気乗
北大路京介



こぼれる笑みを舌先で隠し
焦らしながら導いて 沈める

時折 突き上げられては 鳴き声をあげ
遮二無二躍る 私の姿は きっと醜い

美しく歪んだ顔に目を落とし
我を失い倒れ込む

かき乱れて 汚れる
撃ち抜かれて 果てる

涎を垂らして獲る悦び

私の姿は きっと醜い





自由詩 気乗 Copyright 北大路京介 2007-10-06 20:54:17
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