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マーガレット色の街灯が
午前三時の路上で
墜ちた月のように佇んでいる
ジンの酔いは
俺のこめかみを
左から右へ真っ直ぐに射貫いて
思考がそこから全部漏れていく
 ....
幻聴にぶっ飛んだ俺は、ディナーの後のデザートにカメレオンの脳味噌を喰らう、それがどこかで食されているものなのかは知らない、寄生虫や、ヤバい菌があるのかどうかも知らない、とにかくカメレオンの脳天を掻 .... すべてにはぐれたまま
失われた魂は
どこへ帰るでしょうか
あなたが
安らかに眠るあいだ
ぼくは
夢を見たでしょうか
雨のせいで三月にしては肌寒い夜 ....
昨日の嵐で砂浜に投げ出された流木
それと
古釘を踏み抜いて駄目になった俺の靴
クラブハウスサンドイッチの奇妙な後味と
昨夜の残骸が浄化される海岸線


約束は ....
息もないコールド・スリープの午後
艶かしい女の身体と
ゴキゲンな薬の夢
乾いて
ひび割れた皮膚の上で
上がり始めた熱が止めをさす


きみの手のひらの中、も ....
空は、終わっているものたちで溢れていて、術のない鳥たちが嘆きながら羽ばたいている、雨模様から懸命に抜け出そうとする太陽は、幸せを主張しすぎて磨耗した群衆を疲れさせている、誰の言葉も届くこと .... 時は捲れて机の上

日に焼けて、みすぼらしくて

風が吹くと啜り泣く

紐の解けるような音で



雨に濡れそぼつ街が、ほんの少 ....
したたかに濡れたひな菊のとなりで
腐り果てた一羽の雀
受け止める土は泥のようで
月の光も届かない
空家と廃屋に挟まれた僅かな路地のことだった
塗り潰されたような目
塗り潰された ....
りゅうのあくびさんのホロウ・シカエルボクさんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
銃を取れ(それがどんな感情だろうと)- ホロウ・ ...自由詩10*16-12-24
カメレオンの脳味噌- ホロウ・ ...自由詩3*16-11-24
また眠りの終わるときが来るように- ホロウ・ ...自由詩4*16-3-10
間近な彼方- ホロウ・ ...自由詩10*15-8-22
オーティスをシンパシーで笑い飛ばしながら、それでも。- ホロウ・ ...自由詩10*15-5-4
トラッシュ(覗き込んだつもりが実は)- ホロウ・ ...自由詩2*14-9-20
灼熱の化石には肉体の名残は無い- ホロウ・ ...自由詩2*14-6-19
一滴の死- ホロウ・ ...自由詩4*13-9-15

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