タイトルに「あなた」なんて使って気恥ずかしいのですが、
なんかそういう気分なので(笑)。

さて。
蘭の会(http://www.orchidclub.net/)の「ふみばこ」というコーナーに ....
詩は
飾る事じゃない
もしあなたが
飾りを身に着けているとしたら
生皮を引ん剥いて
天日干しにしてやる

そこで耐え難いほどの
痛みを感じればいいだろう
触ると火傷する
マイナス1 ....
鉄塔が暇をつぶしているのだった。愚痴をこぼす鳥ばかりだった。灰色というよりは銀色だと雲を羨む雑草に春が来ようとしているのだった。丘陵と呼ばれてもいつも誰も振り返らなかった。ひろい世界は渋谷駅に向かう途 .... ハチクロの廉価版が最終巻になり、コンビニに並んでいた。右手の腱を切ったはぐがリハビリをはじめた後、森田がはぐに告白するところまでを読んで、また泣いた。一昨年も同じところで泣いた。今は泣く必要のないはず .... 木漏れ日は まるい

お月様も まるい

太陽も まるい

地球も まるい

あなたの

みんなの

心も まあるい。
いのちを
す て た

ビニール袋に入った命
感情のない指先から落とされた

見よ 馬車!馬車!馬車! 偏見なる眼差し
安い賃金が笑っているではないか 黒いボロ雑巾の中
マグマの塩酸  ....
身辺整理は着々と進んでいるのに
心の整理はつかないまま

あなたの言葉は
やさしく
残酷だ

身辺整理が着々と進んでいる中
今頃やっと気がついた

あなたの言葉は
額の中に向けて ....
よるべない、ぼくらのよるの、来るの来ないの、どうするの。黒々と落ちてゆく直前、ピピピピピもうすぐ電池が切れてしまうよ。雲間から光の線、部屋の灯りから落下する紐、午後に揺れる森、少しだけ空いたふすま、理 .... カフェに立ち込める煙は饒舌
ぼくは相槌だけで喉が渇くのを知る
シンクの隅に陣取るふやけた
米粒の白が
ぜんぶを、もやもやとかくしてしまって
いつもそうやって
あれとこれとを触った気になって ....
君に明日会えるのが
楽しみ
で そりゃもう
君に明日会ったら
嬉しみ
で そりゃもう

なんて
どうして言えないの

楽しい
にミを着せて
嬉しい
は裸のまま

うっ 寒 ....
惑星 水脈 観世音
チーズ カタクチイワシ 明けましておめでとう
干からびる 夏の朝 みどり
ありがとう こんにちは ありがとう
振動 巡礼 盂蘭盆会 門柱 亀甲 惑星 惑星 惑星 惑星
干 ....
創書日和「月」 往還


月に巨大な鏡を置いて望遠鏡で覗いてみた
レンズの視界のなかで望遠鏡を覗きながら手をふるのは
自分がするよりも少し遅れて手をふる
2.56秒前の私
無数の少しずつ ....
なにもない

そんなきがするときがあります

べつにしゃかいのこととか
そういうことをいっているのでは
ありません

そのなんといいますか
せつめいがむずかしいのですが

とにか ....
すな、空のように口ずさんで
空のむこうにセスナがみえた
夕くれなずむ砂浜の色が
遷移していくさまにみとれて
セスナが制御を失っていくさまを
子どもと手をつないでみていた

神がく ....
芽吹きの季節とはいえ
冷たい風が菜の花を揺らし
川面を颯爽と走る

光が流れていくのを
ただぼんやりと見ていた私は
纏わりついた髪をすき
静かに歩み始める

荷物は案外少なかった
 ....
相手の心を読む
見極める
悟る
世の中が見えてくる

運を天にまかし
自らやるべき事を行う
後は天命を待つ
運を天にゆだねる

堂々として
人に安心感を与える
あらゆる努力をし ....
色鉛筆
画用紙のお日様
油性ペンでフローリング

コマ送りの散歩道
飛んできた野球ボール
チクチク芝生に寝転んで
雲はないけど

球根はちゃんと買わなきゃ
爪もちゃんと切らなきゃ
 ....
果てのないような冷たさの
季節にあって
白い六角形の粉末は
人間の傲慢を
目覚めさせてくれるようだ

横に吹き荒れる風を友にして
人の造った灰色の道を
埋めつくし
道と道でない境界線 ....
きみは いつも 僕を見上げる
信頼しきったまなざしで

ある日 僕が、
きみが トイレに行っている間に
いつものかばんを持って
きみの病室から出て
デールームに 隠れる いたずらを した ....
「ソフトバンクに変えたんよ」
と、最近高校時の友達からわりと頻繁に電話が来る。
「だってただだし」
と、電話口で笑う男は、私が数年越しで彼に片思いしていることをしらない。


夕べも電話が ....
きっちり塗っていたのに
反対車線にはみ出す
雲が蜘蛛が雲の隙間から太陽や太陽が鋭い爪を
刺す
差す
おおきなおおきな
くも
はみ出た者を串刺し
みんな応援している
手拍子が聞こえる ....
今まで受け入れていたものを弾き飛ばす
でなければ我々の裸体 業火の海に焼こう

星が降る夜だ 何度も月を越えて波は打ち寄せる 浜辺に
横たわる家族や 白く抜き取られた部屋が 空!中!分!解!
 ....
カラビナ、切っていくんだろ
お前の自我が燃えている
こちらの電車が燃えている
スタンダードな鉄柱の
かすれた声は裏側に
山手線の内側で
正しい摂理を殺したら
徐に雨が降っていた

足 ....
穴の夜に可憐な花を引きちぎる 心の底から憎まれたくて


『やさしさ』という字はとても丸いのでやわらかなものと誤解していた


ワンピースに西のワインがふりかかる とれない染みに焦がれど、 ....
いつも誰かが口笛を吹いている
長い廊下に響き渡る
外は晴れ
青空には適度に雲が浮かぶ

見たくも無いものばかり目に入ってしまう
聞きたくも無い音ばかり耳に入ってしまう
外は晴れ
青空に ....
何も見たくないから

瞳をとじて

何も聞きたくないから

耳をふさいで

何もしたくないから

僕は僕を殺めるのです
{引用=タイトルが半分くらい省略されてしまった。


日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話をしていると、それが積み重なって、「いつも控えめにだけどよく笑っている、感じのい ....
 言葉が言葉を飲み込む
 信頼のない無意味なやり取り
 なんの創造もなかったりする
 そこにあるのは反応する神経のみ
 
 そうなるのは
 やはり信念が希薄なせいだろう
 人が人らしくあ ....
いつでも急いで履くし
履きかけで何歩も歩いてしまうので
かかとから靴はいつでも痛んでしまう
妻も老いた母からも
もっと大事に履けとか
みっともないから止めろと言われるが
そういうことに構う ....
詩のなかでは
ほんとうのことを言おう

どうしていつも
口を出ることばは
わたしをうらぎるのだろう
わたしからとおざかるのだろう

つたえようとするきもちから
どんどんどんどん
つ ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2019)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
詩という“表現”を選んだあなたへ- いとう散文(批評 ...59+*08-3-17
飾りについて- 狩心自由詩2*08-3-17
低い丘- nm6自由詩808-3-16
ハチクロを読んで泣いた理由- イダヅカ ...散文(批評 ...208-3-15
まあるい- Lucy.M.千 ...自由詩308-3-12
回転する王の座標- 狩心自由詩3*08-3-11
わたし美術館- こゆり自由詩19*08-3-8
ワールド・ワイド- nm6自由詩608-3-6
キッチンの喉元- 船田 仰自由詩608-3-4
うれしみ- 乱太郎自由詩23*08-3-4
カヌート/惑星- rabbitfighte ...自由詩508-3-1
創書日和「月」_往還- 大村 浩 ...自由詩11*08-3-1
どなたか- よーかん自由詩908-2-29
セスナ- mizu K自由詩9*08-2-29
春風- こゆり自由詩24*08-2-26
本当の幸せ- ペポパン ...自由詩14*08-2-26
レイディーバードと黄色のチューリップ- sunaosnow自由詩2*08-2-25
白い地平線- 乱太郎自由詩22*08-2-21
車椅子のお姫さま- Lucy.M.千 ...自由詩608-2-20
0円- 亜樹散文(批評 ...4+08-2-18
虹について- 七味とう ...自由詩14*08-2-15
ナイーブな硝子- 狩心自由詩2*08-2-13
カラビナ、切っていくんだろ- ピッピ自由詩1808-2-11
穴の夜に- 石畑由紀 ...短歌3508-2-10
残響の鳴り止まない、あらゆる季節とその日々の中で/2- rabbitfighte ...自由詩9*08-2-5
殺人- ゆず自由詩2*08-2-2
日常生活でさりげなく笑うことを念頭においていろいろな人と会話 ...- ピッピ短歌2108-2-1
君とはずっと続けたい- 山崎 風 ...自由詩3*08-2-1
創書日和「靴」_靴はいつでも痛んでしまう- 大村 浩 ...自由詩9*08-1-31
ほんとうのことを- ふぁんバ ...自由詩8*08-1-31

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