夏の朝

曇り空

コンクリート色

蝉は聞こえない

冷房の効いた部屋じゃ

繰り返される

祈り

そんなものあったっけが


さびしいの?

きみに逢いたい ....
意 味















人の影が路上に焼きついている
今も猶、夏は
幾百万の鐘をならす


それは
べつの希望の道をひらく
祈りへの
合槌 ....
私と君との間には
何が残っているのだろう

別れようと言ったのは
君なのに

何故そんな顔をするのか
私には解らない

ヘビースモーカーの君はいつも
煙草と香水が混ざった
君の匂 ....
なぜ、と
疑問を投げかけていたらきりが無いのですが
それでも脳内に渦巻いているそれらを
抑えておくのもどうも滑稽のような気がして
連絡帳を出すときにそおっと、
母の書いた言葉の後に慣れないボ ....
東京の街に出てきましたという君がうらやましかった



そこにある建物が
中学2年生のころの記憶となくなってしまう
電車通学の
黒光る学生服が世界との接点だったころのぼくらに
溶けて ....
 孤蓬さんに指摘されてから何気無く現代短歌2008年4月号を読んで居たら、彼女の言わんとする事にフィットする例歌に出会えた様な気がしました。(彼女は私の短歌の文語口語の不統一を指摘して居ったのですが。 .... 目を追った先の、
飛行機雲が描いた、
初恋の計算式
イコールが、ひとりぼっち
 
わたしは駆ける
みずいろの自転車に
またがり
草風がその前輪に巻きつき
死んでゆくのだけれど、
だ ....
<髪>

額にかかる倦怠を

耳元でうねる躊躇を

きっぱりかきあげて君は

さらさらと綺麗に笑った


<目>

ホントを見過ごしてしまったり

ウソを見破れなかっ ....
腋の下にブロッコリーを生やしたいと願う女
お前はほんとうの意味でどうしようもない女
腋の下にブロッコリーが生えて困っている男
わたしはほんとうの意味でどうしようもない男
そんな二人が惹かれあう ....
氷の中では
時間も止められるし
欲しい物はいつでも
手に入れられるという
人類の傲慢だと
私は子宮で考える

若く清らかなうちに
冷凍保存が義務化されて
いつでも安全かつ確実に再生さ ....
無機質な玄関で
蝉が震えていた

柔らかく透明な
命の中心を捕まえて
僕は木の根元で蝉を放した
けれどその木に蝉は止まらず
僕の掌を蹴って飛び立った

まるで七日間の全てを振り絞るよ ....
見つけた

奥深い森の中に
ぽつんとあらわれた


絵の具を溶いたような
青い湖


ここに
私の希望が
泳いでいるような気がした

水面を風が舐め
さわさわと騒めいている

深緑の中に
ぽつんとあら ....
俺は何がしたい

金が欲しいのか? 時間をムダに使いたいのか?

31歳  世間一般では立派な大人

結婚して  子供が生まれて    

だが 世間一般ってなんだ?

好きなコト ....
むっとするような草の匂いをかぎながら
僕は雨を待っているんだ

こんなふうに湿った空気の朝は
何だか楽しくてしょうがない

もういいかい
まあだだよ

ほら向こうで呼んでる声がする
 ....
ぴらんぴらん
ちらんちらん
きらんきらん

ガラスの
ちいさな
鐘の音。
誰もいない
冬の海辺に
かもめが
飛んでる

えさを
必死で
さがしているよ

かもめが
休んでいる

みんなで
羽根を
休ませてるよ

なにかを
思い出したかのよう ....
                  080805



生えるためには水が要ると
ステンレスのボールが喚く
サルビアの花の写真は
今からでも間に合いそうに
麗しく艶やかで瑞々しくて ....
{画像=080805022047.jpg}

掴まり立ちする息子を支え、
私に振り向く妻の肩先に思い出す情景がある。

思い出すとあの日私は
父親の傲慢な仕打ちに猛然と腹が立ち、
押し入 ....
遠い日の君の面影は僕に何を
伝えているのかな僕にはわからない
最初から僕らが出逢ったことに
意味などないなんて言わないで

きっと側にいることがすべてではないけど
でも側にいるほど君は遠く ....
おにーさん おにーさん どうしたんですか?
失恋でもなさったんですか?

世界中の不幸を背負ってるような しけた面してますねぇ
そんな顔して黄昏れてたって モテないままですよ

「 海パン ....
蒸す夜の リージェントホテルの地下
急な階段を降りると 黒い扉が開く
すっとした冷気と
スモーキーな空間に吸い込まれて
おもわず{ルビ噎=む}せてしまうほどの

カウンターでバーボンコーク ....
1、引力をコントロールする装置をつくる というか発見する 自分の中から

2、つまりこのように現実が見えているということは 一体自分はどんなものを世界に見たい と思っているのだろうかということを自 ....
真っ直ぐに
うつむいてしまえる時はいいのです
泣き出しそうな顔を見られずにすみますから
だけど
斜め下を向くしかない時
これは哀しくて切なくて
切なくて 仕方がありません


あなた ....
暑中御見舞いをありがとう。 
よく勇気を出して
世を去った友と想いでの残る
Barにいきましたね。 

君が少しずつ心を整えているのが伝わりました。 
友と親しかったバーテンと語らい  ....
何十年もの月日
夏の温度と風
移り変わる情緒
夜空に響く笛の音と
地面を振動させる太鼓
勇壮で壮大な魂の共鳴

時代は変わっても
代々受け継がれ
時代と共に廃れゆく迫力をも
一眼と ....
眠れない夜
詩が書きたくなった
誰かに伝えたいわけじゃない
誰かに存在を知って欲しくなった

S・O・S
愛だの世界だの大口叩いてはみたけれど
正体はただの寂しがりやなんです


 ....
雨が上がった
夜の景色は
とても
美しい

葉が濡れている
葉に落ちた
雨のしずく
ぽたりと
落ちた

月の光に
照らされて
とても
きれい
素敵な
雨上がりの
月の ....
元気とかじゃなくてさ
結婚
チルアウトにタイミングなんてあるのか
たずねているの

夕飯どきの東名高速道路
しん
だだはこねれるけどおなかって鳴らないものね
車はどちらかと言われれば
 ....
石の道を走る硬い車輪は不安定な振動を伝えている
ヘッドライトが照らす速度よりも先にあるもの
暗い通路をときおり横切るもの
何も見えない窓のむこうには音があり、匂いがあり、温度と湿度がある

 ....
今夜の献立

・夕焼けと向日葵の背中の煮物

・虹のフライ

・蝉と夏休みの子供の声の和え物

・打水のおつゆ




ごちそうさまでした、と
流しに綺麗な皿が
水に浸さ ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
八月六日の祈り- 吉岡ペペ ...自由詩208-8-6
意_味- るか自由詩208-8-6
残り香- 蜜柑自由詩1*08-8-6
先生、質問があります。- 笹子ゆら自由詩14*08-8-6
東京- nm6自由詩7*08-8-5
文語短歌の真髄か- 間村長散文(批評 ...3+*08-8-5
新天地のうた- ゆうさく自由詩4*08-8-5
からだのおと- nonya自由詩8*08-8-5
ダメな二人- セガール ...自由詩308-8-5
妊婦のロボ子さん- RT自由詩3*08-8-5
善いものに似ていた- 自由詩5+*08-8-5
青の中の希望- 舞狐携帯写真+ ...9*08-8-5
目の前- エヌジー ...自由詩108-8-5
かえる- 未有花自由詩19*08-8-5
風鈴- 長谷川智 ...自由詩1*08-8-5
かもめ- 妖刀紅桜自由詩6*08-8-5
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因循と輪廻と繋がる想い- beebee自由詩18*08-8-5
dew...- Lily of the ...自由詩4*08-8-4
幸せの青い鳥- 北大路京 ...自由詩19+*08-8-4
UNDER_GROUND- 西日 茜自由詩13+*08-8-4
UFOの作り方- 馬野ミキ自由詩1008-8-4
無邪気- 明楽自由詩808-8-3
暑中見舞い_〜詩友への手紙〜_- 服部 剛散文(批評 ...208-8-3
じだい- 見崎 光携帯写真+ ...308-8-3
眠れない夜- 1486 106自由詩21*08-8-3
_月の光- 妖刀紅桜自由詩6*08-8-2
つや- さわ田マ ...自由詩2*08-8-2
ホームカミング- カワグチ ...自由詩408-8-2
夏のゆうげ- 小原あき自由詩30*08-8-1

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