すべてのおすすめ
ざわざわと鳴り響く
変わらずに続いていく音
私の内側で広がっては消えていく
潮騒のようなもの


潮騒の降る
そんな街に出掛け
片耳で受止めながら
海沿いに伸びる道を歩いたりする
 ....
指と指の間から
零れ落ちていくそれが青春だと
零れ落ちていくそれを左手ですくい
左手から零れ落ちたそれを右手でつかもうとする
もどかしさに胸をかき
からっぽであることにはたと気づく
ぬるい ....
みはてぬゆめの
ものがたり

そっときかせて
あげましょう

であいのひも
わかれのひも
しずかに
うみのあわとなり
たいこのうみへ
かえります

おもいでも
はな ....
僕たちが いつも
ダイヤモンドマンション と呼んでいた
あの 遠くに見える
宝石をいっぱい 散りばめたような
闇に光り輝く 建物たちは

ある朝
同じ場所から見ると
いくつもの 古い煙 ....
干し竿に捉まったやかんが
風をすいこんで
ふるりゆれ

蓋はいつの頃にも
なかったようす

雲が影って 
うつむき
口をぶらぶらしているやかんには
少し水が入っていて
のぞく顔を ....
花が散り
まぶしいほどの若葉
風にゆられ
さわさわと

通り過ぎてしまった春に
夏の到来を思わせるような
強い日差し

ここにきて何度目の春だろう
通り過ぎていった思い出と
かな ....
 きみどりいろの 透明の
 液が管から 流れ落ち、
 ほっそり蒼い この腕に
 ゆっくり しずかに 冷やかに、

 しみては 消え、
 しみては 消え、

 一滴、 一滴、
 私の目 ....
痛みだけが
今も私をここにつないで
逃げ出すことも
かなわない

夜の闇の中
月にさえ見放されて
口ずさむ
思い出の歌
でも もう届かない

消さないで 記憶
消さないで 傷
 ....
私は霧に包まれていた
霧の森を長いことかけて歩いて行った
霧は深く 晴れることを知らない…

扉を見つけた
霧の森で
開けようとも思っていないのに
その扉は開いた
でも
その先も霧に ....
生きる喜びを知っている

知っているはずだ

だって

今ここにいるのだから





でも 時々

どうしても

思い出せない ....
ゆれるボート ぼくらは離れる

ながされるまま ぼくらは 見えなくなる

ゆれる きえる ながれる ゆらぐ

つぎ会えるのは いつでしょう

手紙をながす

ゆれる きえる しずむ ....
僕は沢山の想い出を 小さな箱に押し込んで
その箱を 部屋の押入れの 一番隅に押し込んだ

暗闇の中で 唯一残った指輪を薬指にはめて
押しつぶされそうになりながら 僕は目を瞑る

真っ暗闇の ....
私たちの関係

それは君からのたった一言の

「おはよう」

と言う言葉でした

学校が違っていつも朝すれ違って

君にあこがれていた

でも 君からの一言で
 
今は幸せ ....
色々と大袈裟に語られることが多いから
一つを信じるにも力が必要で
惑わされないように見ないように
うつむきながら加速していく

こんな時代を
ゆっくりと流れていくのは
夕暮れくらいなのか ....
 まだ子供だったドラキュラは
 窓を開けたくてしかたない

 紙一重の勇気
 失うものたちへ
 もう過ぎてしまった、と

 くるくると 
 終わらない電車
 未来はいやでも降ってくる ....
月の光り射す 真空の夜に
ひっそりと咲く 月下美人といふ花の
計り知れない悲しみは
茨となりて 一日たりとも
咲いてはいられぬ

私の この大輪の
白いドレスの花びらを
どうして見ては ....
震えるこの手で
睡眠薬を飲み干した
何もない
広大無辺の夢の中へと
自分自身をいざなう為に

それでも震えは収まらず
やっと私は事実に気付いた
震えているのは
この手ではなく
この ....
夕暮れの風
優しく涙をかわかし
傷を癒してくれる
紅の葉{注紅=くすのきや、アカモチの新芽}
散り始めたうすべに
まぶしい{ルビ緑=あお}

春はいつのまにか来て
いつのまにか去ってい ....

びい玉は ころころ転がり
車にひかれて 粉々になってしまった
大切なびい玉だった
キラキラしてて
でも どこか光は優しくて
本当に大切にしてたのに

だから今
風船を見つけたから ....
もぐらが穴を掘るわけは
ほんとは空が見たいから

トンボが空を飛ぶわけは
海を泳いでいたいから

夕日が海に沈むのは
赤く染まる波々の
向こうにおうちがあるからで

とうさん帰 ....
今日の空は
雲ひとつない晴天
なのに
世界の人の中には
暗い影を心に持つ人がいて
せっかくの
満開に咲いた桜の木にも
吹きつける春のそよ風にも
目をくれずに佇んでいる
もったいないよ ....
ばかみたいに・・・
ううん
ばかでもいいや
まちがってても・・・いいや

きみを
しんじるんだ
昨日の夕やけを
ぼくが持ち帰ってしまったことを思い出して
朝起きて、あわてふためいた


夕方までに返さなければ、 
そう思いながらも 
休日の時間の流れがぼくを誘惑する
珍しく 
 ....
空の向こう
星が瞬いている

星が輝く
夜空の向こうには
何があるのだろう

『愛してる』
なんて言葉は
陳腐すぎて笑えてくるけど
なんだかとっても安心する

眠れない夜に
 ....
晴れた空と
涼しい風に吹かれ
散歩に出た

ふらりふらり
行くあても無く
ただ歩く

見慣れた景色を
初めて来た道みたいな
不思議な感覚を感じながら
見回し 歩く

やがて
 ....
誰もが みな

たたかっている


それは 社会 だったり

それは 世界 だったり

それは 家庭 だったり


成果を あげるか

戦果を あげるか

前科を あげ ....
花びらは散る
散る花びらは積もる
積もる花びら
だれもせかさない
静かな街から
積もることさえ知らない街
散ったとしても
積もる時さえ降らない街
むすんでひらけば
花びらさえ
ここ ....
うち寄せる 悲しみは
涙となりて
泡となりて
海へ返ってゆくだろう

舞い上がる喜びは
微笑となりて
白雲となりて
空へ返ってゆくだろう
気がついて ふり返れば
桜はもうなく
最後の花びら {ルビ一枚=ひとひら}
ひらり ひらり
風に流れてく

春がいってしまう
つかまえようとした
この手をすり抜けて
春はいってしまう
                       きゃらめる 8


  はな

  1

あたたかくなるまで
まちましょう
きっとあいずがあるから
それまで
まちましょう

 ....
貴水 水海さんの自由詩おすすめリスト(1249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
潮騒の降る- 霜天自由詩404-4-16
青春- ワタナベ自由詩804-4-16
みはてぬゆめの_ものがたり- 玉兎自由詩204-4-16
ダイヤモンドマンション- 望月 ゆ ...自由詩2*04-4-15
やかん- 湾鶴自由詩904-4-14
「_初夏によせて_」- 椎名自由詩204-4-14
つめたい泉- 白雨自由詩104-4-14
Pateticheskaya- 春日野佐 ...自由詩5*04-4-14
霧の森- 春日野佐 ...自由詩404-4-14
生きる- 小宮自由詩104-4-14
Pearl_River- Kj自由詩104-4-13
- Kj自由詩204-4-13
おはよう- 翠茜自由詩204-4-13
暮れていく街角で- 霜天自由詩604-4-13
憧憬- umineko自由詩204-4-13
片恋の花- 千月 話 ...自由詩5*04-4-13
白痴- 快晴自由詩5*04-4-12
うすべに- 春日野佐 ...自由詩204-4-12
大切なモノの扱い方は- 春日野佐 ...自由詩6*04-4-12
となりの我が家- たもつ自由詩1004-4-12
In_the_spring...- Lily of the ...自由詩17*04-4-12
ただ・・- さち自由詩404-4-12
昨日の夕やけ- 望月 ゆ ...自由詩7*04-4-12
Guidepost...- Lily of the ...自由詩4*04-4-11
旅人- クラウン自由詩304-4-11
同類項- 望月 ゆ ...自由詩1*04-4-11
知らない街−バグダットへ- バンブー ...自由詩504-4-11
子守歌- 春日野佐 ...自由詩404-4-10
春のいく時- 春日野佐 ...自由詩9*04-4-10
きゃらめる_8- アンテ自由詩1004-4-10

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42