傷つきやすいこころがあるならば

ひとを傷つけるようなことをしてはならない

喜びを感じるこころがあるならば

ひとに喜んでもらえる自分でなければならない

キンモクセイは夜のどこにあ ....
夜空に星をぶちまけて

ただ
ぼくのすべてを
きみに知って欲しかったんだ

天使よ

思い切り
吹き鳴らせ

もう
きみには
届かないのだから

最後のファンファーレを
盛大に
情報隔離週間と銘うち、読書、音楽鑑賞を控えた。

{引用=脳髄のインプットを減らし、自身の脳がどれだけアウトプットするかを

試してみたかった。書物は西東三鬼の句集をパラパラ捲る程度。

 ....
ひどく疲れた時ほど
眠るのが怖い
このまま孤独の名前を
受け継いでしまうんじゃないか、と
そのまま全てが書きかけのまま
止まってしまうようで

帰りに知らない店に足を向けて
名前もわか ....
長月の夜に
細かく降り注ぐ秋の雨
人も街も月でさえも
水煙で霞んでいる
そんな中
大地を真っ赤にできそうな
目一杯の彼岸花の花の群れに
小さな
水滴が
つく
時 ....
青い空
うろこ雲
空の端で
太陽はオレンジ色に染まり
今日にさよならを
告げる

歌を口ずさむ
随分冷たくなった空気と混ざり
微かに香る
金木犀を辿って
道路沿いの並木道

 ....
別に、大人びている訳じゃなかった。
煙草吸ったって酒飲んだって女の子を口説いたって喧嘩したって、それは小さな反抗心と大人の真似っこって事で。
仮面やら鎧やらを風呂に浸かってシャンプーで洗い流したよ ....
あなたの遠ざかるうしろ姿

を見つめたまま立ちつくす僕

が遠ざかる曇り空の下

の駅前が遠ざかる


あなたの遠ざかるうしろ姿

を見つめたまま

立ちつくす僕

をう ....
夕刻の列車
窓に頬を寄せて
待ち合わせの停車駅で
夕陽を眺める
ほんの九分間

たとえば
一日を振り返ってみると
夕食の献立が
浮かぶ
なんて、便利でいいのに

どんなときも
 ....
何度もあなたを殺していた
言えなかった言葉を尖らせたナイフで
いつの間にか覚えてしまった
人格者の微笑をまとったまま

何度もあなたを殺していた
愛憎の糸がこんがらがったロープで
い ....
スライドする
夜の窓辺

あかい灯が
高速に乗って流れていく

ひかりの背に乗った
過去と未来

一秒先の遠い未来より

今があることが
今であることが

こんなにもあたた ....
ほっといてほっといてほっといて



なんでそんなにだらしがないのか

なんでがんばれないのか

なんでやくそくをまもらないのか

どうしようもない奴だおまえは


そうなん ....
らんぷの灯の下で
古書を開く深夜のひと時 

遠い過去から 
著者のたましいが 
私にそっと、語りかける。 

いのちの宿る一行に 
無心で引いてゆく線は 
宇宙を貫く、流星です 
 ....
会うたび君は
不味そうな飴を一つ
僕に投げて寄越す

エレベータの中で
僕らの手は
そっと重なる

そして君の表情はいつだって
無しのつぶて


だけど、
焦らし合うマインド ....
俺は夜道
コンビニからの帰り道
考えごとをしながら歩き
歩きながら考えごとをし
メモを取ろうとふと立ち止まり
ああ手帳は
置いてきたのだったとふと
星のない空を見上げ
生気のない壁を眺 ....
俺の腐った幹の上に
枝葉が伸びて花が咲く

俺の腐った幹の下に
根っこが伸びて瘤になる。

俺の腐った幹の中
殻に包まれた自分がいて
自分の匂いに吐き気を催し

俺の腐った幹の中
 ....
{引用=まだ、私の夢に虚無は訪れていない}

スロウで駆けてくる
馬の筋肉の躍動が
私の夢を横切る

霧のように潤ったこの部屋で
枯れたダリアが
二、三枚の葉を落とす

紙風船のよ ....
あれは風の強い日
鳥たちは身を潜めて
星は口をつぐみ
月が涙を溢して
小さな命が産まれた

静かに響く
祝福の歌
力強く鼓動を刻み
生きている証を記す

温かく差し伸べられる手に ....
上澄みをそっとすくって
綺麗な挨拶をした
下心を揺らさないように
洒落たお世辞を言った

左旋回をしながら
美味しい笑顔を振りまいた
右向け右を向いたまま
爽やかなジョークを投げつ ....
蝸牛のうちで反響する叫びを
押し寄せてくる旋律を
海馬に刻もうと
目を塞ぎ
親指を噛んで
何もかも消えてしまえと
布団にくるまり
瞼の裏の黒い染みを

じっと

足元で
まどろ ....
四半世紀を懸けて架けた橋を壊してしまってよ


窓際に並べたコーク
牛乳に入れて飲むんだ
ぼくだけが加速していくの
倦怠を等分に切り分ける時計の中で


裸電球にかけてあげる ....
ヒガンバナ
もう咲き終わっているのに
熾き火のようにゆらめく赤
心の中で

一面に赤い景色など
見たことがあるわけでもないのに

忘れられないほどの赤など
目の当たりには
出遭った ....
目的はあったほうがいい

そのための

道標としての目標はあったほうがいい

そういうことが

しんどいことだと思うひともいるだろう

言葉は個人にとどかない

これを孤独と言 ....
ねこが脚をこねこねこねこね
こねくりまわし
ねこがこたつでこねこねこねこね
こねくりまわし

私 こたつでくねくねくねくね
本読んでだまり
私 こたつでくねくねくねくね
本読んでわらう ....
にごりえの底に潜む
あわぶくが僕なのです
みょうに取り澄ました
ことばが木偶なのです

よどみの中で悶える
あわぶくが僕なのです
おもいを取り逃がした
ことばが癪なのです

こ ....
なぜかしら
私には聞こえてこない
どうしてかしら
あなたには聞こえない

携帯の着信音
サイレントにしてないのに

雨の音が
消しているのね
昨晩の
私たちの小さなすれ違い
排 ....
足利の旧市街から渡良瀬橋を渡り少し行くと、草木のこんもり茂った小高い丘がある。男浅間神社だ。頂へと続く道を上っていくと、やがて視界が開け、渡良瀬川沿いに足利の街並みが一望できる。ハローワークから所在な .... 振り向いたっていいじゃん
だって後ろに目ないもん

泣いたっていいじゃん
だって誰も見てないもん

つまずいたっていいじゃん
だって僕がフォローするもん

キスしたっていいじゃ ....
玄関は春です
別れと出会いが
毎日
飽きることなく
繰り返されるから
わたしは
いつでも花を飾ります
薄紅色の花が
一番似合うと思います



浴室は梅雨です
温かい雨が降る ....
ららいらららいらい
誰がきょうも
種を飛ばす
やわらかく
芯はかたく

眼球は
きょう、うるおっていますか
かわいてるのなら
かけてあげましょう

えん罪のドラマをみる
ことば ....
月乃助さんのおすすめリスト(2699)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
夜のキンモクセイ- 吉岡ペペ ...自由詩1609-10-11
ファンファーレ- 風音携帯写真+ ...509-10-11
情報隔離週間- アハウ俳句5*09-10-11
anyone,anywhere- 瑠王自由詩5*09-10-11
彼岸花- 麻生ゆり自由詩7*09-10-10
飛行機雲- ミツバチ自由詩7*09-10-10
詩想- 黒乃 桜散文(批評 ...209-10-10
あなたの遠ざかるうしろ姿- 都志雄自由詩409-10-10
まちあわせ- かんな自由詩7*09-10-10
- nonya自由詩19*09-10-10
『夜の窓辺』- あおい満 ...自由詩5*09-10-10
ほっけって美味いよね。- ゆきちゃ ...自由詩409-10-10
らんぷの灯の下で_ー深夜の読書ー_- 服部 剛自由詩609-10-10
the_maze_4_me_(&_u)- 都志雄自由詩309-10-9
かいそう- 若原光彦自由詩8*09-10-9
- ……とあ ...自由詩8*09-10-9
顔のない夢- 瑠王自由詩5*09-10-9
また、会いましょう- ミツバチ自由詩4*09-10-9
上下左右前後斜め- nonya自由詩9*09-10-9
光の重み- within自由詩15*09-10-9
atoz(omit_root)- 鎖骨自由詩3*09-10-9
十月の彼岸花- 小池房枝自由詩409-10-8
孤独- 吉岡ペペ ...自由詩809-10-8
ねこのこねこね- しだ   ...自由詩2*09-10-8
あわぶく- nonya自由詩10*09-10-8
サイレント- 乱太郎自由詩16*09-10-8
渡良瀬橋_|夏至の空色- 都志雄自由詩209-10-8
正当化- 雪間 翔自由詩309-10-8
家と季節- 小原あき自由詩12*09-10-8
くもりから遠くまで- 唐草フウ自由詩8*09-10-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90