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僕達は此処にいる
この川に隔てられ
君と僕、大空の下
絶え間なく落ち続ける

洋上で過ごすように日がな一日
此処で待ち続け絶えず思い出し損ねる
なぜ僕達はやって来たのか
なぜ僕達は此処 ....
白い波頭が押し寄せ
次から次に押し寄せ
崩れ去ってゆく
跡形もなく

私たちは 私たちは
何処から来て何処へ去るのだろう?

白い波頭が押し寄せ
次から次に押し寄せ




 ....
夜が深まっていく
連絡がつかない、繋がらない
隣室からコツコツと壁を打つ音、間欠的に
遠くの森を手繋ぎ歩いた愛娘は
青春を謳歌しているだろうか、今頃

夜が深まっていく
オレンジジュース ....
坂道に
水の流れ、
大量に 
夜の透明、
車は行き交い
飛び込んでいく
人、人、人

君はスマホの
中に居て
綺麗な声で
歌っている
聴いたことのない
異国の歌を
夢見心地 ....
斜光射し込む裏庭で
子供が一人うずくまり
紫に色づく紫陽花を
両手で触れながら
眺めている

うねる夏の夕暮れ
深まる闇

子供はやがて居なくなり
闇に包まれた裏庭に
紫陽花だけ ....
静けさを聴く川蟬や風の音

風の舞う月夜に集う天使達

風一吹き粉雪散らす初冬かな
静かに静かに暮れる時に
涼風秘やかに空気を揺らし
懐かし憧れの未知からの訪れ
還流しながら予感に巡る

余りに忙しい社会の営み
余りに貪欲な資本の増殖
逃れ逸脱、寡黙に落ちれば
戻って ....
燦々と
陽は降り注いで芽は弾け
花は開いて誰か居ぬ

誰かいたか?誰がいた?

記憶にうっすら響く余韻
懐かしく憧れた 
娘の顔が
逆光に浮かぶ

)きっとまた会えるから
)き ....
在るもの在るもの
ゆっくりと静止し佇む
夕暮れ時、
宇宙の巨大な静かさ
降って来る降って来る
くろめ川の水底は
ゆらゆらゆらゆら揺れ動いて
澄んだ水面の影呑み込み
そうしてなおいっそう透き通り
底なし底抜け 師走の大地を震わせる





 
言ノ葉
純粋な
木霊

なって
遠去かる宇宙

速度を
呑み返す
とき

宇宙は
やわらかな
うちゅう

なって
原初の混沌を
木霊させる

やわらかなう ....
mizunomadokaさんのひだかたけしさんおすすめリスト(11)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この川のほとりで- ひだかた ...自由詩1021-12-29
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- ひだかた ...俳句3*19-11-9
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春日の余韻- ひだかた ...自由詩619-3-9
推移3- ひだかた ...自由詩519-1-19
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ト_なって1- ひだかた ...自由詩418-12-8

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