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星降る夜空に歌いましょう

そのしらべは光となって遥か彼方の名もない草に
暖かな風を運ぶでしょう

痛み傷つく野山の木々にそっと春風運んでみれば
綺麗な衣で野山を包み、苦しみすべて癒すでし ....
ふるさとは、ないけれど
ビームしておくれ、ふるさとへ

戻り道を知らないから
ビームしておくれ、ふるさとへ

付き纏う病の宇宙をどこまでも逝く
纏わりつく悔やみ言のエーテル
八咫烏 ....
午前1時の暗闇の中

俺の部屋の窓から

教会が見える

十字架がネオンになっているんだ

あの教会の前の十字路で

俺はあなたに「サヨナラ」と言った

子供が学校の帰りに言う ....
ちょうど朝でも夜でもない
漆黒の闇に
夜の夢が消え
朝の希望はまだ無い

名前も無く
仕事も限定せず
さすらう旅人の
出発の時間

名前も知れず
ただ行ってしまっただけの人

 ....
門前町の 御下屋敷あたりに
囲って 折節通い合い お互いに
密かに会っては 愉しんでいると言う
好色一代男に 涙雨

その涙の雨とは言え 早七年
流れる時の魔物 これこそ因縁
とも言 ....
洋なし色に 辺りが包まれ
萩焼のカップには
チャイの印香が漂う中
窓辺からは
いつもと同じ風景

いや 今日は
こんもりと茂る葉の代わりに
樹木には 綿雲の実がなり
成熟したそれは
 ....
倫理だとか
秩序だとか
やけに耳障りのいい言葉で
人間達は
美しい世界を創る

地上には
美しく幸福になれる食べ物が豊富にある
美味しいだけでなく人の健康を助けるからと
ありったけの ....
大きな

とても大きな野原に

今 という

それまた大きな川が

流れていました

その川の川辺には

とても絢爛な冠をかぶった

優しい心の人がいました

その人は ....
ふとい尻尾さかだてて猫の目ギラリ
白兎の胎内に酒はたっぷり
うすよごれた虎はねくたれてくたくた
つくりつけの本棚はがらあきだった。

未明。ゆたかな黒髪に顔うずめて
あふれてくるくやし ....
 横たえられた貴女
 緩やかな緊張に伸びる身体

 山
 胸を吸い取り
 旋回する鳶は私

 海
 月に曳かれ
 道跡を渡る貝は私

 波の華が夜空を
 散って涙する
 けれ ....
でっぱらない 私
仲間と入ったレストランで
おんなじものを食べて
美味しいと騒いでる中で
一人だけ
まずくて食えないとは
言えない

まあ 好みは色々だからねえ なんて
誤魔化したつ ....
匂い立つ深緑と
立ちのぼる雲の下で
十日間だけの地上を生き急いだ
蝉が逝く


追いかけっこに夢中になって
境内に滑りこんだ少年達も
盆を過ぎたころ無口になって
夏が逝く


 ....
明るすぎる現代風景の空洞
もう失われてしまった闇をさがして
黒い色彩をもとめて{ルビ彷徨=さまよ}う街道

あそこにもここにも光りだけがあふれて
いつのまにか当たり前になってしまった
 ....
俺は 最近
ひとを好きになった
恋ってやつだ

もう
恋なんて できない
しっこないと 思っていたが
自分でも びっくりしたぜ

なんにも 言わなかった
なんにも 知らせなかった
 ....
小学生の時の話で

学校に行くと先生が休んでいて

自習の名目で

突然試験をやらされた


わからない問題は後回し

けど 記憶にないから

答えず終い(俺はね)

そ ....
デリーさんご指名です

かんかんかんの スッカラカラ
カラッカラッの すっかんかん
男日照りが長いので
名前をデリーにした


彼はあの子とアパート泊
私は客とホテル泊

「愛は ....
                      communication breakdown (1〜3)

  キュウリ

ある日目が覚めると
きみと知らない女の子が
向かい合って朝ごはんを ....
縁側
手相を診てあげる
と広げさせた手のひらの大きな皺は
私とそっくりで
  ああ、こんなところにも
  血が隠れとった
と同じ眉をして笑った

  今年も本家から柿が届いたから
  ....
夜 二人であるくと

君はいつも星を探す

何を祈っているんだい

何を忘れたいんだい

君が時々買ってきてくれる

ビールの銘柄

僕があんまり好きじゃないのだよ

煙草 ....
その少女の玉手箱は
最上階の右から三番目

上りきるとすでに
玄関のドアは少し開けられて
少女は風に挨拶をしながら
俺を見ている

「きょうはなにしてあそぶ?」

部屋に入るとすぐ ....
水槽の中ですっぽんが首を伸ばして
息継ぎをしている
明日のことを考えているのか
昨日のことを考えているのか
何を考えているのか分からないが
じい っと
月を見ている
もうすぐ月がしずむ
 ....
受精した瞬間選別される
年老いて死ぬ時にも選別される
優秀な種だけコピーしてふやす

人が生まれ人が生き人が死にます
男の数女の数もおもうまま
ついこの間カミサマが死んだ雲間

ニ ....
「小さくなったら、白雪姫になりたい」んです。
あのかわいいドレスを着て、王子様とそれはそれは幸せに暮らしたいのです。

ネジを緩めたりね、
土に触れたりして、
得たものをどう致しましょうか。 ....

 惜しい茜色 小鳩やんか

  代議士の庭の老大木 巣喰えぃヤ
  表肌裏肌 かさぶただらけでぃヤ

減光電車道
  つんのんめって

小石河原小石河原小石河原小石河原
 小石 ....
ココアの缶をチロッと舐め
「おいしくない。」 と
首を傾げる君 おめでとう

風船に鼻を押しあて
あらゆる角度からのぞき
「なにも入っていない。」 と
泣き出す君 おめでとう

布団 ....
ときどき
おるごおるを ひきだしからだすと
ものがなしい おとがする

くらいなかから
ながれだすおと

ゆくえはみえず
かべにあたって
しみとなる

てんじょうの かお
を ....
 誰か 呼んでる
 あたしを 呼んでいる


 砂漠に沈む太陽
 陰影を深めゆく愛しき人々
 ああ この場で息絶えてもよいのだ


 小さな砂嵐にいつも まかれていた


 口 ....
  


とうさん


せんせいのおはなしには

ぼくらでてこなかったね


ぼくやまねこさんのように

どんぐりのさいばんしたかったな


くらむぼんみたいな友達ほし ....
老いたるロメオ

命の根源を
回復するためにロメオ
二十四時間を
眠りつづけて浮かぬ顔


麟太郎の幸

『あかるい黄粉餅』
満喫してのち
帰って来た町
秋の日は落ち
 ....
日曜の朝刊はテレビ欄から読むのを習慣にしている
新しい連続ドラマなどやっていないだろうか、なんて
A4サイズに畳まれた新聞をA2まで広げたとき
私はテレビ欄に挟まれていた1本の髪の毛を発見し ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4630)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
めざまし- 暗闇れも ...自由詩2*04-2-16
ビームしておくれ、ふるさとへ- クリ自由詩3*04-2-16
☆53_キョウカイ- 貴水 水 ...自由詩504-2-15
☆52_タビビト- 貴水 水 ...自由詩204-2-15
通い女- 狸亭自由詩404-2-15
雲の卒業式- 湾鶴自由詩1104-2-15
美しい世界- 虹波自由詩204-2-15
ai- 純太自由詩404-2-15
パンドラの箱- 狸亭自由詩504-2-14
波夜に歌う- 折釘自由詩304-2-14
ごまかし- さち自由詩604-2-14
沈める寺- 石畑由紀 ...自由詩504-2-13
黒の刻_—井上泰昭展『黒の刻』に寄せてー- 狸亭自由詩104-2-13
☆50_コイヲシタ…- 貴水 水 ...自由詩2*04-2-13
点数- 純太自由詩9*04-2-12
仕事- 山内緋呂 ...自由詩13*04-2-12
communication_breakdown_(1〜3)- アンテ自由詩12*04-2-12
民謡- 石畑由紀 ...自由詩704-2-12
★29_キミノソバニ…ボクガ- 貴水 水 ...自由詩304-2-12
シュガーブラウン色の髪の少女- 純太自由詩604-2-11
すっぽん- からふ自由詩604-2-11
新世紀- 狸亭自由詩504-2-11
タイムマシーン- 浅野 す ...自由詩804-2-11
ガガ詩#02- 中村トク ...自由詩304-2-11
三つができる日まで- 湾鶴自由詩5*04-2-10
おるごおる- 岡村明子自由詩604-2-10
バグダッド・カフェ- こん自由詩704-2-10
豚の唄- AB(な ...自由詩22*04-2-10
四行詩六篇- 狸亭自由詩704-2-10
毎朝、新聞を読むためには- たもつ自由詩1604-2-10

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