わさえ
にすんいりん
ぬさえ
のまた
のさのさ
げんせんじょうどん
いでんひがすん
すばさ
のさのさ
わんさちどさけさ
どさけさ
....
幸せのガイドブック、
いくら払えば、くれますか
空腹と淋しさがごっちゃになって
肉まんは僕の友達です
105円という値段に親近感を覚えて
肉まんは僕の友達です
周りのみんながよろしくやって自分だけが冴えなくて
肉まんは僕の友達です
冬の ....
今朝の新聞は白紙であった
そして
少しのポエムが余白をさらに白くさせていた
誰も何とも向き合いたくは無かった
あるいは
とても向かい合いたいという気持ちが
無力さあまりの孤独を超えていた
....
午前二時の町に
星空はなかった
海の向こうの国に
旅立ったまま
この町の空は留守になっている
遠い都会に行ってしまった
若者はもう生まれた町のことなど
忘れてしまっただろうか
....
俺はマリオ ただの欲望
きみはピーチ お尻
ルイージを蹴飛ばせ 1UPつづけよう 無限UP
俺はメンフィス デルタの怪物
きみは三角州 毛のはえた女
サムライガールと毎日ロッキンチェアの ....
鉄の味が庭先をくるくる泳いで
昔の叔父さんに似ていた
遅すぎたわけではなく
けれど早すぎたわけでもない
生まれてこないものも
生まれてくるものと同じくらいに
表札の所有者なのだから ....
赤ちゃんが乗っています
世間でステッカーがはやりはじめると
和泉町3丁目にある零細ステッカー会社の社長はへそまがりだから
赤ちゃんだけ特別扱いするのはおかしい と言い出し
次のような亜種をどん ....
(その1)
思い出すのは高階杞一さんの『早く家へ帰りたい』。
旅から帰ってきたら
こどもが死んでいた
で始まる詩だ。『キリンの洗濯』やら「タンスとダンスを」などの飄々とした詩で彼の ....
ジョンガリアーノは囚人のために服を作った。
サーカスで焼け死んだライオンの葬儀と称して
ズボンには、尻尾が縫い付けられていた。
彼らは看守がやってくると尻尾を揺らした。
すばやく振ったつも ....
詩の世界であれ、
自分が所属している教育の世界であれ、
どんな世界にもそれぞれの慣行というか
定番というか、そういうものが存在する
のは確かです。
一方で、インターネットは世の中を
包 ....
鳥が羽を震わすリズムに合わせて
もう何度も見送った
じりじりと時を告げるメロンソーダの気泡
朝からは早速 猫が喉を涸らして狼狽
静けさのあまりに
静けさを這いながら
この部屋を伝う一定 ....
今日が、一日になる
間に合わせの爪先を
朝焼けの海に潜らせる
寝息を、街は敏感に拾い上げていく
遠く聞こえる海鳴りのようだ
*
ただいまやおかえり、よりも
届いて ....
切れる。
ハカイショウドウ、
こみ上げる動悸、
コウゲキホンノウ、
切り刻んでやる!!!
朝、鳥
群れが
一匹の鳥がついていけないでいる
どうしても次のピースは
此処でなくてはならない
気が狂いそうになる
そして夕暮れ時に描いた水の入ったグラスは
描き終えてから
ほとんどが ....
ふり返れば
ずいぶん長い春だった
ということになるんだろ
誰でも実際には数日から5〜6年
長くてもせいぜい半世紀
保険会社の再建策を綴った白い封書が届く
居留守電話には彼からのメッセー ....
ポチ
あたしに名前をちょうだい
できるだけ覚えやすい
あたしの名前は
とうの昔に
風に飛ばされてしまった
決して飛ばされることのない
首輪のついた名前を
それは
....
そっきょうとは
目がテン
最後の通報
、真夏の逃避路に
そっきょう
欲望の2割を入れ込んで
ストリートキング
になれば
そっきょう
演技などいるものだろうか
伝える ....
団地の掲示板に
吊り下げられたままの
忘れ物の手袋
歩道に
転がったままの
棄てられた長靴
{ルビ棚=たな}に放りこまれたまま
ガラスケースの中に座っている
うす汚れた ....
トリノオリンピックが終わった
日本は頑張った
最後まであきらめずに
でもメダルは
荒川選手の金一つだけ
でもぼくは思った
銀は金より良いと書いて
銀
銅 ....
「ルイーズの空」
ルイーズはいつも空っぽだ
ルイーズはいつもとんがっている、山高帽の
だらしない紳士の椎骨あたり
途方も ....
大きな口を開けたワニが
天気の真似をして
すっかり晴れわたってる
魚の数匹は遠ざかり続け
それでもまだ
誰の指にも泳ぎつかない
沢山の羊を乱雑に並べて
さて、どれが正解で ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=59946
> 右半身と左半身がずれてしまわないように
> そっと ちからをこめて歩く
....
路地裏の台所
いつも泣きながら言い訳を調理する
どこに傾いても、コンセントに差し込む場所が見えないので
とりあえず玉ねぎを切っていた
ということにしてみたい
*
電子レンジに生 ....
午前3時に シャーペンの芯が切れた
俺にとっての生命線だ
午前3時にシャーペンの芯が切れた
至急コンビニへ買いに行くのだが
シャーペンの芯だけ買うのは何かカッコ悪い
コンドームを買いに行くカ ....
スターウォーズ〜シスの復讐〜でアナキンと師匠が悪の擦り付け合いをしているがこれはまったくナンセンスだ
ジェダイは暗黒面を恐れすぎる
そして恐れ「すぎる」ことにより逆に執着してしまっている
それが ....
ある意味規則的に
山積みにされた
鉄が
執拗に執拗に
山積みに
鉄が
転がり回るタイヤ
空に向かって飛ぶクレーン
箱からちぎれて飛んでいくのは
そういう空虚
....
体じゅう
寒気が
激しい朝
詩がとどく
さむいのに
雨なのに
書いたひとの気持ちが
きれいな色が
入り混じって
ここまで
とどく
チョコレートを
私はスペインの
よく冷え ....
【愛と死の方角へ】
ドラマティコ
四分の一の躍動(カ゛た→ん) (輪廻、運命の車輪、或いは否定
に対する 対
三拍子の悲歌 ....
微光する灰皿に視線を落とし
きつく反射するレモン色が
まぶしい
そういえば
いつもこうやって
うずくまり笑った
静か過ぎてずっと
目覚まし時計の音が耳を触る
私が詩をかけなくなって ....
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