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きょうはぽかぽか
おひさまのきげんもよく
きょうはぽかぽか
そらのきげんもよい。

こんなひはおもいきって
あたまのふたをぽっかりあけて
ちいさなこぶのひとつふたつ
とりだしてみたくな ....
すっかりと未確認飛行物体となってしまった彼女が
少しだけ湿り気のある青空の中を泳いでいる
僕らはそれを見つけては
もうそんな季節だね
と、確かめ合う


動き出さない車の列を、指先の
 ....
なにげなく肩に手を置かれて
無理すんなって言われた
たったそれだけのことで
我慢してたはずのことが
ぽろぽろとこぼれはじめる
無理なんかじゃないって
言おうとしたのに
あとからあとからあ ....
 一月前のあの輝きは無い
 追い越されてゆく喪失感が襲う部屋で
 一人立ち尽くした
 目の前に広がる二人の世界に
 泣きそうになりながら
 貴方の居ない世界に狂いそうで
 買ってきた植 ....
私が羊だった頃
彼は羊飼いだった

それはとっくの昔から知っていたことだったので
彼とはいずれ出会う運命だった

彼との出会いは
幼少期
ベロベロと舐め回した乾電池の
不快感を舌先に ....
夢は
叶おうと 叶わないだろうと
いずれ 消える


残るのは
夢を入れていた
銀色に光る
箱だけ。
君が何を考えてるのかワカラナイ

本当に愛してくれているのかワカラナイ

あたしは君のこと愛してるよ

でも 君はどおなの?

今まで「愛してる」って一言も言ってくれないよね

あ ....
泣き出した空が僕を襲う
甘い痺れを伴う其れ
走馬灯のように
流れる歌

思う
世界は何処かで繋がっている
手を伸ばせば君に逢えると
でもその距離は遠く
僕の目に映らないだけだと

 ....
   雪は雨に変わって降っている
   みずからの重さを溶かして
   まるで自分を打ち消しているかのように
   その姿を相殺している
   真っ白だった自分が嘘だったのだろうか
 ....
天に輝く月をみあげて
あれが欲しいとおまえは泣いた
水を両手にすくいためれば
掌に小さな光の幻
それは本当の月じゃないと
おまえは唇をとがらせる
おまえの見ているその月と
今手の中にある ....
2人の時間はやがて蜂蜜のように

とろけるける様に零れていく。

今ではもうどちらが火を点けたのか分からない。

静かだが時間は確実に重みを持っていて、

2人に時間という秘密の証を与 ....
とおい ひとりごと

いつも とおすぎる ひとりごと

まよなかの いすにすわって

どこかへ ひとりごと

すこしうえのくうかんをみながら

ひとりごと

しずかに はばたい ....
区別する
やつらを
心底
差別する。

青炎を秘めた
冬の向日葵が
太陽を見据え
{ルビ白骨=ほね}のように
カタカタと
笑う。

街灯のなかに
きょうも
娼婦は
立ち尽 ....
雨が降っていた
罪は風化することなく沈下する
想いは風化することなく沈下する

  ざーざー

まるで テレビの砂嵐のような
まるで 何かが歌っているような

  ざーざー

記 ....
イメージの中では ブルーの球体

1枚 膜をへだてて

違う時間を 生きるしかなくて


イメージの外では

灰色の なんでもないもの

あちこちの隙間から 入り込んできて

 ....
二月十三日、
雪が降るのを、
自室で待つ。
母から贈られた、
防寒コートをきて、
窓の向こうから、
薄い光がさしている。

コートの上に、
毛布をかぶり、
書いたばかりの、
自分 ....
これまで
何百人の壊れた瞳と
話してきたのだろう

何千人の傷を覗き
何万人の嘘を写してきたのだろう

そして
その中の
何人のひとの血となり得たのだろう
おれは
最終電車はとっくに出たけれど
たまには線路の高架に沿って
歩いてみるのも悪くない
街路樹にはクリスマスの飾りが
まだ残っているし
星も今夜はきれいだ
誰もいない公園のブランコ
月に照 ....
きょう だとか
その意味すらなくなるしゅんかんに
生きていたいけれど

とうめいで せんさいで
かなりの痛みと静寂と
こわされたばかりの それだけを持って

それでもあのひとは 首をふ ....
2月になりはしても 北方の冬は
大雪の屋根に腰掛けたまま
目を細めて今日も 微笑んでいる
南風の萌黄色のシフォンスカートを
夜明けごといたずらに ほつれさせながら

生まれた街では凍える ....
僕はとってもバカだから
君が泣くのも気づかない

だから僕は考えた
君の涙に鈴つけようと
そうしたら君が泣く度に
いくらなんでも気がつくと思ってね

僕はとってもバカだから
君が泣く ....
音もなく
光もない部屋の中では
煙草の火だけが時を刻むの

時折
あかい閃光は
あなたの一部を映し
くぐもったかおりがするの

手探りは
あなたを捉えることができるけど
目線は
 ....
やわらかく夜は
わたしと明日のあいだを流れてゆきます


あなたは
向かいあう見知らぬひと、や
すれちがうたいせつなひと、や
ほんの1ミリのすきまでとなりにいる
わたし、

ふい ....
レールの上に立ち尽くせば
ただ一人取り残されて
進む道さえ分からずに
もがくだけ体力は奪われていく

小さな幸せを夢見ていた
多くを望みはしなかった
けれどレールの上では誰もが
競うこ ....
じーちゃんは 耳が遠い
ばーちゃんは 歯がなくて発音が悪い

二人の会話は
何度も聞き直し
何度も言い直し
互いの顔を
くっつけるように近づいて
可愛らしくて
仲がいい

ばーち ....
そうして
僕らのこれまでの順路を
紙の上に書き出してみる
その上に雲なんか浮かべたりして
無駄に力を入れて笑ってみたり




過ぎ去ったあとで
自然に昔話ができれば
それはそれ ....
図書館にあの人がいた
いつも難しそうな分厚い本を開いて
へんてこな眼鏡をかけている あの人が

パチンコ屋にあの人がいた
今日も目押しがうまくできなくて
恥ずかしそうにコールボタンを押 ....
まだ生きているのに
上にあるのは冷たい土ばかり
そんな私の運命を
悲しんでくれる者はない

指先の冷たさは
声なき罪の思い出
生きているとはいえない
今の私の存在は
むしろ
むなし ....
目から汁がでちゃうよ
鼻からも汁がでて
口からも汁がでちゃう

僕の顔はぐちゃぐちゃで
丸めた新聞紙みたいで
まったく正体がないんだ

君の事を考えると
いつもそうなってしまうんだ
 ....
人ひとり
やっと通れる狭い森の道で
ひらひらと
枯葉が舞っている
ひらひらと
枯葉が落ちている

冷たくなり始めた風に押し流されて
ひらひらと
枯葉が舞うのは当然のこと
ひらひらと ....
貴水 水海さんの自由詩おすすめリスト(1249)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
はる- 草野大悟自由詩4*05-3-8
僕らとUFO- 霜天自由詩305-3-8
我慢- 一筆自由詩3*05-3-8
窓辺の花と最期の日へ- りぃ自由詩105-3-7
運命- 自由詩4*05-3-7
- くしゃみ自由詩3*05-3-1
ワカラナイ- 翠茜自由詩3*05-2-19
The_last_rhapsody- りぃ自由詩105-2-19
雲の上は晴れているのに- 天野茂典自由詩305-2-19
掌の月- 一筆自由詩5*05-2-19
- flame自由詩2*05-2-13
ひとりごと- こむ自由詩4*05-2-13
白骨- 草野大悟自由詩205-2-12
雨の音楽- シギ自由詩2*05-2-12
イメージ- こむ自由詩5*05-2-12
白の誕生日- 光冨郁也自由詩405-2-11
おれは- 草野大悟自由詩5*05-2-11
狂気に至る夜- アクアス ...自由詩205-2-6
春別歌- あおい自由詩205-2-5
青灰の夕暮れ- たちばな ...自由詩9*05-2-4
バカだから- くしゃみ自由詩7*05-2-4
閃光- LEO自由詩4*05-2-3
やわらかく夜は- 望月 ゆ ...自由詩23*05-2-3
地平線の彼方- 快晴自由詩5*05-2-2
なかよし- さち自由詩25*05-2-2
通り雨が過ぎても- 霜天自由詩1505-1-30
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早すぎた埋葬- ツクヨミ自由詩9+*05-1-27
きみよいつか- Tシャツ自由詩105-1-27
歌_4- 岡部淳太 ...自由詩3*05-1-15

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