僕が少しずつ積み重ねていった積み木が
ふとしたことで一瞬で壊れてしまった
色んな要素が組み合わさって
それなりに大きな積み木になっていたのに
全てが終わりに近づいていった
僕はそれに気づ ...
きみを救うのはだれだろう
水底でうずくまるきみのせなかを
撫でるやわらかいてのひらをもつのはだれ
きずつかないために
きずつけるしかしらないきみは
しんでもいいような理由を ...
研ぎ澄まされた五本の配列が
私を誘う
息を呑んで見惚れる
あの人の指の先端部は滑らかなカーブを描いて
心に刺さってしまった
ああ
その鮮やかな三日月たちを
どうか私の肌に ...
麦の穂がりいりい、とゆれる
すみれ色をした空想の
行き着くあたりで
番犬みたいにとびまわってる
ぼくは忠実なひばりでありたい
かなしみをかなしむとき
いつくしみをいつくしむとき
太陽 ...
薄紫の
花を
目が食べ
目覚めたとき
その直後も
草を食むように
咀嚼しつづける
夢見の歯車
ふと遠い日のすももの果実
熟れて柔らかに割れ
したたって染みる
濃い赤紫 ...
交差点の向こう側遥か車の渋滞が続いている
一体これはどうしたことだ?
聞こえるのは轟くバイクのエンジン音
白い突攻服を着た暴走族の大群だ
巻き込まれないようにハンドルを左に切った ...
知ることの無力さを知り無味を知り知らぬままいる恐ろしさを知る
上下する正しさのある胸のうちに 隠し持つ劣等の甘く腐れる
寂漠の砂地は濡れずざらざらとながれる雨の無情さ ...
かなしみは波打ち際でさざめいて泣き砂を踏むひとの無力さ
110601
パールホワイトの大型車なんかが走っているのは
我が国だけだろう
西欧人からは
なんという非常識な色だと言われそう
新型のフォルクス ...
{引用=モンキーズ・ダイジェスト}
エステティックサロン ビッチクラフト代表 竹野ユメ講演
「美の魔術師と呼ばれて」より抜粋
(略)体内物 ...
やきにくを
くいにいっている
じぶんだけ
なかまはずれ
なので
ふろにはいる
いえで
おみくじは
ちゅうきち
じかんがむだ
3000年ぶりに
蓮の華が開いた
泥の池の中で
世界は変わる
天恵は再び
人類の上に
取り戻され
魂の交信が
すべての地の上で
復活する
神が降臨する
金色の光を伴って
長い黄 ...
そんなことお前が決めることじゃない
可能性は/私の
みえないほどあるようです
限界がみえたらいいのに
雨のわっかをみながらそう思う
そういえば
雨に濡れない方がいいのだっけ
...
なにもかもが縺れた朝に
六月が
しくしくと雨を浴び
痛い痛いとさけんでいる
犯罪者もペテン師も
愛しきも憎きも
背に負って
痛い痛 ...
問題は外側に無い
常に心の内側にある
悩んでいるのは
その事物について悩んでいるのではなく
その事物に執着があるから
愛に悩み
憎しみに悩み
金に悩み
人間関係に悩み
病気に悩む
...
宙ぶらりんの石畳
青ざめたかたい宙
道はつらぬかれ
私を覚えているのは誰もいない今
空は冴えわたる
距離は明け
星の霊園の夜を封鎖する
たどりつくまでに
永いわだちを
...
「落ち着くために君のすることのすべては、大きく深呼吸することだよ。」
メモ書きが机の上においてあった。
誰が書いたかも、誰がおいたかもわからない
そのメモ書きを見て私は妙に安心したのだ。
...
約二億回目の呼吸をした僕は
約一億回目の呼吸をした僕を想った
あの頃は生きる意味を捜し求めて
自問自答をして苦しくて、苦しくて
今では捜し求める余裕も無く
ただ毎日を消費している ...
{引用=すきなものがたくさんあった
ある、女性歌手はそのふうけいのさきに
ひとりきりのみらいをみた}
*
すきな人がたくさんいても
私のことをよくしる人はひとり ...
きっと 自分を失っては
生きてはいけないのかもしれない
遠い街並みを 私は見た
流れる風の中で
時の色を私は感じた
*
夢見ることの虚しさに
私は多くの虐げられたもの ...
寒い言い訳を聞きすぎた
無知を咎めれば
美術館の中にしか無いような
完璧な理屈で叩きのめされる
赤ん坊は合理的な方法を知っている
意に適わなければ泣きわめけばいい
僕らは赤ん坊に見 ...
遥か昔、遺伝子に書き込まれた渡りなのに
都鳥たちは不安げに北に向かった
ずっとここに居てはいけないのかと
問うように翼を少し傾けながら
さっきまで浮かんでいた水面は
桜の花びらが埋め尽く ...
音無き朝露のひかりと
踏みしめる土の匂いと
肌を包む ひんやりとした空気と
ああ、こんな朝は、その腕が恋しい
レイニーレイニー、
甘いくさびとしての水滴が
ぼくの頸椎の4番目くらいを目指して
さかんに落下してくるのだ
メイデーメイデー、
苦いくびきとしての水たまりは
雨粒をよけるたび大きくなっ ...
半年片思いの元カレと電話
彼女が出来たんだって
どんなに面白おかしく
話をしても
どんなにふざけてみても
心の中は豪雨
地盤 ...
字が個性的だと
遠まわしに言われてきたから
嫌がっていたけど,
今回ばかりは
それがかえって
気持ち伝えると思って
だから
書きます。
お元気ですか。 元気です。
...
寂しいと叫んでも
だれにも聴こえてなかった。
苦しいと嘆いても
道化と笑われた。
ならばいっそ
わたしは道化になろう。
泣き虫みたいなメイクで決め手、笑えばいい。蔑んでくれ。
どうぞわたしの存在 ...
{引用=モンキーズ・ダイジェスト}
故・鳥丸孫一郎氏回想録「わが温故知新」より抜粋
ここはメタセコイアの群生する山の深奥。遥か下方のせせらぎを木立
の虚ろと鳥の囀りの ...
久しぶりの実家へ歩く道の途中で
幼い頃からあったガソリンスタンドが
跡形も無い、さら地になっていた
少年時代にキャッチボールをした
友達の古い家と庭を塗り潰すように
まあたらしい ...
夜道にぽつり
焼鳥屋の赤提灯が、揺れて
暗がりの地面に映る
丸い灯りの場も、揺れて
濁った世間の暗闇で
この両肩にずっしり乗せられたものに
膝のくず折れそうな、夜
...
日付順文書リスト
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日付
All ended
SEKAI ...
自由詩
0
11/6/2 1:47
ゆるやかにおやすみ
佐古
自由詩
2
11/6/2 1:28
赤い誘惑
伊織
自由詩
4*
11/6/2 1:08
即興
あまね
自由詩
14
11/6/2 0:45
目覚めの鮮度
シホ.N
自由詩
6
11/6/1 23:49
白い暴走族「豪狼飛神龍」
1486 1...
自由詩
0
11/6/1 23:38
未練
はるな
短歌
1
11/6/1 23:36
泣き砂
〃
短歌
0
11/6/1 23:34
マリッジブルー
あおば
自由詩
4*
11/6/1 23:20
マイ・レヴォルーショナル・エステティック
salco
散文(批評...
4*
11/6/1 22:49
ヘリオ と ロープ
6
自由詩
0
11/6/1 20:31
3000年ぶりの蓮の華
ジム・プリマ...
自由詩
8*
11/6/1 19:30
水玉模様の傘
朧月
自由詩
1
11/6/1 10:36
六月の背中
草野春心
自由詩
5
11/6/1 10:05
内側
渡辺亘
自由詩
2
11/6/1 9:48
星の光
こしごえ
自由詩
3*
11/6/1 7:51
出立
ぬるぽがっ
自由詩
2
11/6/1 4:13
呼吸
るい
自由詩
1
11/6/1 3:48
生活
山中 烏流
自由詩
7*
11/6/1 1:58
いつもの木陰
番田
自由詩
0
11/6/1 1:46
ブギーマンズ・ステージ・ファー・ア・ライト
竜門勇気
自由詩
0
11/6/1 1:30
約束の地
西天 龍
自由詩
4
11/6/1 1:24
朝日
リュウセイ
自由詩
0*
11/6/1 1:13
レイニーレイニー
あまね
自由詩
10
11/6/1 0:49
心と雨と涙
くゆら
自由詩
1*
11/6/1 0:42
重なる。
電灯虫
自由詩
8*
11/6/1 0:35
『クラウンクラウン』
et cet...
自由詩
0
11/6/1 0:33
眠り姫
salco
散文(批評...
2*
11/6/1 0:09
空からの手紙
服部 剛
自由詩
4
11/5/31 23:59
夜の赤提灯
〃
自由詩
2
11/5/31 23:57
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5.48sec.