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もちろんYES
YESYESYES
並びに並んだ
あなたの名前
あなたの名前
あなたの名前
ときどきクリックしては
ウインドウを開く
あな ....
会うことができなくなって
一年が経つ
愛の残骸を舐めながら
目の前の幸せにすがりついて
白い胸に泣く
あなたにとった態度が
本当にこれで良かったのか
今だに
追憶の迷路の
同 ....
隣の人の冗談を
軽く聞き流して
ひとつふたーつ
大きな願望を抱いてみる
君が立てるならば
叶わぬ恋だっていい
きっとそれが
これからをつくっていく
今日も瞳に敗れつづける
残雪の上の土の機械
生まれたばかりの春のように冷たい
小さく静かに逝った星が
何も生まない姿をさらし
ひとつきりで浮かんでいる
次の宇宙がはじま ....
いつものように
笑ってるから
元気なんだと 決めつけないで
いつものような
笑い顔は
いつもヤリキレナイって ことなの
涙とか
ふくれっ面とか
そのままに
出せないってことな ....
汚れた傷は癒えない
そんなはずないけれど
血が出ている
腐ったような
溢れ出る憎悪が
僕を縛っていて
今にも真っ暗闇に消えそう
こんなに汚れた僕のような
醜くも同じ感情を
....
其れを届けたと 言うけれど
私には貰った覚えがちっともないし
納戸まで探してみたが痕もない 夕べ
熟すほどに{ルビ酸=す}い 果実は密かに割れる
慕うばかりに{ルビ過=あや ....
安心したいんだろう
ならおれの歌を聴け
わかりやすいリズム
耳ざわりのいい歌詞
お前の世界には愛が
どこまでもあふれる
そういう歌をいつも
お前に聴かせてやる
ケツを振って歌えよ
....
ある冬の 透き通った夜に
私はこっそり星の道をたどり
あなたへむかって
小さな旅に出ます
とても遠いかもしれません
とても近いかもしれません
私の着くべき所を求めて
思い出と夢を ....
湖畔の岸辺に漂う二鞍の
銀の舟を安臥しながら見つめて
一つ目の舟には太陽を
二つ目の舟には明の明星を
乗せて舟を揺らして遊んでいたら
そこには不動の友情が誇らしげに
....
紺に抱かれた地球の上の青
太陽の監視 瓶の汗
こんな季節に
転職したのが哀れ
上司の理不尽な罵声
しかし救われたのは
監視下の
雲の日食
冷たい風に吹かれていたい
道路にひっそり横たえた猫の様に
冷たい風に吹かれていたい
踏み潰された蟻の様に
冷たい風に吹かれていたい
いつかその風を追い風に変える為に
つららが融け垂れ
するする 降りてくる
屋根に生えた 羅列が
ほろほろ ほころんで
あぁ くっついてしまう
日向土に 落ちては
沁みる 旋律
クロサイが 泣いて
....
ぶっちゃけ
教室で君とふたりでいる時
めちゃドキドキしてるねんで
抱きしめたくなるし、我慢できんようになるねん。
けど、それをやったらおしまいやねんな〜
だから、我慢して ....
パスタを茹でる間に
僕は死んでしまった
彼女は救急車を呼んで僕を運んだが
既に手遅れ
帰宅した彼女は
味のないぐずぐず茹ですぎのパスタを
僕の最後の料理を
ひとり頬張る ....
こんばんは
『やぁ』
傷、痛くないかい?
『もうね、死んじゃったし』
ごめん
『なんで君が謝るの?』
同じ種族だしさ
『でもやったのは君じゃないんだよ?』
....
今日もあたし一人ぼっち
相手してくれる人がいないから
でも少し前までは大好きな人がいた
彼の体を鞭打って 叩いて 潰して
すごくすごく好きだった
だけど彼は反乱を起こした
今日 ....
私に風が吹いたので
草が揺れ 花が揺れた
蝶がはばたいたので
私が揺れ 風が吹いた
今が流されてしまった
私は尋ねてまわる
知らない場所から
知らない場所へと
風が通り ....
イタリーとエチオピアの混血女
闇をたたえる目 かたちのよい鼻
「{ルビ男の子=ムスコ}がひとりいるの」
ジョニ赤のハーフボトルと果物
褐色のぬれるような不条理
ぼくたちは深夜の街をは ....
幸せになってください
生きていた頃よりも
数え切れないぐらいの幸せを
私は貴方から受け取りました
身を削って紡いだ幸せを
貴方は私にくれました
どうか幸せになってください
....
「好きです」
その一言がどうしても言えなくて
言葉でふくらんだ私の風船は
音を立てずに割れてしまった。
春のリボン 木々を包んで
花も咲き 小鳥もうたう
うららかな 青い空には
雲もなく
私は待ってる 風に吹かれて
よぉく 見つめてごらん
ほら
枯枝のさきっちょ
じーんって 赤くなってるよ
耳をすませてごらん
ほら
凍った土の下
みしって 春の音
何気ない日常に
春が来つつあるよ
あの頃のような輝き、とは何か
君に問うても
答えられないだろう
泥だらけの靴
生い茂る草の上
寝そべった何でもない思い出は
永久に消えないが
昨日テレビで見た
例の事件の犯罪 ....
少女は海に住んでいた
透明な裸体が
海中に差し込む月光を吸い込んで
柔らかく発光していた
美しく丸いフォルムが海底を漂う
僕は見とれていた
少女は僕が落ちてくるのを待っていた
毎晩毎 ....
おれの地獄はいつだって異国の場末
餓鬼どもの中からうまれてくるのさ
地の底をはいまわる畜生の情けの末
涙によごれしらけ顔した修羅のあさ
あまえもおれも人間喜劇の一脇役さ
天上みあげ声を揃えて ....
嫌いなところは
あの娘が好きでたまらないところ
あの娘がいなけりゃ今の自分がいないところ
あの娘がいなけりゃオレは頑張ってないところ
自分独りで生きていけないところ
自分 ....
寒さは人を侘びしくさせるので
細い雪道ですれ違う時は
どちらからともなく微笑みあって
凍えるのを防ぐ
カタクリの粉を握るように雪を鳴らして
灯りのもとへ帰る人の足どりを子守唄に
産 ....
静かに 触れる と音がして
すべての触れるは落ちてくる
億の目を持つ無口な腕が
すぐそばにある腕だと知るときに
鉄の船が川に浮かぶ
様々な手書きの時計で埋められ ....
また打ち萎れて
寄せては引きゆく
涙の日々が尽きません
失う度に
一枚の半紙の表に
愛しい名前を書くのです
それをそのまま
月夜の窓辺にさらし
裏に返し ....
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