すべてのおすすめ
美しいと感じたものを美しいといいたい
全てはそれに尽きるけれど
その思いがどんなに強いとしても
なし得ないいろいろな理由が海のように拡がっている

海に{ルビ喩=たと}えれば海にゆるされ人に ....
線を踏んで 花の内
爪先立ちの 花の内
花を 花を
他から多へ


掴もうとする手の反対側へ
しずくは落ちて 落ちてゆく
膝を折り 倒れる鏡
映るものは空と地ばか ....
またたき またたき
またたきの音がする
しびれているのは 右か左か
どちらの目なのか
両方なのか



左足を咬まれて
愉快でたまらない
左足の内に 咬んだものが潜 ....
考えても仕方の無いことを
考えても仕方が無いのだが 考えてしまう


考えて書けってなんだ


書くことは常に
考えの外に在るのだ







 ....
深くて静かな宙を一羽の鳥は行く
深くて静かな宙の深い静けさを私は感じる
私は気付き言い思う

たましいという いのちは、
山を形作る石の石としての役目であり
手紙入れに眠っているあの人の涙 ....
ぼくたちはいつも何処かに落ち着こうと

ぼくたちはいつも誰かに愛される為に
莫大なエネルギーをつかいながらも

それでも
せめて自分だけでも保持しようとしている


腸内フローラと循 ....
{引用=蝶の行方}
レモン水の氷が鳴った
白い帽子に閉じ込めた
蝶はどこへいったのか

太陽が真っすぐ降る
眩い断頭台から眺めていた
あの蝶の行方

自殺した詩人
現実を消去して残 ....
夏夜にヒューズが飛んで、飛んだヒューズを両手で優しく捕まえた。
そいつの正体は何と小さな蛍で、僕はその小さな光で一夜を過ごした。
肩幅で生きる
肩に幅があって良かった

夏は草の履歴と
雲の墓場
ただいま
おかえりなさい
言葉が影になる

初めてできた影だ
子供たちに見せてあげよう
昨日いた犬にも見 ....
去年の夏
海沿いの古い集落の
小さな宿に泊まった
窓から見えた自販機だけが
灯りらしい灯りで
ジュースを買いに出たとき
本当の夜を知った
すぐ近くなのに
宿の灯りが届かない
夜がこん ....
水たまりだらけのいちにちを
病院のベッドから眺めている

何冊めかの本をてにとり
2日めも暮れなずんでゆく

痙攣していたてあしが痛みから解放され
滞っていたからだの中の運河がなが ....
林床にはブナ林特有の雑木が生え
そこを刈り払い機で刈っていく
すさまじいヒグラシの鳴き声の海が森を埋め尽くし
私たちの耳に、錐もみ状に刺さっていく

急な斜面を足場を作りながら雑木を刈る
 ....
みさめがふりつづけばつちはながされて
                 わたしがうまれた
由来から植物は埋もれ酵素も分解されて
              腐食の生きものたちがはみ出してくる ....
人にかける言葉の
優しいひとを選びたい

選んでどうするのかと
問われても明快な答えもないが

そうなんだ僕たちはそんなには曲がってはいないはず
規定するあなたがたの定規はどこまでも ....
水に押された風が
屋根の上を梳き
かがやきを降らせ
音を降らせる


光の羽の子と光の蜘蛛の子が
どうしたらいいかわからずに
ずっと見つめあったままでいる
風の螺旋が ....
とどまる 1

{引用=ここに
とどまっていると
裁かれる

変化のない停滞に見えて
それは罪であると
見做される}


とどまる 2

{引用=ここになんとか
と ....
「私もかつては人間でした」
ロボットはラピスラズリを
キャンディ紙に包み
両端をクルクルと回す
「さあどうぞ」

彼女はそれを受け取って
代わりに写真を渡す

「火星の渓谷ですか ....
母さん??

私が呼ぶと
文節のない文字を
あなたはつぶやく

失ってしまったね

私は

悲しいことだけど
自然なことかもしれないね
あなたの

あと何年かで
そこ ....
その蜜をかけて
わたしのすきなバニラの
エッセルスーパーカップに
全部にかけたいけれど
大きいので
内の蓋を少し開けて
半分ね


地面を舐めている
落とした自分のを
命にな ....
ちいさくてとってもちいさな貝殻があった

優しくてとってもやさしい友達がいた時もあった

幼いころ姉がひらがなの練習をしていた
たぶん卓袱台で宿題でもしていたのでしょうか

対面でそれを ....
風になる
風は
見えないけれど在る
風は
わたしのほほをなぜる
無言の声だ
その声は
いつか
だれかのほほをなぜる

それは
雲を運び
山を越える
それは
木の葉をゆらし ....
今夜は雨もしとしと降っていて
もうずいぶん遅いから
誰も訪ねてはこないだろう
だから玄関に鍵をかけて
雨や風が外の空気を伝えてこないように
窓もしっかりと閉めて
ひとりで
瞑想するように ....
かれはすごい 
てんかんの発作で
鼻の骨が見えそうな傷を負っても 
支援学校の上級生に引っかかれ
ほおに血を流しても

夜、パパが家に帰り 
ドアを開くやいなや
百万ボルトにまさるほほ ....
水曜日は午後から天気が下り坂らしいのです。
その坂を下り続けて、僕は海底へ帰りたいのです。
  恐竜の骨のようなもの、を、みたいな、
           探していたんだと、
                 思う。
          でも、そんなものは、
           ど ....
 
 
辞書に雨が降り
やがて水溜りができた
海と間違えて
文字たちは泳いで行ってしまう
僕は代わりに
いつか拾った流れ星を挟んでおいた
柔らかいものはみな
今日は朝から倒れている
 ....
あの…あれよ、こうやってさ、ワードの前でガッツリ集中して、己の理想とするスタイルとスピリッツをコンコンと追及して見たところで大半の感想は「読みづらいです」みたいなもんだしさ、本当何やってんだかと思 .... 流氷の底につながってる
ぶらっくほおるの隅っこに
ちょこんと震えながら
持っていたのは
青一色の地図

そういやいつから
陸も山も
ひとも消えて
感情だけあふれるようになった ....
全部リセットしてしまいたい
過去もこれからの未来も
リセットの先に何があるのか
ただ繰り返すだけかもしれない
けど、今よりはマシかもしれない

まだがんばれるよ
だいじょうぶ
そばにい ....
まっ黒くて
長い長い肢が きょうも
地面から 抜ける
親不知の速さで



(季節 だ)(季節 だっ た ) (った)(ったーーーーーーーんn

 
湿り気を編み込んだ ....
ふるるさんの自由詩おすすめリスト(4548)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
セノーテ- 道草次郎自由詩2*20-9-19
夜と歩いて- 木立 悟自由詩220-9-5
ノート(またたき)- 木立 悟自由詩320-8-14
ノート(考え)- 木立 悟自由詩520-8-14
いのちは- こしごえ自由詩7*20-8-10
仮説- 梅昆布茶自由詩720-8-10
夏の囚われ人- ただのみ ...自由詩2*20-8-9
- クーヘン自由詩7*20-8-7
終戦- たもつ自由詩1120-8-7
丹後ちりめん- ガト自由詩8*20-8-7
レインダンスのまち- 梅昆布茶自由詩1820-7-25
ブナ林にて- 山人自由詩16*20-7-24
もの語るの虚と真実- アラガイ ...自由詩12*20-7-22
カート・コバーンに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩19*20-7-18
空と虹彩- 木立 悟自由詩820-7-3
小詩集・とどまる- 岡部淳太 ...自由詩820-6-14
Was_us- mizunomadoka自由詩320-6-13
青、もしくはブルー- umineko自由詩13*20-6-10
グッバイ、バニラ- 唐草フウ自由詩9*20-5-25
五月の歌- 梅昆布茶自由詩1020-5-5
風になる- こしごえ自由詩3*20-4-26
訪問- 岡部淳太 ...自由詩1120-4-12
電球のひと_――ダウン症児の息子に――- 服部 剛自由詩1120-4-8
- クーヘン自由詩7*20-4-8
アーリースプリング・デイ- 朧月夜自由詩6*20-2-3
しおり- たもつ自由詩1220-1-13
その気になって、浮かれてないで。- ホロウ・ ...自由詩1*19-12-24
青い地図- 唐草フウ自由詩5*19-12-21
そっちにいっていいかな- 佐野ごん ...自由詩419-12-20
風を縫う(なつ)- 唐草フウ自由詩4*19-9-2

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