すべてのおすすめ
遠くばかり みていると
いまを みうしなってしまうけど
遠くをみてないと じぶんを
うしなってしまうから
いつでも星を さがしているんだ
言葉を逆立ち、させてみても
結局、詩にはならなかった
考えてみれば当たり前のことでも
泣いている自分は誰、なのだろう
逆立ちした言葉は、はらはらと零れて
何でもないもの、になってしまう

 ....
失ってしまったと
知らせに突かれて
霧雨の中へ飛び出したから
取り込み損ねた洗濯物のように
さびしく湿ってしまった

    時計は無慈悲に
    時を奪っていく装置
    刻んで ....
抱き合うことで
すくわれるたましいの
とおく
海を泣いて

あなたが翔けていく
わたしもはしる
とおく
たましいの

秘密の場所
わたしは
自由だった
わたしとして

ほ ....
空港で偶然君を見かけた

スーツケースを下げて急いでいた
思わず声をかけようと思ってやめたよ

なんだか君の姿が疲れていたから
なんだか君の顔が寂しそうだったから

一緒に暮 ....
僕は一度舞台を降りてしまった

僕は
なにもかも 失ったと思った

欲しいものは
永遠に手にできないけど
それは
僕が決めることじゃない

人生が舞台だとするなら ....
もし
どうしても
どうやったとしても
このゆうやけが
おわらないとしたら
わたしは
あなたに
あなたは
わたしに
なにを
はなせば
いいのだろう

もし
どうしても
どう ....
うっとうしい毎日
何もしたくなくって
喧噪の中で友達の声が
頭上を漫然と通過していく

雨が降っているのを見るのが好き
出かけたくない理由が
優しく降り込めてくれるようで

 ....
鉢植えの花が咲いていた
色とりどりの花々が咲いていた
しかし どいつもこいつも嘘っぱちに思えて
可憐な花びらをえいっとばかりにつねってやった
花の香りに誘われて蜜蜂が飛んできた
蜜蜂が耳の周 ....
本を捨て風を追え
光の鉄筆を持ち
刻むがいい
化石となり残る言葉を
考古学者が
その意味を追うだろう

ノートを捨て雨を打て
声にならない慟哭を
写すがいい
降り積 ....
風が吹き抜ける
うたから零れる水滴に
滲んだかなしみを知る

きみを包む町から
初夏の気配を纏って訪れたうたは
インクの匂いをさせながら
紙を静かに滑り落ちて
こころの中に海を創る
 ....
あなたは、遠い所に行ってしまった。
追いかけたりはしない。
きっと、私には和光のほうが似合うから。
私は、今日もダンス教室の窓にへばりついて、
電車が通り過ぎるのを、ただ眺めるわ。
 ....
見えない風で
街を満たしていく
それは流される疑似餌
のようなものではなく
濁流の中で耐える小石にも似て
揺らいで見えるのは
まぶたの裏の潤みの中で
抗う魚の影か

   立体駐車場 ....
枯れすぎると
言われる事はない
息をしている 間も
枯れる事が決っている

咲かないのは
枯れた事ではない
咲かせないのは
枯れさせたいのではない

その花瓶に手折る
瑞々しい花 ....
詩は酒やポルノよりもたちが悪い
人間を本質的に覚醒させてしまふ

人間に感情など芽生えさせるな
夢を見させるな
恋に酔はせるな

詩を味はったばっかりに
楽園を追はれたといふのに

 ....
去年も
そして
一昨年も
きみらは
ふたり
よりそうように
ここに
咲いていた

去年
そして
一昨年
ぼくらも
ふたり
よりそうように
ここを
歩いていた

今年 ....
ハナミズキが総苞に
厳しかった冬の名残を残すように
ひとのことばの端々には
生きてきた人生の痕跡を引き摺って


それは醜さの現われでもあり
それはしがらみのようでもある


引き ....
ぼくはイヌムギ

麦に似ているけど
人間にとっては有用ではない
でもそれは人間が勝手に決めたこと

今日もまた

朝の背伸びをしていると
子供に出会いました

どうやらぼくが邪魔 ....


































 ....
わたしは先生をやっている

算数、国語、理科、社会
みんな教えている

それはきっと
わたしが彼らより先に生まれたからだ


子供たちは勉強をしている

将来の夢を尋ねても
返 ....
ある五月
限りある少女の果樹園は
体中で太陽を吸い
体中で緑を吐きました


太陽へ、よりも、体へ
そう、太陽を忘れたときに最も太陽由来になる体へ、体へ、
の感嘆が ....
ベルトコンベアに乗っかってスプレー缶が流れてくるわけ
これにキャップを付けていくのが僕の仕事なわけ
僕はペイペイなので片手にひとつキャップを持って付けるわけ
右左 キャップ補充 右左 キャ ....
ため息は
紅茶の香りとともに
茜色の椅子ににじんでいく

夕日をスプーンでかき混ぜたら
もう一度新しい夕日が
生まれ変わる

角砂糖は
白い四角い砂のお城
きらきらと輝くけど
さ ....
{引用=小鳥のあおいへ}



君の目の
レモンのかおりするかたちで青い輪にふちどられた高く清んでいる空

少女だった
君は、
妻になり
母になり
私の恋人でもあって
今日、{ ....
わたしと一緒のときでさえ
素知らぬ顔でメールチェックする あなた
コーヒーをかき混ぜる仕草で
わたしのこころをかき乱す
いつの間にかミルクを入れなくなって
ショウウィンドウに映る姿を気にして ....
少しづつ はぐれるようにして
息のつけるところまで
霧雨が 庇う様だ

陽射しが吠えていた 
ハンドル握りながら
ひとすじの 血脈が
太陽に かかると思っていた

そして 同じくらい ....
もっとも言葉は
くりかえさない

ただ深く沈み
分解を繰り返しては
イメージを作る

器官の奥底で
脈動するのは
いつでもそうした言葉達である。
学割九千八百円の
上海行きの船が岸壁から離れていく
思っていたよりも船は速く
もう見送りの姿も遠く

   そのくせ船はゆっくりすすみ
   行方は遙かにかすんでいるので
   夢をもて ....
白い春の夕暮れ
浅い眩暈が意識を通過する
柔らかな距離がゆるやかに傾き
西に沈む誰かの声 遠い声

傍らの抽斗の中で
淡い儀式の記憶が疼く
それはやはりある春の夕暮れの
古い棟のうらさ ....
ぼくは詩人

時は自然に過ぎ
自然が時を過ぎ去っていく

今日もまた

朝の散歩をしていると
ほととぎすに出会いました

高い木の枝に止まったまま
ただじっと
遠くを見つめて
 ....
落合朱美さんの自由詩おすすめリスト(2390)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
そろもん(視力検査の話)- みつべえ自由詩1006-5-13
逆立ちの位置- 霜天自由詩306-5-13
湿った夜の回折格子- たりぽん ...自由詩15*06-5-13
セクスセラピィ- umineko自由詩12*06-5-13
@再会- 貴水 水 ...自由詩106-5-13
@再演- 貴水 水 ...自由詩106-5-13
満開の藤の下にて- 黒田康之自由詩706-5-13
*ト音記号*- かおる自由詩9*06-5-12
ろくでなしの詩- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-5-12
無題___(本を捨て風を追え)- たりぽん ...自由詩11*06-5-12
風を纏うきみに- 銀猫自由詩17*06-5-11
私、今日も和光で踊るわ- 壺内モモ ...自由詩5*06-5-11
風触- たりぽん ...自由詩906-5-10
白い蕾- 砂木自由詩11*06-5-10
詩人を撃て!- 三州生桑自由詩406-5-10
たんぽぽ- 草野大悟自由詩4*06-5-10
対話- 恋月 ぴ ...自由詩14*06-5-10
ぽえむ君−草魂−- ぽえむ君自由詩7*06-5-9
ひいて_ひかれて- ふるる自由詩10*06-5-9
「今日という日に」- ベンジャ ...自由詩10*06-5-9
五月の果樹園- A道化自由詩1006-5-9
僕の仕事- ヌヌヌ自由詩306-5-9
ため息- ふるる自由詩14*06-5-8
花葬_(かそう)- こしごえ自由詩22*06-5-8
マゴコロ- 恋月 ぴ ...自由詩15*06-5-8
知りたくなかった知りたかったものへ- 砂木自由詩12*06-5-8
言葉- 佐藤伊織自由詩1*06-5-8
埠頭・小さな決意の- たりぽん ...自由詩9+*06-5-7
遠い声- 塔野夏子自由詩15*06-5-7
ぽえむ君−時鳥−- ぽえむ君自由詩11*06-5-7

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