現実との駆け引きに負けて

セメント漬けにした思い出

腹の奥底に沈めてた光

こうも簡単に浮いてくるとは

思わなかったよ

期待はしてたけども




前を見るために切り離して

くちびる噛んで飲み込んだ

笑った 泣いた みんなとの歌

幸せだったんだ

幸せなんだ今も



ほら思い出せるﾄｺに僕らは居て

思い出せるｺﾄが僕らにはある

あの時の涙を覚えてる人が

あの笑顔を見守った人がここに居る



前を見なきゃならない僕らは

振り返っちゃいけないｺﾄなんてない

そこに足跡があって

あの人とあの歌と

あの顔とあの声と

そこには僕らがいたんだ



後ろを振り返るヒマがないなら

腹の底で暖めればいい

お腹が空いたら

思い出せばいい





ほら

思い出せるﾄｺに僕らは居て

思い出せるｺﾄが僕らにはある