すべてのおすすめ
三保神社前の土産店で
ママカリを干したのを
またもらった

いわしと一緒に取れるのを
ついでに干しただけだから
いつも無料だ
なにか他の魚を買ってくれ
と言う

竹で編んだ手籠と
 ....
十八歳か六十歳まで四十二年イコール五〇四月
あと十七月
のこり3パーセント消費税なみの忍耐だ
どうか5パーセントなどになりませんように
デジタル化してゆく世界に
しだいに稀薄になりつつあ ....
海を埋め尽くす無数の海獣
それらの移動に
海は慄き
激しく毛羽立つ

逆巻く海鳥の交尾
海獣の胴震いに振り落とされもせず
雌鳥は厚い皮膚の皺の狭間に産卵する
そして独身ものは空中を埋め ....
雪のように消えてしまう

この手のひらからほろほろと

温かさも去ってしまう

思い出が膨らんで流れ落ちるしずくが
夢ではないと思わせる

堪えられない

また一人

一人と ....
溜まっていく雑誌に埋もれて死ねたらいいとさえ思う自分が怖いんです。
思考が止まることが怖いです。
皆に「生きて」って言われるのが辛いです。
「頑張れ」って言葉や「応援してる」って励まされるのが痛 ....
まんじゅうの中には多分



があるのだろう

だから
こんなにも甘くて
どこかに行きたくなるのだ
戯れに
水を掻く
何故に
かくダーク
 
只管に
こころ惹く
遠の国
掻き抱く

目の下を
流れ来る
目には目を

歯には歯を
手に余る
この憎悪
愛情なのか欲望なのか
もうわからない
世で

夢なのか要求なのか
もうわからない
世で

俺も決めかねる

自分で自分のことがわからないぜ

身長とか体重とか服のサイズは
わ ....
星降る夜空に歌いましょう

そのしらべは光となって遥か彼方の名もない草に
暖かな風を運ぶでしょう

痛み傷つく野山の木々にそっと春風運んでみれば
綺麗な衣で野山を包み、苦しみすべて癒すでし ....
ふるさとは、ないけれど
ビームしておくれ、ふるさとへ

戻り道を知らないから
ビームしておくれ、ふるさとへ

付き纏う病の宇宙をどこまでも逝く
纏わりつく悔やみ言のエーテル
八咫烏 ....
午前1時の暗闇の中

俺の部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

俺はあなたに「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う ....
ちょうど朝でも夜でもない
漆黒の闇に
夜の夢が消え
朝の希望はまだ無い

名前も無く
仕事も限定せず
さすらう旅人の
出発の時間

名前も知れず
ただ行ってしまっただけの人

 ....
門前町の 御下屋敷あたりに
囲って 折節通い合い お互いに
密かに会っては 愉しんでいると言う
好色一代男に 涙雨

その涙の雨とは言え 早七年
流れる時の魔物 これこそ因縁
とも言 ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
倫理だとか
秩序だとか
やけに耳障りのいい言葉で
人間達は
美しい世界を創る

地上には
美しく幸福になれる食べ物が豊富にある
美味しいだけでなく人の健康を助けるからと
ありったけの ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
 横たえられた貴女
 緩やかな緊張に伸びる身体

 山
 胸を吸い取り
 旋回する鳶は私

 海
 月に曳かれ
 道跡を渡る貝は私

 波の華が夜空を
 散って涙する
 けれ ....
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない

まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつ ....
匂い立つ深緑と
立ちのぼる雲の下で
十日間だけの地上を生き急いだ
蝉が逝く


追いかけっこに夢中になって
境内に滑りこんだ少年達も
盆を過ぎたころ無口になって
夏が逝く


 ....
明るすぎる現代風景の空洞
もう失われてしまった闇をさがして
黒い色彩をもとめて{ルビ彷徨=さまよ}う街道

あそこにもここにも光りだけがあふれて
いつのまにか当たり前になってしまった
 ....
俺は 最近
ひとを好きになった
恋ってやつだ

もう
恋なんて できない
しっこないと 思っていたが
自分でも びっくりしたぜ

なんにも 言わなかった
なんにも 知らせなかった
 ....
小学生の時の話で

学校に行くと先生が休んでいて

自習の名目で

突然試験をやらされた


わからない問題は後回し

けど 記憶にないから

答えず終い(俺はね)

そ ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
縁側
手相を診てあげる
と広げさせた手のひらの大きな皺は
私とそっくりで
  ああ、こんなところにも
  血が隠れとった
と同じ眉をして笑った

  今年も本家から柿が届いたから
  ....
夜 二人であるくと

君はいつも星を探す

何を祈っているんだい

何を忘れたいんだい

君が時々買ってきてくれる

ビールの銘柄

僕があんまり好きじゃないのだよ

煙草 ....
その少女の玉手箱は
最上階の右から三番目

上りきるとすでに
玄関のドアは少し開けられて
少女は風に挨拶をしながら
俺を見ている

「きょうはなにしてあそぶ?」

部屋に入るとすぐ ....
水槽の中ですっぽんが首を伸ばして
息継ぎをしている
明日のことを考えているのか
昨日のことを考えているのか
何を考えているのか分からないが
じい っと
月を見ている
もうすぐ月がしずむ
 ....
受精した瞬間選別される
年老いて死ぬ時にも選別される
優秀な種だけコピーしてふやす

人が生まれ人が生き人が死にます
男の数女の数もおもうまま
ついこの間カミサマが死んだ雲間

ニ ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4548)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
干しママカリの南蛮漬けの造り方- まんぼう自由詩6*04-2-19
あと十七月- 狸亭自由詩604-2-19
- 音阿弥花 ...自由詩604-2-19
逝ってしまうぽっぽばあちゃんへ- 暗闇れも ...自由詩2*04-2-18
恐怖はいつも。- 千翔自由詩1*04-2-18
まんじゅう- たもつ自由詩1704-2-18
泳ぎながら- 狸亭自由詩404-2-17
☆54_オレガ…ツクル- 貴水 水 ...自由詩404-2-17
めざまし- 暗闇れも ...自由詩2*04-2-16
ビームしておくれ、ふるさとへ- クリ自由詩3*04-2-16
☆53_キョウカイ- 貴水 水 ...自由詩504-2-15
☆52_タビビト- 貴水 水 ...自由詩204-2-15
通い女- 狸亭自由詩404-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
美しい世界- 虹波自由詩204-2-15
ai- 純太自由詩404-2-15
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
波夜に歌う- 折釘自由詩304-2-14
ごまかし- さち自由詩604-2-14
沈める寺- 石畑由紀 ...自由詩504-2-13
黒の刻_—井上泰昭展『黒の刻』に寄せてー- 狸亭自由詩104-2-13
☆50_コイヲシタ…- 貴水 水 ...自由詩2*04-2-13
点数- 純太自由詩9*04-2-12
仕事- 山内緋呂 ...自由詩14*04-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
民謡- 石畑由紀 ...自由詩704-2-12
★29_キミノソバニ…ボクガ- 貴水 水 ...自由詩304-2-12
シュガーブラウン色の髪の少女- 純太自由詩604-2-11
すっぽん- からふ自由詩604-2-11
新世紀- 狸亭自由詩504-2-11

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