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やがて光が空から降りそそぎ
何かの形になると
それはわずかばかりの質感をもって
わたしたちの背中を押す
わたしたちは少し慌てたように
最初の一歩を踏み出す
でも決して
慌てていたわけでは ....
君の知らない深い悲しみを
僕は背負って生きている
そして君も僕の知らない過去の残骸に
足をとられては涙を流す


この街のプラタナスも深まる秋の気配に
すっかり色づき始めたよね


 ....
小さくて

可愛くて

甘すぎて


少しの熱で

すぐ熔ける
 
星の駄菓子


まるで


恋心



今宵の涙を

緩く固めて


鋭い三日月 ....
遠く鮮やかなコンコース
目を細めて見つめている
限られた空は 狭いがとても高く
ゆっくり目をしばたいてから
君は静かに体育館へもどった





君の青ラインのシューズと
 ....
真っ赤な苺をミルクの中で潰して、その中に1があったってだあれも気がつかない


あなたの「あ。」と言う声、1ですね











                 ....
・・・次に煮込みハンバーグの中に0を入れます

膝の裏に0がくっついたままだって、言った方がいいかなあ










            風は0っぽい匂いでした
 ....
枯れ落ちる
葉の上に声を震わせて
蒸散することのない深さ

やがて機能しなくなるであろう涙の透けた色に眩暈して

ああ雨の夜の崩れゆく{ルビ慟哭=どうこく}
スローモーションの叫ぶ先に
 ....
時計の秒針を追いかけて跳躍する
目の中で止まる動き
さらには滑り落ちて
  沈み
耳の中で方向を見失う
犬のようにではなく
あくまでも人の成れの果てとして
この(檻)の中で暖まる
外は ....
そこのT字路を左に曲がると
思わぬ出会いが待っている

見たこともない
まだらの猫とか

不思議なにおいのする
メキシカンコーヒーだとか


八百屋でおまけを してもらって
もら ....
愛しているようで
愛していなかった
それから落ち葉のように
視線は虚ろだった

何を着ても似合うのは
君のせいじゃないから
心配しなくていいよと
よく言い聞かせておくことにして
僕は ....
芝生を背にして仰向けになれば
溜息をこぼしても落ちることのない

空がある

青を吸い込んだ瞳を閉じると
そこには海が広がっていた


青空の公園で
僕は一羽のカモメだった

 ....
幾重もの等圧線の下で
雪虫たちは急いて冬を配り
息を白くするあしたは
ドアの外で待っている

羽根のように
踊り
うたう
白のひとひらは冬の鱗

北のまちでは
夏の半分と
秋は ....


鏡に沈む
愁いは波紋となって
私を揺らす

深さの計り知れない底から
ひきあげて
ひきあげて起し
唇に秘密を添えて
黒髪を噛み薄ら笑う
見苦しくはないかと

歪なのは私 ....
人になった人魚は毎夜
海を見て泣くという

そうだろうか

脱ぎ捨てた過去には
もう2度と
袖を通すことはない

どんなに
やさしくあろうとも

もしも
私が人魚な ....
 まだ眠気がのこっている朝に
 いちごジャムを食パンにつけて
 コーヒーをいれての朝食

 起きる間際に見た夢を反芻する
 小鳥が僕の頭に飛んできてとまった

 気分良く起きた朝
 ....
僕は眠るまえにいろんな物に

”おやすみ・・・”と言う

僕の部屋の中にいる死んで

眼に見えなくなった人々に

「おやすみなさい」

僕の好きなあの娘に

世界中の人々に
 ....
おばあちゃんがお金をもっているそうな
それはもう悪魔に心を奪われたものの言葉だ
いつも何かに怯えていて
何かを必死に守ろうとして
おばあさんらしくない必死な顔をして生きてきたおばあちゃんの
 ....
雲はいつでも
地上に降り立って
わたがしになる
準備をしている

でも
どうしても
なれない雲は
涙を流して
せめて、人々に
飲んでもらいたいみたいです。
ぶっちゃけ あんたのこと嫌いです。


「キモイしあいつっ。」
電車の中で言われたことです。

「はい。キモイですが・・・何か?」
そう心の中で思う私。

「あいつ昔かなりキモかって ....
あのころ
セスナ専用の飛行場が
遊び場のひとつだったのを
おぼえてるかい


南港に木星が浮かぶ時刻
僕らは自転車で滑走路に潜り込んで
西に向かって
ペダルをちからいっぱい踏んだ
 ....
アスベストの隙間に
霞んだ満月がいた
放置自転車はその光に晒され
僕の影は車輪の海に溺れていた
薄汚れてるはずの街が
星さえ忘れた街が
光を集め続けている
青黄赤に踊らされた
自動車の ....
幼い頃
僕の左手は よく包帯に抱かれていた

今よりもっと 周りよりずっと
何にも関心が無かった ±ゼロの絶対零度
凍った心に響くのは 痛みだけ

立ち入り禁止の野原の前で
有刺鉄線に ....
親父は定年退職し
母ちゃん専業主婦となり
息子のぼくは半人前

母ちゃん家計簿とにらめっこ
ばあちゃんが払う食費も1万ふえて
なんとかやりくりの日々であります

雨もりがあふれる床
 ....
やり残したことはありませんか と
問われたらなんて答えよう
みんな
どこに帰るのだろう

ふるさとはもう
名前も奪われて
体育館ばかりがきれいになる

過去は
ただのおとぎ話で
 ....
触れない唇
握らない掌

体中の
あちこちが渇くのです
潤して欲しいと
井戸を掘るのです

上手に
井戸が湧けば
わたしはきっと
すくわれる

井戸を掘るのです

時間す ....
 どうしたのさ
 うかない顔してさ

 このとおり
 地球は廻っているよ

 君一人ぐらい生きようが死のうが
 関係ないけど
 出会った人達の胸の中に君は生きているだろう

 今日 ....
さて、ここからが
あなたたちの本当のスタート
なのです。

いままでのことは
お互いのあたまの中で想像された
ヴァーチャルの暮らしだったと
父は思うのです。

さて、今日からが
本 ....
国道沿いのマクドナルドで
あなたのシルエットを買った
伝えたかった言葉で
支払いを済ませる
足りなかった文字が、あったような気がする



4時限目の鐘が
モノレールをつたって、とど ....
今よりも夜が濃くて

あれは雨のにおい

ところどころ綻んだ焼き煉瓦の

ちいさな坑道に二人でうずくまっていた

ゆがんだ廃線のレールに

しじまを乗せた汽車を見送っていた

 ....
柿の実色に日は暮れて
通学路に残ったチョークの○も滲む頃
街中の電線にたわむ百舌たちは
嬉々 嬉々と啼いて安堵する

それを羨む秋の傍らで
きみに書きあぐねている手紙は
お決まりの挨 ....
落合朱美さんの自由詩おすすめリスト(2390)
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