ここは第六世界太陽系惑星地球・日本国東京都四丁目のバーの中。

私はバーテンに言った。

「二、三個前のさっき、私が飲んでいたカクテルは料理だね」

バーテンはシェイカーを振るのを止 ....
揺れてほつれた柔らかい糸
歩みは途絶えた
息絶えた骨は何処かへ
口角だけが笑ってる
螺旋
水溜まりの中心はもう見れない
温い体温と垂れたこうべ
矢は折れてもなお突き刺さる  ....
 


君のみどり色のところを
ぜんぶ
静かにしてしまおう

僕たちのゆびさきは
それはきれいな舵だ
このすこしの世界では
なくこどもと
あくたの色はもう見えない
ただ
朽ち ....
どうなってしまってもいいんだ
何時に目覚めようが
青白い光が
何時間も何時間も
眼球を痛めつけたあとで
朝焼けを見た
満たされてゆくようで
何も満たされないような
疲弊して ....
             080812


57577 57577
戦闘画面では
画素数を減らす
諸君には理由は
敢えて述べない

のべないのべますと
5段活用変化を思いだす
擬 ....
すき。ということばを頑なに使わなかった時がありました。

七月の夕暮れ。ひとしきり降った雨の上を歩いていました。

貴方を捨てるとか、愛を叫ぶことができないとか、そういった話ではないのでし ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音

それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる

まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
 なつの朝に
くりかえしくりかえし
泣きながら、うまれる
声と声と声が
遠くの地球
むこうにしろいくも
横ばいに漂う

 わたしたち
くりかえし生まれて
体操して
朝の匂い
 ....
 



 顎から溶けだしてゆく蟻を見ながら 
 ベランダから落ちる植木鉢のスピードを思う
 目隠しの観覧車から 行方不明の子供が 助けを求めてる
 クラムチャウダーをかき混ぜるより簡単 ....
[1]
まだ見ぬ未来に不安を抱え

書き散らしても闇さえ消えずに

白々明けてく先行く朝に

同士をみつけエールを送る

[2]
後悔などはしないと決めたのに

絶望という名の ....
美しい花にそっぽを向かれると 
ぼくは自らが蝿だと気づきます 

柔らかい蕾に包まれて 
花の囁きを聞く日を
ずっと夢見ながら 
周りを飛んでは見るが 
こちらに微笑む気配は 
いっこ ....
ペン先に積もる黒い雪
世界は四角い
丸くない
背中の違和感
なんて静かな夜だろう
夏の夜の静けさのなかには震える孤独な生き物がいる
そいつは虚無と星の光の混合物だ
いつまでもいつまでも震 ....
さて、夕方になれば

人影がへらなければ

夜が来てくれない

ひとびとは家々で

あかりを明るくし

だれも風の喧騒に

立たせることがない

おい、道標はどこだ
一日の仕事を終えて 
家の玄関に入り 
靴のつまさきを揃えて置く 

また新しい陽は昇り 
玄関を開いた道に 
うっすら滲む 
涙の跡を辿ってゆけば 

渇いたところで誰かを 
今 ....
夏は不透明だ、と思いはじめたのは
考えてみれば最近になってからなのに
ずっとそんな風におもっていたみたいな気がして
どっちなのだろう よくわからない

喉にペットボトルの冷たい中身を流し込む ....
8月の射手が海から畝へ遡上する



だれもいない猫と風鈴がラジオの号令を聴くのも(もう、)



ニュースキャスターが告げる赤とお決まり



サンダルの熱は浮上 ....
{画像=080907104708.jpg}


夏休みにはいつも母の実家に帰って、
おばあちゃんのおとぎ話を聞いた。
従兄弟達と一緒に横になって
おきまりの昔話を聞いた。
遠くに盆踊りの ....
誰も
いない
静かな
夜道を
ひとり
歩いている

当てもなく
ただ
歩いている

昼間は
大勢の客で
にぎわう
商店街も
車が
行き交う
オフィス街も

夜にな ....
店の
入り口の前に
一匹の犬が
座っている

自分の前を
通り過ぎる
人たちを
じっと
見つめている

まるで
誰かを
まっているように

「いらっしゃい」
「こんにち ....
大人なのに
人を殴ったり
蹴ったりする
人たちがいる

自分が
されたら
どんな
気持ちになるのだろうと
考えることを
否定している

こんな人たちは
自分の
思い通りに
 ....
サイドブレーキを
ぐいっと引いて 
信号待ちをしていた 

隣の車線に停まった車の窓に 
取り付けた 
バネ仕掛けの手のひらが 
びよ〜んびよ〜んと手を振った 

顔も体も無い手のひ ....
タンス
貯金
ちょきん

〇〇
信金
thinking
ブラシに絡みつく抜け毛と空っぽのペットボトル
切れた糸がぶら下がった窓べで
一心に爪を縫う


板に書かれた言葉は私
縫いとめられた糸は黒々と指と指をつなげて
道を通り過ぎてい ....
 
金魚だった
時の記憶がよみがえる
透明な水の中で
息をしながら
その向こうに
白い建物が見える
人だった
時の記憶がよみがえる
わたしは今
どちらなのかわからない
夢 ....

いっぱい 散らかしたビー玉
転がしてはじいて 
赤いのひとつ なくしちゃった
甘い甘いハート形のチョコレートは真白なお皿に安置済み

また 転がして はじいて
青いのが そこに 
 ....
砂浜からおーいと呼ぶけれど

友だちはもうみんな遠くへ行ってしまった

かもめかと思っていたら

船だったので

白い帆はどんどん小さくなって

水平線の向こう側へ

目的地が ....
ドラマに飲み込まれたマンマ
主人公していると

せっかく

プログラムに仕込まれて
ヤリコマれたまんまなテレビどおりの人達の
悲しい姿に気付けているのに

壊されるよ

ドラマに ....
絶命した蝉は最期にジュっと鳴いた
夜の電車の扉の側
踏み付けた男はそのまま電車を降りた
JRの片田舎の駅
ジュは呪術の呪だろうか
それは男に向けられたものだろうか
それを男にさせた無関心な ....
紅茶を飲む
どんどん飲む

あなたは珈琲を飲む
どんどん飲む

これだけ飲んだ分、涙を流して別れたら
みっともないなと思いながら
今日も紅茶を飲んでいます。
今日も一日誰とも話さずに終わってしまう
仕事柄何十本もの電話をこなし
お昼には職場の友だちとランチなんかしたけど
それで誰かと話したってことにはならない

パソコンの電源落として
机のまわ ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
歩くワカメの集まるバー- 詩集ただ ...自由詩208-8-13
口角だけが笑ってる- 詩集ただ ...自由詩308-8-13
ぺぱみんとあいす- 縞田みや ...自由詩10*08-8-13
五時の消滅事- くあせ@ ...自由詩108-8-13
_暮らすように歌う- あおば自由詩4*08-8-12
夏のしずく- かんな自由詩9*08-8-12
ゼリービーンズ- 渡 ひろ ...自由詩21*08-8-11
なつの朝- 唐草フウ自由詩16*08-8-11
12月に生まれた鳩が12月に死んでゆく- カンチェ ...自由詩108-8-10
眠れぬ夜から明け方へ- yoyo自由詩1*08-8-10
蝿と白百合_- 服部 剛自由詩9*08-8-10
夏の夜に萩原朔太郎を読みながら- ぎよ自由詩608-8-10
処方箋- 吉岡ペペ ...自由詩108-8-10
明日の道_- 服部 剛自由詩3*08-8-9
不透明な夏- 笹子ゆら自由詩7*08-8-9
晩夏- エスカル ...自由詩5*08-8-9
狸囃子_/_夏休みの想い出- beebee自由詩1208-8-9
静かな夜道- 妖刀紅桜自由詩3*08-8-8
- 妖刀紅桜自由詩6*08-8-8
大人なのに- 妖刀紅桜自由詩4*08-8-8
呼び声_- 服部 剛自由詩4*08-8-8
A_Piece_of_Rhyme- 長谷川智 ...自由詩3*08-8-7
暗澹- リーフレ ...自由詩5*08-8-7
夢の中で- 小川 葉自由詩3*08-8-7
縁日に眠る(改)- 凛々椿自由詩508-8-7
友だちと夏- さだあい ...自由詩908-8-7
エラそうに説教だねこれ、詩なんて書けたためしないし。- よーかん自由詩308-8-7
月の影_蝉の骸- プル式自由詩6*08-8-7
紅茶- くしゃみ自由詩4*08-8-6
働くひと- 恋月 ぴ ...自由詩23*08-8-6

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