きみはなぜ
わたしではないのだろう
このからだのなかに
なぜきみはいないのだろう
わたしがおもうかんかくの
そとがわにあるかんかくを
なぜひとつしかない
かんかく ...
東京
何でもあるが
大したものは無い
唯、女に綺麗を許してくれる
好きにさせてくれるのだ
そこが大阪とも福岡とも違う
半ば人の幻想で造られている東京は
だから墓地によく似た姿をしてい ...
神様の手のひらから粉のような星が
銀紙のような雪が
娘たちのまぶたにふりかかって
あたたかい子宮に
世界中の悲しみが戻っていく
なにもこわいことはない
宇宙の奥の奥のような
青いドレスが ...
眠りからとけると
部屋はあいかわらず
自分色に汚れた壁床
今日こそ外へ
世界を捉えにゆこう
風に晒されにゆこう
くるまるシーツをはがし
自己臭に鈍った嗅覚でさえ
感じる匂い ...
火を食べる川
その川のようになりたい
なりたければ仰向ける空へ返す仕草を
かみしめたまま忘れないこと
石の尖りを解かれた頃には
流れの起伏をたどっていることだろう
いつかは溢れ、落ち着くと ...
そのひとが
最後のひとで
ないことを
きみはそろそろ
認めるべき
家にいたってなんにも無いと 久々の一人暮らしをしてみたけれど
徐々に背中に忍び寄る孤独 右も左もわからない生活
言葉遣いだってなんだって ぜんぜん違うから余計に孤独
どこに行こうにも試行錯誤 ...
坊主はぼうずであってボウズではない
などと訳の分からないことばで遊んでいたら
ボウズがとつぜんやってきて
わたしたち仏門を小馬鹿にした生き方にはかならず罰がくだるで せう
などと マジ顔で言う ...
にゃーちゃん
その首筋に
そっと
顔をうずめると
とても
安らいだ
気分になるんだ
ほのかな
洗濯の匂いと
慣れ親しんだ
肌
ぐぅぐぅと
寝息をたてて
ぐっす ...
憲法記念日に
僕は床を磨いた
ブルーハーツを聴きながら
せっせと床を磨いた
日本列島という
案外と大きな床も
そろそろきちんと磨く頃だったろう
佳しなはどこまでも 佳し ...
深緑まぶしい首都に
パレードの列が続く
国旗を振って喝采を叫び
国歌を高らかに朗じながら
パレードの列が続く
薄曇から時々日の差す首都に
パレードの列が続く
聖典を読む ...
天に敷き詰められた灰色のふとん
かみさまがおねしょをしたから
ほら、雲間から
かみさまが恥ずかしそうに手をふってる
雪国育ちだからと言って
スキーが出来るとは限らない
沖縄に住んでるからと言って
泳ぎが上手いとは限らない
夏が好きだからと言って
スイカが好きとは限らない
容姿端麗だからと言っ ...
すでに川は
平坦な静けさの原野にひとを集めて橋をつくり
横たわる大蛇の骸であったから
サンタクルス
ナザレ海岸の大西洋の落日を眼鏡に映して
修羅のあゆみはヨーロッ ...
こんなときに こんなことを想うなんて
どうかしてると 人は言うだろう
ふと 隙間を覗けばいつも見えてしまう
小さな翳【かげ】り
辛さは人によって違うことも知 ...
何色のスカートで羽が開くのか
ぬかるんだ睫毛に虹が掛かる
あの日からもうずっと君を見ない
エム、
午後九時
決まって木槌が目に付いて
隣室ではジャズのボリュームが上がる
*
...
上手に絵を描こうとしても
それが思い通りにならないように
ある夜夢の中で素敵な未来を見てしまったら
現実的な未来を考えることは
遥かに遠い星に辿り着こうとすることに似ている
誰にも約 ...
つまがつくってくれた
べんとうをたべるのは
いったい
なんどめなのだろう
けんかしたかずと
おなじくらいに
なったんだろうか
であったときは
いちどきりなのに
...
いきていることに
かんしゃしなさいと
ひとにおしえてあげるのは
ちょっとちがう
いきていることに
かんしゃしてる
そうおもっている
だけでいい
おしつけよう ...
ゆるやかに
もう乾涸びてしまいそうな川の
もう息絶えてしまいそうなせせらぎを
聞きながら
顔つきを変えずに
下ってゆく川面を見ている
投擲する石礫は対岸に届くことなく
力なく落下して ...
長く歩いてくると
道に落ちているゴミの類い
しがらみという糸屑や
負い目というガムの滓
義理という不燃物
扶養義務って言う海綿動物の亡骸
みんなすねに絡み付いて
どうにもこうにも ...
私は子供、刃物が怖い
私は子猫、太陽が怖い
私は綿飴、割り箸が怖い
私は信号、視線が怖い
私は耳、イヤフォンが怖い
私は目玉、テレビが怖い
私は骨、布団が怖い
私は声、壁が怖い
...
たばこのけむり
あいまいのなか
そっと
てをふるもの
ひかり
ふりつもるゆき
とうめいなゆき
ぼくを
ふちどるもの
ひかり ...
満たされなければ
埋め尽くそうとする奔流が産まれて
満たされてしまえば
表面張力に負けそうな不安に
何処までも落ち着く事の無い
彷徨う旅のように
今日も私は貴方の捜索を始める
短くなった
夜をうち捨て
靴の裏で
光をつぶした
だれでも
知っている
夜の次は
朝だ
そして立ち昇る
あいま ...
忘れてください
なんて思ってもいないのに
やっぱりいいです
なんてごまかしてる
言えない言葉ほど
私にとって大事で
言えないからこそ
ずっと想い続ける
ホントにナイスタイミング。
一瞬のためらいもない言葉は 気持ち先行で 認識が後から追いつくぐらい。
隙間を探して 疑いを差し挟むのがもったいなくなる。
受け取る私も 発したあなたも 言葉に置いて ...
あと九作品だ、が目の前を通過する。
あと九作品なんだよ、よ。到達まで。
今まで侮っていた。
こんなに長い道のりだったなんて、思わなかった。
この前初めて気付いて
やっちまったなー。
後悔し ...
息が
詰まりそうになるのです
ワンルームに一人
孤独が
のどに絡まって
嗚咽すら出ない
あめがふっている
あめがふっている
息苦しい
喉奥に水滴があつまっていく
緑色のものがうまれはじめた
くぅら
くぅら
口の中に植物園
木立に紛れて
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
共鳴
小川 葉
自由詩
2
11/5/4 0:26
5月3日
salco
自由詩
6*
11/5/4 0:24
わたしのかわいい少女たち
アヅサ
自由詩
4
11/5/3 23:47
道を歩いて
シホ.N
自由詩
4
11/5/3 23:13
川
理来
自由詩
6
11/5/3 23:01
旅びと
佐和
短歌
3
11/5/3 22:18
君が大好きなんだ
SEKAI ...
自由詩
0*
11/5/3 21:34
坊主
草野大悟
自由詩
0
11/5/3 20:46
にゃーちゃん
森の猫
自由詩
14*
11/5/3 20:42
憲法記念日
yumeky...
自由詩
3*
11/5/3 18:27
パレード
〃
自由詩
1*
11/5/3 18:24
かみさま
マフラーマン
自由詩
2*
11/5/3 18:21
限らない
subaru...
自由詩
2*
11/5/3 18:07
修羅の影ではなくて
石川敬大
自由詩
11*
11/5/3 17:57
翳【かげ】り
tomoya...
自由詩
1*
11/5/3 17:41
エス、七回目の後悔
古月
自由詩
2
11/5/3 16:17
幾千通りの未来
ベンジャミン
自由詩
6
11/5/3 14:30
ひとつ
小川 葉
自由詩
3
11/5/3 12:49
感謝
〃
自由詩
1
11/5/3 12:47
川面はゆるやかに
within
自由詩
8*
11/5/3 12:40
支払い停止を宣言しよう!
……とある蛙
自由詩
6*
11/5/3 11:49
私は
プル式
自由詩
4*
11/5/3 10:27
ひびき
草野春心
自由詩
4
11/5/3 10:09
searchin' for
れもん
自由詩
3
11/5/3 9:59
火
草野春心
自由詩
3
11/5/3 9:54
みえない言葉
朧月
自由詩
2
11/5/3 8:51
ナイスタイミング。
電灯虫
自由詩
4*
11/5/3 2:20
九
理来
自由詩
3
11/5/3 0:02
Solo
syuon
自由詩
2
11/5/2 23:57
みどり座
アキヨシ
自由詩
1
11/5/2 23:10
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
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5.37sec.