公園に暮らす薄汚れたおじさんは
低い木の上にあるベッドで眠る
段ボールや衣類で組み立てた防壁
雨の日にはブルーシートの屋根を敷いて
公園に暮らす薄汚れたおじさんは
一日中ぼんや ...
プラスチックに入れられた 三個のタイヤキ。
自転車で しゃかしゃか走るのに一所懸命で
折り重なって 上蓋を圧迫ぎみの危険に気を配れない。
赤くて細い 一本の輪ゴムに運命を託す。
...
お客様 忘れ物でございます。
振り返ると 拗ねた私が席に座っていた。
すいません ありがとうございます。
お礼をいい 私の手を引く。
夕方 電車に乗る。
空いている座席がなかったので ...
足跡を確認します
見慣れない足跡はシカトして
友達の友達マークは確認します
あと君の足跡が
あぁないなーってしゅんとします
不思議
足跡があるだけで
こころが ...
樹と水と夜
波の下の島
森のはざまの道
しじま 明るく
緑の行く末
曇は曇を視る
すぎる狼煙
高く細い声
丸い角が沈み
翳りのなか浮かび
遠い縦 ...
今日もまた
結婚式の終わりを通りすぎた
積み上げたものが崩れぬよう
扉を閉じる
からだのあちこちにある
うなじが熱い
今 ...
眼球の
血管ばかり追っている
あきらめのかたちをかたちに
廻しながら
松江を訪ねて
黒白にくっきり浮かぶ松江城曇り空にはすっくと立てり
訪れしハーンの家に蛙すみ涼しき風が吹きいたりけり
掘割の舟に揺られて風涼し宍道湖よりの水たたう川
掘割の路の ...
1
小糠雨の止む
午前十時の
霧起つ街路では
弱い日光を
全身に溜めた
雨粒が
エレジーとともに
消える
無色透明の中の
一筋の色ガラス
たちの群れ
粒子のように渡 ...
飛行機雲がかかっている
港湾事務所のひび割れた窓の外に
海はすでに手続きを済ませ
気体との区別を曖昧にし始めている
偶然という言葉だけでは
もう生きていけない
...
少女少女少女少女少女
六月の庭には
唇を引き結んでいる
うまくうたえないよ
雨が髪を伝う
少女少女少女少女少女
ぬかるみを爪先立ちで渡る
溺れないように
スカー ...
この先は川でいきどまりのはずなのに…
帰ってゆくオランウータン
帰ってゆくパンダコパンダ
帰ってゆくオットセイ
帰ってゆくコアラ
じてんしゃにのって
はた ...
梅雨前線
低気圧
湿って
じとじと
一日中の雨
太陽光はなく
昼でも
薄暗い北の部屋
聞こえるのは
雨だれの
音ばかり
寒いのに
蒸し暑く
頭を置いた ...
秘密だよ
誰にも言っちゃ
ダメだよ
2人だけだよ
貴方にだけは
わかって貰いたい
貴方もわかりたい
味方じゃない。
後戻りできないよ
逆戻りはできないよ
後悔はさせないよ
...
高速を飛ばし
300km
白バイも
追いつけない。
南風を受け
口笛を吹く
カーステを
フルボリューム
君もこれで
スピード狂
命が軽い
死と向き合せ
小刻みにゆれる帽子の主は
彼は
彼も詩をかいているに違いない
(だってまるでわたしみたいなのだもの)
そんな気がして
(不躾であります)少し覗いてみたのです
彼のメガネごしに
しかし ...
電話もメール遠慮して
出さない。
返事も無いまま
毎日を過ごす。
成就したら
思いっ切り泣くだろう
君となら分かり合えると
思う。
神様は全て知っている。
愛だけ愛だけ
信 ...
境界は曖昧だ
進むか 止まるか
迷っている
何時だって
境界は曖昧だ
夏が来て
巨きな足で僕を
やさしく踏みつぶしていった
蟻より小さく
原子よりもっと小さく
僕は
ただの言葉になった
それから南風に運ばれ
...
恋してる人は
ばかみたいに熱がある
直射日光みたいに直視できない
強になってる暖房機みたい
恋してる人は
前線でコトにあたるといいよ
無敵で不敵な
シュプレヒコールで恋人との ...
信号無視するあなたが好き
駆けることもなく悠々と
赤いランプの意味をかき消して
あなたはそんなあなた自身が大好き
私よりも家族よりも誰よりも
孤独の壁はそびえ立ち いつまでも近づけな ...
西暦21XX年
外宇宙へ追いやられたマッドサイエンティスト
長年の研究の成果を駆使して
地球へ復讐する機会を伺っていた
惑星製造機で造り上げた地球そっくりの星
湖の形も島の位置 ...
雨が濡らす新緑の並木道
歩道を楽しげに歩く老婆と中年の女性
一つ傘の下まるで恋人のように腕を組み
女性は老婆の顔をのぞき
満面の笑みを浮かべて話しかけ
老婆は斜め上、女性の顔を見つめ
ニコ ...
ポコチンの黒い色は
使い過ぎの色
色素が沈着した
使い過ぎの色
フルチンのあの人の
あの人の股間に
ぶら下がる古くなった
バナナのような
ポコチンの黒い色は
使い過ぎの色
蟻んこだって生きてるもん
わいだって生きてるもん
人肌があったかい
寂しくもなります
外 ...
目に見えぬ素敵な鳩が飛んできて君のメールを僕に差し出す
生きること会うも別れも死ぬことも別に理由は要らなくない ...
朝顔の苗を植えてから眠りたい
朝顔の種を蒔いたのは遠いむかし
空が晴れ渡る季節だったから
プランター 淡いひかり
うすむらさき「街角
ジョロ(夕立 白い指先
うすべに色の ...
既に友と ...
私は この 長すぎる夜の中で
何を思えばいい
私は歩いた
きっと この とても 長い距離を
景色の向こうに
星たちを見た気がする
それに手を伸ばしていたのはいつだったろう
もう ...
月に行きたい
と思ったので
行くことにする
頭に月が広がる
色、固さ、兎、、、、
頭の中で考えれば考える程
心は現実に戻されていってしまう
また失敗だ
次こそは
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
公園のベッド
1486 1...
自由詩
2
11/6/3 1:58
一緒に食べよ。
電灯虫
自由詩
5*
11/6/3 0:45
私の視線
〃
自由詩
5*
11/6/3 0:38
足跡のページ
こころゆくま...
自由詩
1
11/6/3 0:02
ひとつ うつろい Ⅴ
木立 悟
自由詩
6
11/6/2 23:30
ノート(迷路 Ⅱ)
〃
自由詩
2
11/6/2 23:29
ノート(迷路)
〃
自由詩
1
11/6/2 23:28
松江を訪ねて
生田 稔
短歌
1*
11/6/2 23:16
なみだ
塩崎みあき
自由詩
6*
11/6/2 22:37
飛行機雲
たもつ
自由詩
2*
11/6/2 22:02
水の器
ミゼット
自由詩
1*
11/6/2 21:55
城址公園の傍らの川沿いの道は通学路なのだった
石川敬大
自由詩
14*
11/6/2 21:27
フリーズ
森の猫
自由詩
10*
11/6/2 20:09
わかってるね
ペポパンプ
自由詩
3*
11/6/2 20:07
ルート68
〃
自由詩
2*
11/6/2 19:58
喫茶店にて
c
自由詩
3*
11/6/2 19:47
恋しちゃったの
ペポパンプ
自由詩
3*
11/6/2 19:42
黄色
徘徊メガネ
自由詩
2
11/6/2 19:16
夏が来て
草野春心
自由詩
4
11/6/2 15:15
恋する発熱塔
朧月
自由詩
4
11/6/2 13:53
信号無視
れもん
自由詩
5*
11/6/2 12:36
クローン帝国の侵略
1486 1...
自由詩
1
11/6/2 10:44
雨の交差点2
……とある蛙
自由詩
15*
11/6/2 9:44
黒い色は使い過ぎの色
花形新次
自由詩
2*
11/6/2 8:10
おんなのこ
サワメ
自由詩
3
11/6/2 5:34
ナッシュヴィル
TAT
短歌
1*
11/6/2 4:24
ショーロス No.5
アラガイs
自由詩
4*
11/6/2 4:02
dragon phantom
TAT
自由詩
3
11/6/2 3:47
ボトルシップを浮かべた日
番田
自由詩
1
11/6/2 2:29
月に行きたい
一華
自由詩
0
11/6/2 2:05
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
3525
3526
3527
3528
3529
3530
3531
3532
3533
3534
3535
3536
3537
3538
3539
3540
3541
3542
3543
3544
3545
3546
3547
3548
6.25sec.