つらいと君を見に来ます

近所の家に咲いた
ピンクの君を

頬をよせて
温もりを確かめた

あの人のようです

振り返ると
あの人がいるようで

もういないのは
わかってい ....
{引用=

青い夜道

降りしきるものに
真紅がまじり

花片を踏みしめ近づく
白い脚先


冷たい絹に包まれた
やわらかな しなやかな
抱きしめても届かない身 ....
電車の あっち と こっち

{引用=す………
…き……
……だ…
………よ}

もう会えない

{引用=……なら}
二つのレンズを外して見る。
境界なんて空には要らない。
分かってやれよ利口な人。
本当は誰より無知なだけ。


『近視』


二つのレンズを外して見る。
景色は海の底にも似て。
 ....
気がつけば、貴女の躰で眠っていた
窒息しそうなほど、むせ返る色気の中
妖しいひかりが、神秘的に照らしている
手折れたつばさの、はねの一枚一枚を
貴女はひろいあつめた、まるで世界がおわる前の準備 ....
秤の林檎にくちびるを寄せ
カリ、と音を立てて齧れば
金色に光る果実から赤い石がおちる

深い色の底に
昔、こころの中に住んでいた少女を見つけ、
名前を呼ぼうとしたが思い出せない

彼女 ....
「別れる日は決めてあるんです」
あどけない顔をして
サラッと彼女は言う
離別の餞まで手に入れた
お人形のような瞳には
背景の妻子の温度は伝わらない
サーモスタットはいつ壊れるかわからないの ....
雨上がり

日曜日の朝

まだ薄曇りの光

そんな時間帯が好き


ピアノが雫を落としたり

ギターが疼いて泣いたり

ぼくはまだきみが好きだ

なんどか呟き嘘とわかる
 ....
僕はもう生きてちゃ
いけないみたい

ごめんなさい。

その声が怖くて仕方ないんだ
振り上げた手が僕を
そんな妄想に
捕らわれてしまって――

苦しい
胸が苦しくて
全ては僕が ....
トムのクローンの僕は
実験の為、あるクラスで毎日授業を受けている
ルールは簡単
まじめに勉強をして
必要以上に誰かと仲良くならないこと

それなのに、僕は近頃
クラスメートの早瀬くん ....
その少年は、真昼の公園の真ん中で、手にした星座盤をくるくる回しながら、
「あれは確か、かに座の一部だから近寄ったら大きなはさみではさまれてしまうな」とか、「あれは確か、さそり座のしっぽのあたりだから ....
かつて国鉄全路線に乗った
作家の宮脇俊三さんはこう書いた
「何かと不満の多い人間は
一度夕張線に乗るとよいと思う
いくらかおとなしくなるに違いない」
文句のある奴は夕張へ来い
文句のある奴 ....
 それぞれに 
 ぽっかり開いた胸の穴 
 貫いてゆく
 いのちの言葉 
数字の背景に
眼差しがならんでる
いくつもの湿った瞳が加算されて
とても大きな数字になってる

僕と君の質量は
あいかわらずのままで
変わったことと言えば
合わせた瞳と
合わせられ ....
どこまでが今日なのか
分からなくなった今日
昨日のテレビ欄を見たって
へぇ〜と吸って ほぉ〜っと吐く
テレビは見ませんからいつだって新鮮なのです。

今日が分からなくなった今日
サングラ ....
 
ベランダの浮輪に
バッタがつかまってる
夏、海水浴に
行きそびれて

書記官は窓を開ける
木々の梢の近く
監査請求書が何かの水分で
少し湿っている

白墨の匂いを残して
物 ....
ここで会った人にさよならでもないのに
さよならを言いたくなる
すぐに気は変わって
さよならは言いたくなくなる
代わりに、やあ とか どうも だとか
こんにちは を試したくなる
 ....
ひどく深い山奥に
その百貨店は建っていた
百貨店といっても実際にはよろずやで
それでも、食料品から最新のテレビまで
なんでも売っているのだ

ダムが出来ると
集落のすぐしたまで水面になる ....
貴方には大きく翔たく
翼がある
貴方にはやらなければ
ならない使命がある。

生きているからには
役目をはたす。
生きているからには
苦を共にする

くつろぎの時
力が抜け
頭 ....
桃色の四角い顔で
素朴にほほえむ 
ぱすも君 

無数のバスや電車にのりうつり 
街から街へ今日も走る 

今日は職場の老人ホームで 
婆さま達に囲まれて 
歌って踊ってすごした   ....
俄かに浮かぶ朧月を掴もうと三歩前に出る。連なる街灯の明かりの明かりを反射する路側帯と横断歩道。肩に降り積もる湿度と温さを含んだ外気。霧の様に光の中をうごめく蜻蛉の群れ。
小さな虫の声と、靴音と、風が ....
夢をみた

影のない夢

脈絡もなく

断片ばかり

夢の最後は

あさっての新聞を手にして

冷や汗をかいている自分

不安な焦燥に身を焦がして

紙面に目をやると ....
母が心を病んでいると医師に言われてからはや5年が過ぎようとしています。
その1年ほど前から軽うつと診断されて、薬を飲んでいたのですが、どうもこれは「アダルトチルドレン」とか「中年危機」の症状が強いと ....
 無表情に首を傾げた 
 自転車の整列する駐輪場の上 

 線路に吊り下がる 
 モノレールは監獄の面影で走る 

 昨日の重たい疲れを残し 
 眠りながら吊革にぶら下がる人々 

 ....
この手が嘘をついたのか

この手が汚い言葉を吐いたのか

いいえ。そんなこと知りませんよ。

嘘だ 嘘だ

そうじゃない
君に知ってほしいんだ

ここにいます ここに ここで
 ....
埼玉のカリスマラッパーサカタ
28歳のドリーミンボーイ
埼玉のカリスマラッパーサカタ
恋人いない暦イコール寿命
埼玉のカリスマラッパーサカタ
アルファベットの扱いは苦手
埼玉のカリスマラッ ....
ぼくらには

見えないことがたくさんあって

想像力で

いままでの経験で

それを

埋め合わせしたりしている

否、

じぶんの器でしか

それを

埋め合わせ ....
あなたはいつも
わたしの
開かれた窓でした
そこにはいつも
新鮮な空気が流れていて
清潔な水色の空とつながっている

たとえばそれは
岬の草はらの淡いスケッチで
たとえばそれは
ガ ....
月曜日のテレビはつまらない
とあなたは言うけれど
そんなに毎日テレビが面白かったら
黒目が原色になっちゃうわ
だからあなたは
月曜日の夜に兎になる
真っ青に鋭い風のように
Tシャツを纏っ ....


それは私の手じゃない
10数えるまでに360m離れて
ゆっくりでいいから手を繋ぎにおいで
(ドクドク ドク ドク)




まだなの?キミの心へ届くのに
まだ慎重に?そっ ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
@バラ_Ⅲ- 貴水 水 ...自由詩208-5-27
青の夢路- まどろむ ...自由詩11*08-5-27
さようなら恋- そらの  ...自由詩7*08-5-26
『近視』- 東雲 李 ...自由詩2*08-5-26
飾り- おるふぇ自由詩208-5-26
少女- 湖月自由詩6*08-5-26
ドライフルーツ- 渡 ひろ ...自由詩20*08-5-26
そんな時間帯が好き- 吉岡ペペ ...自由詩508-5-26
覚えたばかりの- AKiHiCo自由詩308-5-26
クローンのトム- 末上シン自由詩6*08-5-26
「少年と星座盤」_(物語・・・短編)- ベンジャ ...散文(批評 ...7*08-5-26
夕張aika- 大村 浩 ...自由詩22*08-5-26
Poetry_Night_- 服部 剛短歌3*08-5-26
数字の背景に- 小川 葉自由詩408-5-26
あさっての新聞- そらの  ...自由詩8*08-5-25
あさっての新聞- たもつ自由詩15*08-5-25
ヨルノテガム型- ヨルノテ ...自由詩908-5-25
あのポスト_(_2008_)- たりぽん ...自由詩18*08-5-24
苦しみが和らぎますように- ペポパン ...自由詩11*08-5-24
ぱすも君_- 服部 剛自由詩2*08-5-24
三歩- 龍二自由詩208-5-24
あさっての新聞- ジム・プ ...自由詩7*08-5-24
わからないことだらけ.- ふるる散文(批評 ...26*08-5-23
「_新しい家_」- 服部 剛自由詩408-5-23
めらんこりっくぱにっく- そらの  ...自由詩2*08-5-23
埼玉のカリスマラッパーサカタ- 1486 106自由詩3*08-5-23
光に思う- 吉岡ペペ ...自由詩708-5-22
あなたという風景- 佐野権太自由詩22*08-5-22
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鼓動する信号- そらの  ...自由詩5*08-5-22

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