今日も誰もいない浜辺で
自分自身などなくしているようだった
私は 立ちつくしていた
季節の中で 藍色だった
人の心をいつも歩いていく
〈ダージリン〉なんだか枕元から気恥ずかしさがよみがえってきます 。
あなたの袖を引っ張ってみたり
言い訳をしてみたり
はがゆさと弄らしさが顔を出してきて
ためらうフリル
そんな休み ...
君が覚えていることを、僕が忘れてしまった。
君に話したいことがたくさんあった。
僕の記憶に残った、わずかな空白。
ずっと、ずっと溜めて大事にしてたんだ。
確かにここにあったんだ。
で ...
泣かないで
海を見ている
あなたの指先から
夜が始まる
死なないで
風に吹かれて
あなたの肩先まで
星がこぼれる
言わないで
きのうのことを
訊かないで
あしたのことは
...
ひからびたせと
よどんだふち
ながれないみずは
ふはいしゅうをはっし
もはやかわのていを
なしていない
きみはなにが
ほしいのか
みずか
ながれか
...
折れたクレヨン
「使えないよ!」なんて言わないで!!
半分こすれば ほら二人分
喧嘩もしないよ
見た目なんかいいの
みんなの役に立てれば!
落ちたオリーブの枝を拾って ハリボテの独裁者 ...
これが嘘だと言って、あなたはどこまで信じてくれるだろう
なぜなら私は
自分が正直者であることに
誇りを持っていて
あなたは私が嘘を付けないのを
私以上に理解してることを知ってい ...
遠く、響くことない
千切れた血潮
吐いた。宇宙になった
キラキラ光っていたよ目前
それは、個人的な幻で
あなたに刺さった針の先
おかしくなったと言えばほら
なんで、ど ...
その人には顔がなかった
ゆっくりと動く喉仏
見なくても分かる 嗤っている
高い位置から嗤っている
私の苦手な目をして
私の苦手な言葉を紡いでいる
その人には顔がなかった
...
きみと歩く
この細い並木道
きみが
春風だから
ぼくは飛んでゆくよ
くだらない
愛の歌だけ詰めた
おなかをかかえて笑うよ
...
その日の記録。
宮城県沿岸部某市内,内陸部にある職場にいた。
ちょうど子供らは午前中で解散。仕事区切りをねぎらう昼食会の担当になっていたので,予約してあった菓子と飲み物を店に受け取りに行っ ...
生ゴミの収集日…。
この僕が住んで居る地域の
ゴミ捨て場の生ゴミの山…。
群れを成す
黒いカラスたちが
カラス撃退用の
青色の防護ネットを
鋭く、尖った嘴で
強引に、突 ...
私の場合
蝿と被験体とが
融合しないってことのほうが
まあ問題だったわけだが
考えてみりゃ
そりゃ当然
彼の被験体だった彼自身の身体にだって
顔蝨
毛虱
腸内 ...
あのとき電話でなんで謝ったん
もう8年も前の事
わたし何も覚えてへん
なんとなしに言うたん
特に意味はないん
でも考えしま ...
輸血パックに詰めた精液を啜りながら、きみは万年筆を走らせている。唇からこぼれた白が青いインクで刻まれた文字列に滲んで、たちまち海となった。そこから生まれた少女は桃色のゼリーに包まれていて、透けて見え ...
眼のなかに眼がある
僕の眼のなかの眼は
遠い彼方の星に視線を投げて
すなわち自らを投げ
僕の閾ではないその場所から
ひるがえって僕の眼を見る
僕の眼もまたそれを見返す
彼方にある ...
ぽつり、ぽつり降りそそぐ
傘は、まだいらない。
雨の粒がひとつ、ひとつ、舞い落ちる。
掌に舞い落ちた、小さな粒。
こんにちわ、あなたたちは何処から来たの?
山のほうから来 ...
パイパンの女がやってきた。
早稲田に落ちて、
第四志望の大学に通っている。
まわりが馬鹿に見えてしょうがないらしい。
顔は、
ひとつひとつのパーツが大作りなので、
離れてみると不細工だけれ ...
一
ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
ピチピチピチピチピ翳ピチピチピチピチピ
ピチピチピチピチ翳蕾翳チピチピチピチピ
翳チピチピ ...
鍋を割る
三和土に打ち付けて
引き戸を閉めて
でたらめに跳ねる鍋
鍋はでたらめに跳ねる
跳ねる鍋はでたらめ
悪いのはぜんぶ俺
何者かの妻の握り締めた鍋は孤独なもの ...
くだんの事を
耳にしたことは
あろうか
人に牛と書いて
件
凶事の前兆に
生まれ
その集結と共に
死ぬという
件とは
人の身と牛の頭
又はその反対とも
伝えられ
...
泣いちゃだめ
いつもいつもそう想ってきた
泣いちゃだめ
そう想うほど涙はわいてきた
ひとりにならなきゃいけない
泣いちゃだめ
弱くあってはいけないと
泣くことを自分に禁じたいのに ...
うたがきこえる
絶唱というほどのしずけさで
明け方の信号機の明滅をみて
ふいに口をついた
うろおろのむしと
そのとき手にしていたものの
かわらない白さが
指に食い込んで
ただ塩 ...
{引用=
海面からみあげるとこんもりとした森が公園である
ブランコと藤棚のフジ
それからベンチ
蛇行しながら遊歩道の鎌首をもたげる
ぼんやりした外灯がともる
雨ざらしの石段をの ...
...
...
飲みかけのコーヒー
食べかけのプリン
吸いかけた煙草
死にかけの犬
読みかけの本
書きかけの日記
脱ぎかけのズボン
掛けちがえたボタン
揃えられないブーツ
禿げたマニキュア
散 ...
雨戸の隙間から草の根、その蔓延る音
脊髄に住む父親の手紙には、咳の匂いが染み付いている
大文字と小文字が事細かに交差する場所の夜明け、わたしの血液中の鉄分はすべて磁石で盗まれてしまった ...
樅の木の側を通る時
風が傍らを過ぎて行った
針葉樹の若葉もやはり若葉らしく柔らかい
初夏の午前の空は広く
雲は脇に浮かぶ
鳥逹はそろそろ繁殖を迎える
生命あるものは躍動感に溢れ
この季節 ...
長い風が吹いている
僕は遠い未来から来た旅人だ
人々があざ笑うのが僕の目に見える
僕もまた殺された一人なんだ
遠い未来から風が吹いてくる
その風を一人一人が感じて ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ミラー
番田
自由詩
3
11/4/29 3:08
チューリップ
アラガイs
自由詩
3*
11/4/29 2:59
君が殺した僕と君。
ユーリ
自由詩
1*
11/4/29 2:44
浜辺
浩一
自由詩
6*
11/4/29 2:40
川
小川 葉
自由詩
4
11/4/29 2:33
折れたクレヨン 落ちたクレヨン
subaru...
自由詩
0*
11/4/29 1:38
耿耿
やや
自由詩
1*
11/4/29 1:15
みどり
di.di.
自由詩
0
11/4/29 0:59
顔のないひと
三奈
自由詩
20*
11/4/29 0:51
並木道
草野春心
自由詩
5
11/4/29 0:45
五十日目の日記
縞田みやぎ
散文(批評...
29*
11/4/29 0:30
カラス
カズヤ
自由詩
0
11/4/29 0:13
転送
藪木二郎
自由詩
0
11/4/29 0:03
裏書き深読み恋煩い
くゆら
自由詩
1
11/4/29 0:02
2277-01
雨伽シオン
自由詩
2
11/4/28 23:55
眼
シホ.N
自由詩
4
11/4/28 23:36
雨
藤村 遼太
自由詩
2
11/4/28 23:15
パイパンの女
はだいろ
自由詩
2
11/4/28 23:07
習作
藪木二郎
自由詩
1*
11/4/28 23:05
鍋を割る
茶殻
自由詩
1*
11/4/28 22:45
くだん
森の猫
自由詩
10*
11/4/28 22:13
雨のはしっこ
朧月
自由詩
3
11/4/28 21:54
白色バーニング
mizu K
自由詩
1*
11/4/28 21:36
書き記さなければなにも残らないノートに
石川敬大
自由詩
13*
11/4/28 21:29
sadame3に捧ぐ
TAT
自由詩
6*
11/4/28 21:10
ユナイテッド
〃
短歌
1*
11/4/28 20:25
波動
はるな
自由詩
4
11/4/28 18:03
夜明け
たもつ
自由詩
4
11/4/28 17:25
夏の始り
蒲生万寿
自由詩
0*
11/4/28 14:57
浜
yamada...
自由詩
0
11/4/28 10:16
3493
3494
3495
3496
3497
3498
3499
3500
3501
3502
3503
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3506
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3508
3509
3510
3511
3512
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3516
3517
3518
3519
3520
3521
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3523
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3526
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3528
3529
3530
3531
3532
3533
5.59sec.