すべてのおすすめ
夜になったらねむくなるのはすてきだ
きもちいいだるい感じなんだ

もしイライラして空気がビリビリしているなら
そのささくれがしおれるのを待つことだ

ただそのささくれが治まらないなら
そ ....
梅は前線を作らない
梅前線と決して言わない

ぽつぽつと
五月雨がやがて降りしきるように
いつの間にか咲いている
あちらこちら
あたたかな
山肌や
木々や
家々の壁を背負って
大 ....
ふゆふあ


あったかいふとん
ふゆふあ
つめたいあしが
ふゆふあ

こぽこぽおふろ
ふゆふあ
じーん、かたまで
ゆげのけつろ

つかのまのひざし
ふゆふあ
めれんげにく ....
よだれでガビガビになった枕を
セクシーなはまぐりが
夜な夜な掃除しにきてくれる
白に付いた
銀を削ぐ
白になど
付いてほしくなかった


かちりと鳴り
風が止まり
吸うようにひとふさ
寝床に入りこむ


寒さにしびれ
何も感じないのを ....
雪霧の向こう、鳥取放牧場で
三連風車のまわる気配がしている
でも、それは僕の呼吸とは関係ない

せかいを信じるためには
僕は小さすぎて、小さすぎる世界に
食われた鳩の羽毛のような
雪 ....
白い雪が天使のように舞い降りてくる

夜空を見上げながら
ボクは 手を伸ばす

白い天使をこの手に迎えようと


目が覚めると ボクの部屋は真っ白な空間で
眠っていたベッドは 白 ....
歩けない事が
空にのびていくために
必要なのだと
言い聞かせる事に
酔いしれ擦り切れ
根をかじる
悪食に
倒れたら
仲間になれそうな
錯覚を満たす

ひくことも
さることも
 ....
したたる、したたり、

侵食しはじめた月夜に
手足はどこまでも深く伸びている

やさしく影を包み込むようにして
月は、静かにあたたかい

当たり前のようにそこにいて
闇が照らすはずも ....
  鳥取の冬を包み
  かくすもの
  街の音まで凍らせて
  夜を沈黙で満たし
  立ち尽くした
  遠くで、雪おこしの稲妻が
  夜を呼びさます

暗闇に置かれた水晶の透明が
今 ....
             090108



ミズーリー州を
ミシシッピー河が
とうとうと流れてゆく
流れていくのは水で
河ではないと
理屈をこねる
ぼくたちの前を
気をつけをし ....
ジャンプするときはいつか
分からないのに
控えた足どりで
ホップステップ、のループを
あなたも走っていますか。

一年が来てまた
リピート、あと何回も針の道を
針の跡を追われている
 ....
かもめよ、教えてください
埠頭をかすめて海に消えたひとりひら
海雪の行方を

海峡の雪雲に隠れたプロキオンだって
待てば姿をあらわすでしょう
その、抱く思いに揺れていたとしても

 ....
オリオンが
その名前を残して隠れ
朝は針のような空気で
小鳥の声を迎えうつ
わたしは
昨日と今日の境目にいるらしく
まだ影が無い

太古より繰り返す冬の日
あたたかい巣箱から
掴み ....
黒檀の便器などで有名な木工職人は今日も

繊細なディスクグラインダー遣い

ディスクグラインダーの刃はすごく堅いせんべいで出来ています

職人はそれが原因で二度離婚しています
窓 雪音
指 しずく
たどるままに
ころがる闇


水と光と
骨の轍が丘をめぐる
わずかな冬のはらわたを
苦く苦く抱きとめている


半ば沈んだ
舟の ....
冬枯れの木立のつづく泥濘の道、
小さな水溜りに爽やかな青空を映して
名も知れぬ誰かの、
虚しく残した懸命な足跡を
突然、山の麓から軋む音ともに登ってきた
四角張った黄色い一匹の獣が、
鋼鉄 ....
そして去年
飯島愛の上にも雪が降り

今年
小菅刑務所にも雪は積もり

来年も再来年も
ブロック塀のうえで裸足をぶらぶらしてるみなし子の上に
毛布の無い家の壊れた屋根に
 ....
鳥取の冬雲が北風に迷っています
今日は大潮だというのに月が
複雑にからまっているのです

 私の言葉は上手でしょうか
 そんなことよりも伝えたいことの、
 たとえば月の輪郭を
 なぞる指 ....
影を
その影を
見ていると
いなくなった人が
その中にいるみたい といった

姉や親の影に
似てきたのだと
その黒い動きの中に
いるのだと

そうだね
わたしもいつか
母さ ....
ハゼがドラムを叩いている
道路の真ん中に寝そべって
一心不乱に叩いている
小学生の甥がよく言っていた
今日も魚が道端で
口をぱくぱくさせていたと
フリスビーにつかまって登校している甥は
 ....
こたつの中にこたつがあって
そのまた中にこたつがあって
そういうこたつマトリョーシカを作りたい
男子ラクロス日本代表ゴーリーが試合の最中に考えていたのは
要するにそういうことであった
酢飯を ....
小学校に行ったよ
山奥の
廃校になった

なにもかも小さくて
洗面台なんかほんと低くて
でも何でも揃ってて
まだ、ひとの気配がした

あんまり陽あたりがよくて
運動場も広いから
 ....
電信柱に
このご時世に張り紙
ピンチ! 毛穴を探しています
独自のフォントで
大きくそう書かれていた
三歳ぐらいの毛穴です
食欲は旺盛
人懐っこいです
どこかで見かけた方 ご連絡下さい ....
ムーミン谷に不眠症はない
眠れなくても誰も困らないから

ムーミンママは
もし眠れなかったら台所の整理
夜出てくるトロールたちに
小さなお菓子をこさえてくれたり
あたたかい飲み物をくれた ....
神さまからひとつだけ願いを叶えてあげる
と言われたので

幸せになりたいとお願いしてみた

神さまはふむふむと頷いて
では、早速明日から叶えてあげよう
と言ってくれた

期待に胸膨ら ....

びんのなかにばかり
もがいたものを
さけんでいる
そんなフラスコは
こだまして
ゆれる、んるんる



かなわない
ゆうぐれに霧をはらんで
シャッターのじゅんびをすれば
 ....
乾いた空を見あげて泣いていると
(おとうさん
(あんまりやさしい気持ちになると
(涙がでたくなるんだよ
という

疲れたときは
ふうせんかずらの種をあげる
それから
ビールを買ってあ ....
君のことを描くたびに
ひとつずつ言葉を失っていった
すっかり軽くなった水彩箱には
たったひとつの「ありがとう」が
隅にこびりついて震えている

―――ありがとう。

それだけで ....
夏子が中学生だったとき
気になっていた同級生の男の子と
二人きりで映画を見に行くことになった
男の子が誘ってくれたのだ

そのころダウンジャケットがとても流行っていて
夏子もダウンジャケッ ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4548)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ささくれがしおれるまで- 石川和広自由詩6*09-1-21
春贄- 小池房枝自由詩409-1-20
ふゆふあ- 唐草フウ自由詩8*09-1-20
ぐりはま- サトタロ自由詩5*09-1-20
ノート(熱と朝)- 木立 悟自由詩209-1-19
鳥風、梨風、空風- たりぽん ...自由詩6*09-1-15
夢物語〜誘われる恋〜- もこもこ ...自由詩3*09-1-13
地上- 砂木自由詩15*09-1-11
ゆめ_〜月と海〜- さくら自由詩20*09-1-11
夜雪- たりぽん ...自由詩6*09-1-11
六角の箱庭- あおば自由詩7*09-1-8
24/7の助走- 唐草フウ自由詩4*09-1-8
立待岬- たりぽん ...自由詩609-1-4
ふゆの背中- 銀猫自由詩21*09-1-4
せんべい11000rpm- サトタロ自由詩3*08-12-27
降り来る言葉_XXXVIIII- 木立 悟自由詩408-12-27
偉大なる詩人の歌- atsuchan69自由詩13*08-12-25
ポルノスター- モリマサ ...自由詩21+08-12-24
月の輪郭、風の影- たりぽん ...自由詩19*08-12-22
- 唐草フウ自由詩5*08-12-19
ダボハゼ純情喫茶- サトタロ自由詩3*08-12-19
ラクロスをするマトリョーシカ- サトタロ自由詩2*08-12-17
いつか、約束の- 夏野雨自由詩47*08-12-16
毛穴ケア- サトタロ自由詩1*08-12-15
トロールたちの眠れない夜- 小池房枝自由詩20*08-12-14
きづくひと- 恋月 ぴ ...自由詩29*08-12-12
12月の莢- 唐草フウ自由詩6*08-12-11
おとうさんの空- 佐野権太自由詩17*08-12-11
セルリアン- Rin K自由詩2708-12-10
夏子のダウンジャケット- サトタロ自由詩3*08-12-8

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