ひもとくと聞いて
巻物の紐を解く様子が
しぜんと思い浮かぶ
しかし
その書物は何で
誰が
いつ
ひもといているのか
その疑問をひもといてみせたい
いわば
物語を紡いでいるものを
...
目の前の、自由への扉を開く
たった一つの鍵は   
この掌に、置かれている。 
強く生きるんだ
泣かないで
歯を食いしばって
威厳は高く、腰は低く

ひるまない
負けない
強く突き進む
帆を広げて全速力

時に休んで
時に遊んで
時に戯れて
時に冗談を
...
誰とも話さない
味方がいない
友達がいない。
孤独である。

苦しみが体を
駆け抜けてゆく
四面楚歌
皆敵である。

世の中に必要されるにつれ
人と付き合わなくなる。
楽しみが ...
ばあちゃんが亡くなった
でも涙が出ない
あんなに世話になったのに
泣きたいのに泣けない

なにか死んだと言う事が
理解できない。
またひょっこりと出てきそうな
気がしてならない。

...
メールはただの文字ではない
あなたの想いがいっぱい

温もりのある文字の集まり

逢いに行けない夜は
メールに今の想いを乗せて
何度か行き来させている

電話とは違う風が ...
カットバンを剥がしてみると
赤かった傷は薄皮をかぶって青くなっていた
どうして血は赤いのに
皮膚の下では青く見えるんだろう

そんな疑問を高校生の時に生物の先生にしたら
先生になったばかり ...
あんぱんの黒色革命に怯える夏


子午線で縄跳びをしている少女たち


電磁波を避けつつ齧るラムネ菓子
髪を切った君に吹く風は

新しい何かを運んだかな

結えないほど短くなった髪が

少しだけ嬉しそうに揺れた気がした
 
僕の喉を撫でながら

嬉しそうに君が云う

「私の好きな声を生むここが好き」

その時の君の声が

僕は何より好きなんだ
 
  山道の途中
  荒れた道の真ん中に
  母が落ちていた
  僕はそれをリュックに詰めた



  川に至り
  清水で口を漱いでいると
  父が流れてきた
  僕はそれ ...
しんとした耳に
スズメのさえずり

どこか遠い国の言葉で書かれたラベルの
パイナップルの缶詰を
慎重に開け
ガラスのお椀にヨーグルトと混ぜて
冷蔵庫にしまう

部屋を訪ねると
ベッ ...
この街に雨なんていらなかったはずなのに
梅雨が来たからってだれひとり喜ぶ術もなかったのに


転ぶようにして降りる戸越公園駅のみじかいホームは
いつも苦手だった
ドアカットがなかったころの ...
港町を
女の子と歩いていた
正直、
まったく楽しくない
第一、話がまったく噛み合わない
彼女は体育大学出の
ばりばりの体育会系で
本などほとんど読んだことがないという
その点、俺ときた ...
左様なら・・・・・・
乞うご期待の時空間

眠る

ねむる さようなら
    わた…し
※婿島のアホウドリ 小笠原
 羽毛採取の乱獲100年
 個体数2000ほど
 鳥島から雛を避難

海面に浮き上がった獲物を
風を味方にして
長駆滑空して捕らえる
海の女王

羽ばた ...
わたしがこんなに苦しいのは

心のコップが、からっぽだから。

輝く人に囲まれて、「自分も」と思うたび

心のコップの水があふれて、

気づけばコップは、からっぽになる。

自己実 ...
 
 
僕らの日々は
いつも少し淋しいから
食べたり
話したり
触ったりする
電車が止まる
それがあなただったと
後日人から聞いて
初めて知った
 
 
 行かないでほしい と
 テレパシイなら何度でも送りましょう
 言葉はあなたを遠ざけました
 言葉はあなたと出会わせました
 卑怯者!ペテン師!と罵声が飛び交う
 美しい午後があいさつし ...
村上春樹のスピーチを聞いて、何かしら心動かされるものがあった。震災から3ヶ月、少しだけ立ち止まって考える時間ができたように思う。あの日から私は何も変わっていない。しかし、大きく変わっている。原発の問題 ... 遠くまで行こうと
行きたい場所まで行こうと
歩いている
ながいあいだ

誰かがきて
話しかけてくれる
嘘を交えて
ながいあいだ

声、オーロラも見つけてくれない場所
反射する ...
雨暖簾 指で弾けば せせらぎの歌
風暖簾 指で弾けば {ルビ和=やわ}らぎの歌

雲からの弦がピンと背筋を伸ばし
南からの弦が未来に引っ張られる

雨音 風音 音の階段 一気に駆け上がれば ...
詩を書こう
とびきりの詩を。
読んでくれ
生まれたばかりの子供のように
最期は『ハウルの動く城』でいけ好かねぇキザな魔法 ... 頭の中が少し
ぐしゃぐしゃになって
ユーチューブで
学生のころ
流行っていた
邦楽のPVをじっと聴いてみた
モーニング娘。
ゴスペラーズ
ラルク
ゆず
GLAY
ドラゴンアッシュ ...
綺麗に洗われた
牛乳瓶の中から
片目で空を見る。
歪んで見える景色は
太陽の眩しさに隠された
真の素顔かもしれない。
もう片方の目で見る
眩しすぎて直視できない
煌く姿も素敵だ ...
チッチッと時計の秒針が回ってる。
音が他にないから
チッチッは目立って聞こえる。
部屋の空気は密封されすぎて
部屋に詰められている。
部屋の中は複数の棚があり
各棚には無数の人形が置かれて ...
淋しくて名も知らぬ草生やしてみる


残り湯に藪蚊が浮かんでいる


いろんな果実がなる庭だ


階段で猫がとおせんぼしている


乾からびた刺身が跳ねる海は何処だ
ことばで繋ぎ止めることの軽薄と残酷を知っているつもりでいても、ことばに繋ぎ止められることは何だか快感であるような気持ちがする。ということをふっとおもった。ことばはとてもたやすい。信じやすい。信じや ... 道に迷っているときは
道しか目には入らない
そのうち心の中に
悪い気持ちがあふれる

あの時こう言ったのに
私はこうしてあげたのに
私はではじまる言葉が
ざわざわとわいてくる

救 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
ひもとく中川達矢自由詩6*11/6/17 20:45
金の鍵 服部 剛自由詩111/6/17 20:41
負けないでペポパンプ自由詩4*11/6/17 19:55
ノーフレンズ自由詩1*11/6/17 19:55
おばあちゃん自由詩1*11/6/17 19:55
メール夏川ゆう自由詩011/6/17 19:53
わたしの青とんぼ自由詩211/6/17 19:41
黒色革命冬野 凪俳句2*11/6/17 18:45
新風徘徊メガネ自由詩211/6/17 17:58
発生自由詩111/6/17 17:54
山道草野春心自由詩311/6/17 17:33
美味しいものガマパックン自由詩111/6/17 16:40
午後の雨脚たま自由詩20*11/6/17 16:01
女の子と歩く真山義一郎自由詩2211/6/17 14:42
オ ・ ヤ ・ ス ・ ミ日紫由自由詩011/6/17 12:44
詩 あほうどり……とある蛙自由詩1111/6/17 11:32
今しかないからM.N.自由詩111/6/17 9:58
日々のたもつ自由詩211/6/17 8:37
海へもどるc自由詩1*11/6/17 6:11
私たちを支配するもの遠藤杏散文(批評...3*11/6/17 3:44
ながいあいだ竜門勇気自由詩211/6/17 3:17
梅雨空の調べsubaru...自由詩10*11/6/17 2:15
緑色の看板と私番田 自由詩1+11/6/17 1:38
最後の晩餐TAT自由詩2*11/6/17 1:33
再会まで秋也自由詩011/6/17 1:16
牛乳瓶電灯虫自由詩8*11/6/16 23:51
待つということ自由詩4*11/6/16 23:49
エデンの園冬野 凪俳句011/6/16 23:43
2007-2008.4 うつつ探し、あるいは刺青はるな自由詩111/6/16 23:10
迷い道朧月自由詩211/6/16 23:02

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