東京にいるということは
木葉を隠すならば森へ と同じ意味であり
隠れた!隠れきった!やった!
と思っているのは実は私だけで
その滑稽な姿さらせば
ユニチャームのサンプルをもらうことも出来ない ....
大地が少し傾く
燃える石が転がってくる
それから大地がもう少し傾く
水が
 そこからすべての記憶を失って都合の良い
 道筋例えば直線的に焼かれた草原のような
 あ

 水だ
 透明だ ....
生きることを考えていたら
世の中が窮屈になった

あれもこれもしなければならないし
この先が重くなってしまう

そもそも生きるという一つのテーマだけを
考えていたら身体がもたない
これ ....
あ、あ、あ、剥がれ落ちる、私の細胞(たち)。
表面から落ちて、汚物(のようなもの)とし
て扱われて、泥の只中に乾いた破片として落
ちる。夏は天動説。私をめぐるうつし世がぐ
るぐると回る。醤油じ ....
かかとが脱げちゃう
つま先が脱げちゃう

溶けそうな足の付け根
そっと触れてみたんだよ

小指が脱げちゃう
親指が脱げちゃう

ほんのりカラメルいいにおい
外で野良猫鳴いてるよ
 ....
草のしないだ後が 私の靴後
手の中にある と思うものだけ
鍵だから いつまでも開かない

ふさぐ風だけ 私を知ってる
つぶれない 心の輪 とじない宇宙

弾く ひくく
触れさせ ....
ムーンは名犬ではなかった
おれが不良にからまれたとき
まっさきに逃げた
のびているおれのそばにきて
目のよこの傷をなめた

ムーンは名犬ではなかった
堀内と土井と高田の
サインの入った ....
私はあなたに

私の夢を見せてしまうのが

怖い

夢を見ないで

私を見て
世の中で正しいものを見つけるのは難しい

他の人にとって正しいものでも

自分にとってはそうでないかもしれない



絶対的で普遍的なものなんて

そうそうありえないだろう

 ....
日が暮れて街が朱色に染まっていく

ビルの隙間から雲を通して紫の空

看板やネオンに明かりが

ぽつりぽつりと灯されていく



公園で遊んでいた子たちも家路へと急ぐ

車の ....
その日
斜めの陽光が胸の中を通過するのを感じたわたしは
わたし自身も斜めになってみて
光を逆に通過せんと試みる

にじいろの魚を、瞳を輝かせる子供たちに売る怪しげな商人のようだ
絵の中から ....
今日、ひょっこりアイツが死んだ

クラスでお調子者でリーダー気取りの奴だ
いつも馬鹿なことばっかりしていた
だから、いつか何かあると思っていたが
いくらなんでも死んでしまうとは思わなか ....
脚を折りたたんだ正座で
あなたはラーメンを提出し
わたしがお品書きのとおりに
並べていく
合間合間に広がっていくものが
チャーシューの色や野菜に似ていて
わたしたちの中心なのだと気づく
 ....
ほっといて
ほっといてほしいの

そっとしておいて

君って絶対
僕の視界に入ってくるよね

今 
今TVみてるの
君のことは いつも見てるし
いつも好きだよ

でも…

 ....
どこへおいきやすの。
ほらあんた、
あんたですがな。
どこへおいきやすのか、
ちゃんとゆうてみなはれ。
ゆえへんのか、
ゆえへんのはどのくちや、
このくち ....
悲しいとき 苦しいとき しんどいとき むかつくとき

この優しい歌を歌えば みんな忘れられる・・・・



何よりも 誰よりも それよりも これよりも

大切なこの気持ち・・・「優しさ ....
−軌跡−

それは
時には
複雑すぎるほどに曲がりくねっているようで
時には
単純すぎるほどに限りなく真っ直ぐなようで

一本の絨毯のようで
数千のピアノ線のようで

−軌跡 ....
シーズンオフの海
半ば砂に埋まつたビーチパラソル
ピンクのドームの下に
蟹が一匹ハサミをもたげる


どこから切り裂いて
片付けたものか
パラソルを見上げて
蟹はむづかしい貌
 ....
 
 
   蚊にさされた。


   ぼくの背中

   ホクロのとなり




   蚊にさされた。


   この はれ具合

   きっと今ごろ

    ....
「求めても求めきれない」

ありがとう、ごめん
君を好きになってもいいのかな?

ずっと、毎日君を思わない日は無い

そして、ずっと、胸が痛い

浮き沈みの激しい僕
楽 ....
近所の家で飼っている
犬が「ふぁんふぁん」と吠えている

ふぁんふぁん、ふぁんふぁん
ふぁんふあん、ふあんふぁん
ふあんふあん、ふあんふあん
不安不安、不安不安

こんな静かな秋の夜は ....
ちょうちょ

菜の花

羽のどこかに重たさを持って

原色を彩り続けて

その向こうに


ねえ

聞こえるかしら

見えているかしら


この先に ....
秋の風の宙へ
何処か遠い指のピアノが示す
美しい階段を、わたしの指は
駆け上がることが出来ず
小さく折った、愛しくて、


そうね、耳があればピアノは聞ける、けれど、
つたない ....
大好きな88円のぱんがあって
忘れてはいけないと思うことが
毎日いくつかあって
でもどうしても忘れてしまうことが
毎日
いくつもあって

泣きたくなるような事ありますか

大好きな人 ....
 耳という耳を串刺しにして歩く避雷針。
レコードの針。世界を夕暮れにするための音楽。
 
 夕闇の中で僕は、蝙蝠と一緒に飛び回る
真っ白な一羽のニワトリだった。梁から梁へ
飛びうつる大工のよ ....
わたしが生まれ育った郷里では
要らぬものを裏山に投げた
村外れを流れる川に流した
囀る野鳥の気配に誘われて
ひとり裏山を彷徨えば
要らぬものは朽ちて土となり
夕餉の支度でも始めたのか
潜 ....
 かきむしる午後には水の名残りがある
 舌先でからめとる瞬間に
 横殴りに七つの寓話が駆け巡る
 床にまぶれた光の深度が増し
 垂れ落ちた髪の中にうずくまる
 渓谷の底から叫ぶ
 氷河 ....
日曜日
夏空の午前中

モデルハウス見学会場の
前庭の向日葵が
爪先立ちに背伸びしてました

新築マンションのデカすぎる看板が
せっかくの入道雲を半分かくしてたけど

旧街道は
 ....
誰でもよかった
苛苛してたから

つい
カッとなったから

その瞬間
悪魔が入ってきたから

どうしても
泣き止まなかったから

この先
不安になったから

自然の摂理な ....
ねえ、コーマ
ひた走る夏がまたやってきたよ
クルクルと
額を通り過ぎる光の群れ
君は開け放した口で
笑うね
(笑う 笑う 笑った)

君は箱庭が沢山ぶら下がった
奇妙な棒をかついで
 ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
神懸り的なユニフォーム- マスイジ ...自由詩10*06-9-12
再生してしまった元は何が手術によって隠されていたのか分かる分 ...- 黒川排除 ...自由詩306-9-10
生きることを考えたら- ぽえむ君自由詩6*06-9-10
細胞(たち)の夜明け- 岡部淳太 ...自由詩6+*06-9-10
脱げちゃうナイト- アサリナ自由詩11*06-9-10
星雲巡航- 砂木自由詩16*06-9-10
ムーンは名犬ではなかった- しゃしゃ ...自由詩2006-9-10
- ANN自由詩4*06-9-10
正しいもの- ajisai自由詩4*06-9-10
夕焼けの街- ajisai自由詩6*06-9-8
角度- 山本 聖自由詩3*06-9-8
今日、ひょっこり- 海月自由詩5*06-9-8
めん- たもつ自由詩706-9-8
ポチ- しいこ。自由詩4*06-9-8
「_おいない。_」- PULL.自由詩14*06-9-8
こんな歌- 心愛自由詩1*06-9-8
”僕ら”という存在- もこもこ ...自由詩6*06-9-8
夏の残滓- 杉菜 晃自由詩6*06-9-8
『蚊ニササレター。』- 橘のの自由詩106-9-8
「求めても求めきれない」- Taka★Hajim ...自由詩206-9-8
犬の鳴き声と秋の夜- 壺内モモ ...自由詩5*06-9-8
イカへの愛- ikatyo自由詩306-9-8
ピアノ未満- A道化自由詩806-9-8
- 自由詩6*06-9-5
- プテラノ ...自由詩3*06-9-3
見えない力- 恋月 ぴ ...自由詩28*06-8-28
点線を結ぶ- カンチェ ...自由詩606-8-27
シッコ- よーかん自由詩506-8-27
疑問と呼ぶに相応しくないのかもしれないけれど- FUBAR未詩・独白2*06-8-27
コーマ- ふるる自由詩10*06-8-26

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