たとえば 会話はキャッチボールなのに
いきなり暴投されたときのひとの戸惑った瞳
それでもボールをひろいに行って
丁寧に返球するひとの思いやり
...
空白の日々
大地は揺れ、海は押し寄せた
人間達は誰一人、抗う術を持たなかった
空白の日々
誰もが一人で生きる事を認めた
そこには表層的なコミュニケーションしかなかった
空白の日々
...
スクリーンの少女が吐き続けている青いゼリーを唯一の光源とした地下室の底を 全身の血を逆流させるようなシンセサイザーの息づかいが 脈々と這い擦っている 水槽に閉じこめられたおまえは ガラスの壁を両手でひ ...
例えの一つ
それは「きみの手が背中に触れる」こと
二つ
「葉桜の下で覚める、今年のつつじの鮮やかさ」のこと
三つ
「平穏の走る音」のこと
雨宿りをしたくなる季節に
置 ...
君の読んでくれた詩、素敵だったよ。だけど僕の心には響かなかったな。君は「他人」のために読んでいるの?
僕には誰もいなかった
いつもそれは 確かなことだった
だけど いつものことだった
僕は場所を探そうとした 君のために
見ている その 風の中ではないものたちよ
だけど かまわない それが 風 ...
節電ムードの中
いっぱいに
電気の明るい部屋で
うたた寝をして
しまった
少しの罪悪感と
安らぎ。
罪悪感は
安らぎを
与えてくれる
貴方の夢を見た
逢っ ...
一年生になった息子が
おねしょした
小学校には
楽しそうに通ってるけど
子供は子供なりに
新しい環境に緊張してるようだ
昨年
死んだばかりの父も
あの世でゆっくり
...
葬儀場では僧侶がお経を唱え
遺された息子と母親はじっと
額縁から微笑むひとに
何かを、語りかけていた
お焼香の短い列に
思いの他早く僕は腰を上げ
額縁から微笑 ...
http://www.youtube.com/user/melonmaeda#p/a/u/0/-V1WgjuIFu8
愛してるくせに
無視してるんだね
リアルな恋は
素直じゃないと
...
文字は重機のように
深く掘り下げるとしても
埋めなくていいのです
さらさらと戻ってゆくのだから
文字はナイフのように
切り裂いてゆくとしても
応戦しなくていいのです
ぴたりとふさがる ...
冬枯れの畑に立って
鯨色のジャンパーを着込んで
二月の夜空を見上げ
父の書斎で拝借した
古ぼけた万年筆を
夜のインキに そっと
ひたし 流れる雲の
切れ端に綴った
あなたへの手紙です
...
あなたが不幸でありますように
あなたが不幸でありますように
心から笑える日なんてあなたに訪れませんように
胸の奥底にはいつでも深く暗い影がさしておりますように
あなたの細い指先はもう二度と何一 ...
声ききたくなるのをがまんしている
きのう職場でいやなこと言われた
声ききたくなるのをがまんしているのに
いやなこと言われたこともがまんしている
きっとあなたもそうだったんだろう
ぼくにはそう ...
何億の
ひとたちの中心軸で
生産される架空のベッド
おやすみなさい
武装を剥ぎとってねむる子供たちを
今夜は守って、
あすには明け渡す
対岸にだれも待たない橋を
壊れやすいのでひとりで ...
「なんでもないよ」
うそやかくしごとには
必ずしっぽをつけて
手さぐりで
さがすから
許しあえないことが増えないように
いつも気持ちよく居られるように。
...
田原俊彦君は、
ぼくの友達と同姓同名だった。
スターだった。
ぼくらはテトラポットで、
いちご味のポッキーをくわえて、
世のはかなさについて語り合った。
ぼくの友達は、
とてもで ...
わからないから不安になるんだよね
好きなひとの心うちと
明日の空模様
開けてびっくりでは困るけど
あてにはならない春の天気予報を頼りに
ご機嫌いかがなんて訊ねてみる
わたしから ...
偽りと
思うわりには
求め合う
無味乾燥な
光り滲んで
両端から両端へこぼれる
曲線や
歪み
音や温度
どこへでもゆく
手のひらの斜度
細いもの 丸いもの
煙のち羽
光のち水
絨毯の上の恐龍と
黒 ...
扉の手前で
踵と
爪先が
転ばぬ靴に
しっかりと
収まっていることを
確かめる。
右手で押した
扉が
ばたんと
閉じて、
今日 ...
電柱の傍らに
人が立っていた
面接官、と書かれた名札を
首からぶら下げて
前を通り過ぎようとすると
採用です
そう告げられた
面接官は去り
替わりに名札をぶら下げて ...
描く対象は
何だっていい
重要なのは色
色の
組み合わせ
鮮やかさ
描かれた形あるものは
描く契機に過ぎない
重要なのは色
色の
組み合わせ
鮮やかさ
小さな枠のなかで ...
サクラを観ない年がこの歳になってやってくるとは思ってもみなかった。
確かにサクラは咲いている。が、サクラの中で酔うことなく、風景の一つとしてのサクラ花。淡いピンクの染みぽつり。ぽつりぽつりの悲し ...
階段の灯りをLED電球に交換した
ちょっと薄暗いけど
四万時間の寿命だという
居間から二階の寝室まで
三十秒あれば昇りきるとして
電卓をたたいてみた
五十年は切れることはなかった
ぼ ...
抱かれたくない人だった
反吐が出るような人だった
シラフだったら
絶対ムリな人だった
体重は0.1トン超
この気温なのに汗だく
恋人同士に見られたら
ちょっとやってらんない
やっぱり忘 ...
底ふかい
ながれる霧の
亡失のよあけに
サインのかげりがうかびあがると
ゑづは
狂いはじめ
つよくあしでまといの舌苔
怪訝と
したたりで
烏合を吐きだすつぶてに
そまる
...
クリストファー・ロビンはいつも女の子のように思えるのだった
ちいさな胸にはメルヘンを抱いていた
肩をおとすようにも祈るようにも描かれていた
世界は居心地のいいところではないようだった
100エ ...
人称はひとりぼっちで夢見る
ケーキナイフ、反復して、二等分の春、
ささやかなものだけを集めながら、
痩せていくのを望んでいる
空腹は僕に似つかわしい 欲しがりな僕に
もう欲しがらない(で ...
木々や林や大木が
海が足元が その鉛色のジャングル地帯や
腕や遠景や丸窓の彼方燃え上がるや
地草、枯れ果てるや
種子膨らみが
空を持ち上げる白い大 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
おそくても
結川菜青
自由詩
3
11/4/19 5:01
Empty days
田無
自由詩
0
11/4/19 4:35
クラゲチアノーゼ
魚屋スイソ
自由詩
8
11/4/19 2:31
初夏
山中 烏流
自由詩
2*
11/4/19 2:31
詩の朗読
yamada...
自由詩
1
11/4/19 1:31
君への詩
番田
自由詩
2
11/4/19 1:26
うたた寝
森の猫
自由詩
4*
11/4/19 1:08
おねしょ
小川 葉
自由詩
4
11/4/18 23:58
いのちの灯
服部 剛
自由詩
3
11/4/18 23:41
♪愛してるくせに
A-29
自由詩
1*
11/4/18 23:30
もじ
朧月
自由詩
6
11/4/18 23:05
夜のラブ・レター
佐倉 潮
自由詩
3
11/4/18 21:53
あなたが不幸でありますように
只野亜峰
自由詩
1+
11/4/18 21:46
プーさんと階段
吉岡ペペロ
携帯写真+...
8
11/4/18 21:37
流域(good morning)
しもつき七
自由詩
8
11/4/18 21:24
『家族になる』ということについて その2
はなもとあお
自由詩
1
11/4/18 21:21
田原俊彦
はだいろ
自由詩
2+
11/4/18 20:21
落ちるひと
恋月 ぴの
自由詩
20*
11/4/18 20:15
逢引きの瞳
結川菜青
短歌
1
11/4/18 19:46
夜に落ちる
木立 悟
自由詩
2
11/4/18 19:43
転ばぬ靴
小鳥
自由詩
2
11/4/18 19:36
面接
たもつ
自由詩
6
11/4/18 19:18
病院にて
花形新次
自由詩
2
11/4/18 17:46
忘れられない顔
……とある蛙
自由詩
7*
11/4/18 17:25
あどけない話
たま
自由詩
21*
11/4/18 17:11
抱かれたらイヤな人
花形新次
自由詩
0
11/4/18 16:51
ゆめのゑづ (幻肢の砦たち)
乾 加津也
自由詩
14*
11/4/18 15:53
プーさん、あなたはだれだったのか
吉岡ペペロ
携帯写真+...
2
11/4/18 14:58
四月十八日
古月
自由詩
4
11/4/18 13:46
巨人
ヨルノテガム
自由詩
2
11/4/18 12:14
3488
3489
3490
3491
3492
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
3504
3505
3506
3507
3508
3509
3510
3511
3512
3513
3514
3515
3516
3517
3518
3519
3520
3521
3522
3523
3524
3525
3526
3527
3528
5.22sec.