっかりと
おもいだしてしまうと
てのひらに
しっとりと汗を
かいていた
かみさま、
午後にはわたし詩をかきました
}
...
借りたてのアパートの
白い壁の
ざらざらした
感触に
うつろな視線を投げかけている
手のひら
からはじまる
小さいメソッド
何時間も壁ばかり見つめています
することがないので ...
あくせくしているうちに
思いのほか
時間は過ぎてしまって
あのときの
美しいメロディも
素敵なシーンも
ふるえるような一節も
見逃してしまった
だけど
後悔はしていない
すべて ...
情報のタネローン
5月7日 合評会やります
http://po-m.com/forum/hami.php?did=7518
関西でもオフ希望の方が、詳しくはこちら
http://po- ...
そういう風に
口が三つに分かれて
青いトイレットペーパーが濡れていく
少しでも 動けば
電話が鳴って
あなたの 紅い 風船が
割れていくのかな
水滴のサーカスが
雨に濡れて
三角 ...
私は家にたどりついた
いつも 一人にさせられた
孤独だった 私は
私の求める世界にいた
そして 遥か遠くの風景を見た
誰の子供でもない 私は
私のいるべき場所を知る
いつまでたっても上手く開けられなかった菓子包みをあなたは、つるりときれいに解いていたね。そうして僕は、クッキーを手に入れたりした。あなたは模様の付いた包装紙を四角くたたむと、冷蔵庫のとなりに差し込ん ...
日付順文書リスト
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ナナナ
BOOKEN...
自由詩
3
11/5/21 1:15
あつくなるなつのはんしんはんぎ
ホロウ・シカ...
自由詩
4*
11/5/21 0:55
水の流れるだから
アキヨシ
自由詩
3
11/5/21 0:33
井の中の蛙、大海を知る
1486 1...
自由詩
1
11/5/21 0:23
落下
シホ.N
自由詩
5*
11/5/20 23:57
思わぬ場所で同僚と遭遇するのは新鮮な感じ
kauzak
自由詩
2*
11/5/20 23:57
あなたとわたしの物語
綾瀬たかし
自由詩
1
11/5/20 23:28
オシエテクダサイ
御笠川マコト
自由詩
0
11/5/20 23:24
にんげんのこころ
オノ
自由詩
2
11/5/20 23:24
長靴のホコリと
砂木
自由詩
15*
11/5/20 23:03
魚類、落つ
雨伽シオン
自由詩
2
11/5/20 22:53
When do you kNow?
百瀬朝子
自由詩
2
11/5/20 22:46
鍵と人
健
自由詩
3*
11/5/20 22:14
五月の童話
salco
自由詩
11*
11/5/20 22:10
夏恋
涼深
自由詩
5
11/5/20 21:39
因幡
セガール、ご...
自由詩
1+
11/5/20 20:57
整理整頓
電灯虫
自由詩
6*
11/5/20 20:35
海辺にて
はるな
自由詩
3
11/5/20 20:11
共存
朧月
自由詩
1
11/5/20 20:04
イメージ
はるな
自由詩
4
11/5/20 18:52
名前のない鳥
花形新次
自由詩
4*
11/5/20 18:31
電脳港
月音
自由詩
1*
11/5/20 17:27
うたたね
mugi
自由詩
20*
11/5/20 12:52
口内炎
〃
自由詩
2*
11/5/20 12:49
パーソナルスペース
塩崎みあき
自由詩
13*
11/5/20 12:34
時は流れても
花形新次
自由詩
3*
11/5/20 8:27
詩と散文を作る手段全般についての情報と意見交換 part1
過去ログ倉庫
11/5/20 6:59
青い海の向こう
いてゆう
自由詩
3
11/5/20 3:30
トリッパー
番田
自由詩
1
11/5/20 2:29
手紙
佐倉 潮
自由詩
5
11/5/20 1:30
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5.64sec.