きのう庭で生まれた
背中の骨が
まだすこし痛い

鏡を撫でて
まなじりを擦る
靴のひもがほどけた


ここにいるの
ここにいるの
ここにいるの
ああ そこにいるの?

...
夜明け前に隅っこに追い遣られた君は
行き場を失い
長過ぎる時間を持て余し

爪を噛む

ボロボロになった爪の先を揃えようと

また爪を噛む


そしてひとりぼっち
夜の隅っこで
寂しくなんかないよ ...
  婆さんが呆けた顔で笑っている
  海のものとも山のものとも知れぬ婆さん



  老いた記憶をさぐっていけば
  そこしれぬものが埋まっているはずなのに
  婆さんは呆けた顔で笑って ...
行為も二度目なら
少しは痛さも
やわらぐなんて思ったら
大間違い
あなたの貧弱な
その短小チンポでも
異物挿入感に変わりはない
はめたくはない
正直気持ち良くないし
その一言が言いた ...


不憫にも
後々悔やまれることがあるとするならば
自然とは(我々を全く理解しようなどとは思わない)ということ 。
人々は突然愛する誰かを失ったときの哀しみを、時化に受け立ち向かう ...
グレープフルーツ3個目食べる

お先真っ暗もどん底も気のせい
毎日手探りで明日が来るのか分からん
生まれてこの方ずっと下り坂で底が見えんからどん底知らず

女の子たちが泣いて喜ぶプロポーズ ...
子どものころのお城
あたたかさがあった
手のしわはもっと
今よりすくなかった

子どものころの倉庫
たくさんのものをつめた
頭のなかはもっと
今より色とりどり

窓を開けて や ...
私は行くのだろう
何を そこで 考えさせられたとしても 
最初から 私は 考えた
そして そこから 私は 何かを開始したのだ
いつも 不確かではないことは 
私の回りには何もなかったとい ...
眠りにつくのが怖い
また目覚めたいのか
もう目覚めたくないのか
本当は分からないけれど

笑いあうと寂しい
笑顔が 声が
消えてゆく瞬間が
必ずそこにはあるから

出会えば切な ...
君と手を繋いで 歩く
赤い赤い 夕暮れの道
ふたりの顔は 負けない位 赤かった

握る手が 汗ばむ程に 熱を帯びて
切ない位 君を 感じているのに

「もっとずっと、一緒に居たい…なんて ...
あなたは
毎月というわけではないけれど
三十二日目の決められた日に
季節は流れるのだと言う

あなたは
今日は三十一日だから
明日になればまだ冬の余韻の中
次にやってくるのは春でしょう ...
好きな歌をうたうように
自分の願いを言葉にできたらいい

今日はずいぶん湿った空

暗い雲のむこう側は見えないけれど
きっと今夜もいくつかの流星が
音もなく燃え走る

今日はずいぶん ...
手を繋いで歩いた夕焼けの中
出来るだけ 顔を見ないようにしてた
寂しくなるのが 分かっていたから

どうしてちゃんと 目を合わせなかったんだろう
「最後」がいつなのかも 知らなかったのに
...
 
 
 
【灰色の銀貨】
 
 
 
 世界の一部が被災した時に
 手作りの歪なダンボール箱にささやかな願いを込めて
 投げ入れた一枚の銀貨は今
 瓶に入った ...
四角い部屋に集って
さようならの会をした

丸く集まってた殻の中から
去ってく人を見送る

もたれたりもたれられたり
重く長い日々の
太陽や雨や風の
話を延々繰り返した

おじさ ...
日向にむかって、
老いている、午後には、
じゃれあって、
折りたたみの傘をもつように、
別れることにそなえている、
口のまわりをよごして、
愛なのだという、
いくつものことを同時には、
...
片方の翼が傷ついた水鳥

もう思うように飛びたてない

仲間たちと一緒に飛びたいのに

舞い上がることができない


あの青い青い空に向って

もう自由に羽ばたけない

黒い ...
ジーザス
その掌を十字架に繋ぎ止める
楔の持つ結束力 
ぼくときみ

裏側から向こう側を見つめ返そう
ブラウン管を見つめてる
スクリーンを見つめてる
モニターを見つめてる
ペ ...
ぼくのことを悪く言うのはやめてください
とみちのまんなかで
いってみるのと

もずくだいすき

いってみるのと
どっちがいいのか

たぶん
りょうほういったらいいとおもう

...
あるひきみは
ねむらないことにした

さみしくなったら
おいでよ
いつでもきみを
なぐさめてあげるから
と、いって

なぐさめられるりゆうなど
そのときぼくにはなかった ...
すみな めくな ゆられ
ここく ついや ほせち

ならめ ひくき とずれ
ひしま わのせ ゆゆる

こまろ みのみ こそげ
わるせ なみく のむみ

のぞむ ゆめよ はだよ
ちりに ...
田舎道 そのまた裏は 蓮華草

雲雀飛ぶ フロントガラス 残る雲

菜の花に 凍えた朝の 土の音

嫁入りに 虹がそよいだ 春一番
美しい塩素の匂いの立ち込める街。頭にサボテンを生やした優しい女を私は追いかけている。酔っ払った夕闇の恐るべき魔術が彼女を不可視光線にする。抑圧された者たちの声が路地を駆け巡り原因と結果が出会うあの交差 ... もしも
ピアスをあけるなら
耳でも鼻でも
ヘソでもなく
余った皮にあけるだろう

ナニをする日は
リング状のを付け
うまい具合に
チンポを通し
剥けてるように
見せるだろう

...
北 横殴りの吹雪 
厳しく美しい その事態を 知らない 彼らが
雪原で 凍えながら 夜空を見上げている きみのことを
南 さらさらした柔かな 砂浜の上で サングラス越しに
スクリーンから 眺め ...
くされ縁
「好き」も「嫌い」も
紙一重


離れても
磁力みたいね
くっつく{ルビ様=さま}


ライバルか
 敵か味方か
切れぬ糸
転んだはずみで
地球のコアに近づいた

膿みたいに
どくとくと脈打っている

心臓の周りにへばりついてるみたいだ
ポンプが上下するたび
わたしは息をする

わたしと平行に
地球は ...
また 泣いている
性懲りもなく

言葉をかくものは
言葉でやられる

ソングライターが
急性ストレス障害になる

画像プラス言葉は
激しい

揺れる
揺れる

心も脳も
...
やっつんはバカだなあ

一千万 貯めて帰って来るって言ったじゃないの

大うそつきだ

いくら一人が好きだからって
一人ぼっちになることないじゃん

いくら東京だからって
三月三日 ...
 風呂釜の底に片手をついて
 へたるように湯に浸かる
 今日も温かい風呂に入ることができた
 ありがたい
 日々の罪は洗い流せただろうか

 湯船でぼんやりと頭上に目を遣り

 「無 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
not complex佐古自由詩111/3/31 13:31
この冬が終わったならA.Yusa自由詩111/3/31 12:59
忘れる草野春心自由詩2*11/3/31 10:41
セカンドヴァージン花形新次自由詩2*11/3/31 8:31
失うひとの哀しみは (仮連作)アラガイs自由詩3*11/3/31 6:20
ストロベリーショートケーキカチキ自由詩311/3/31 4:26
ふとんみのりつむぎ自由詩411/3/31 1:44
番田 自由詩211/3/31 1:43
おやすみなさい青井とり自由詩211/3/31 1:22
さくらんぼ望月ミサキ自由詩111/3/31 0:38
「三十二日目のこと」ベンジャミン自由詩611/3/31 0:33
「流星」自由詩411/3/31 0:24
会いたい望月ミサキ自由詩011/3/31 0:23
灰色の銀貨綾瀬たかし自由詩011/3/30 23:49
送別の会朧月自由詩211/3/30 23:39
ナポリタンのおもいでmugi自由詩2*11/3/30 23:23
もう一度橘祐介自由詩311/3/30 22:31
エルサレムの売春婦 / ****'99〜'03小野 一縷自由詩3*11/3/30 22:18
もずくだいすき6自由詩311/3/30 21:45
僕らの失敗小川 葉自由詩411/3/30 21:02
のむる み なみ砂木自由詩4*11/3/30 20:32
春先ススメ俳句011/3/30 20:31
自動記述ぎよ自由詩211/3/30 19:56
もしもピアスをあけるなら花形新次自由詩2*11/3/30 19:02
slide away / ****'99〜'03小野 一縷自由詩6*11/3/30 18:05
NS極のように結川菜青川柳311/3/30 17:58
脈打ちマフラーマン自由詩2*11/3/30 17:58
やられた森の猫自由詩5+*11/3/30 16:38
やっつん遠山律子自由詩011/3/30 15:29
有罪の根結川菜青自由詩2+*11/3/30 15:19

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加筆訂正:
忘れる/草野春心[11/3/31 12:02]
またまた書き換え。
忘れる/草野春心[11/3/31 10:55]
ちょっと書き足し。
4.94sec.