ゲームをしていて、びっくりした。面白いことが書いてあったからだ。
「人間は色々なことをしゃべりますけれど、
本当は、二つのことしか言ってないんです。
一つは、私はここにいます。 ....
岡部淳太郎「恋愛詩の可能性」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=65877
りす「岡部淳太郎さんの『恋愛詩の可能性』を読んで」
http://po-m. ....
人間誰しも年を重ねるごとに知恵をつけるものだ。
全くの未知なる世界のことが少しずつ分かってくる。
大人達の作り上げた社会のことが少しずつ分かってくる。
小さい頃、大人は全員が「大人」だった。 ....
目を閉じて
思い出すことは
あまりない
目を閉じて
思い出すことは
あまりない
目を閉じて
目を閉じて
思い出すことは
夜障子の隙間にひとり立って
あからさまに見ていた ....
神保町にゆきたい
中央線でゆきたい
半蔵門線でもよい
おれはもうだめだ
あとのことはたのむ
おれの好みをみつくろって
何本かのエロDVDをたのむ
あの店だ
神保町にゆきたい
どう ....
「一日」
「歩」だけの将棋。
まるくてほそい盤面。
太陽の一手と月の一手。
ぼくらは見届けるだけ。
「ドリスについて」
愛していると言わぬこと。
永遠なんてありはしないと嘘つ ....
以前から思っていたのだが、恋愛というものは詩のテーマにするにはあまりにも難しいものではないだろうか。それなのに、やすやすと恋愛をテーマに詩を書く人が多いのは、僕にとっては疑問である。恋愛詩を書くのは ....
ミニスカで、風が運んだいたずらで、不意に訪れたピンクの風で
鼻から溢れて、とめどなくて、鼻血ブーで
慌てて、慌てすぎて、転んで、頭ぶつけて
駅で、ホームで、点字の上で、派手に右回転で、鞄の中身こ ....
はははははははははははははははは!
はははははははははははははははは!
そろそろ日本は駄目らしい
昨日電車の中でオッサンが言ってた
駄目な政治家達がもっと駄目にして
それを駄目だとし ....
僕とキミはこの複雑なコンピゥーターの
中で知り合った
この何億人のなかで僕とキミが会う確率は
ほとんど奇跡なんだ
そして二人が結ばれるのも
ほとんど奇跡だ
だからぼ ....
怖い話
こわいこわい
舟が出る
艪が撓る
撓る背骨はガチガチと
大きな音を響かせて
世界の空に轟いて
大きな望みを放つのだ
こわいこわいと
話が叫ぶ
....
苦しいんやったらやめろ
苦しいんやったらやめろや!!
ほんでお前後になって
「苦しかったけど、やってよかった!」
とか言うんやろ
それやったらはじめっから苦しいとか言うなや!!
ずっこいん ....
小学校からうさぎを盗んで 蹴り殺して捨てるという事件について
ボールとうさぎを間違えるのに
必要な力は 想像力である
ここに働く想像力は プラスでなくマイナスであるが
プラ ....
雪の上で 軽い
ステップジャンプ
口元は
叫んでいる
Jisus!と・・・
誰よりも 誰よりも だれよりもはやく
命を捨てよう
ひとのからだ
我先に 我先に われさ ....
昨日、中国語教室のある、
ビルの入口から飛び出してきた小学生と
電車の中で席を譲る小学生を見た。
毛沢東よ。あなたの遺した中国は
こんな風に、僕の中で息づいているよ。
だっだっだっだっ地下っだっだっだ
だっだっだっだっ地下っだっだっだ
だっぱー(しゅー)ずたたたたた多々ん
だっぱー(しゅー)ずたたたたた多々ん
だぱすかちん!
(あー)鷹鷹鷹鷹鷹鷹すかち ....
朝はすべてに平等なのか、という問いに首を横にふる。
世界はひとつなのか、答えられない。
「そりゃあ、誰だってそうよ。」
と、不器用な手さばきと包丁でもってりんごと格闘する君は
さも ....
日曜日にわたしは、レジャーランドで、クリスタルのユニコーンを買い求め、夜のバスで家に帰る。窓の外は、暗がりの裂け目。
窓には夜の空。自宅の浴室でうっすらとしたヒゲをそり、黒いセーターに着替えた。 ....
とっくにもう
枯野の向こうに行っちまったけど
俺に初めてフグを食わせてくれたのは
おんじゃん(おじいちゃん)だった
唇がぴりぴりしたら言わなあかんで
フグの毒がまわったゆうことやさか ....
陽炎ゆらめく金の砂子
彩雲は海風に吹き乱れ
てのひらに燃え立つストレリッチア
放った水際 横なぎにさらわれる
あの辺を転がってく
サクラ紙みたいな柔らかいの
さっき2人で食べた
カッ ....
ぼくらは空に近づこうとする、いつも包まれるばかりでひとつにはなれない。ひろびろと伸ばしたつまさきをゆびさきを、リンととがらせる。新宿にアスファルトのあちらこちら。渋谷を通り過ぎるどちらこちら。ビルとビ ....
ちょっと僕たちは遠くまで来すぎてしまったみたいだ
なんて 前を歩いてる二人に言い出せるはずもない
もう電車もバスも道路も
街灯の明かりも電線も携帯の電波も
24時間営業のファミレスもコンビニも ....
雑踏の中で一人
実在しない 視線と
増してゆく 孤独みたいなものを
蹴り飛ばしながら歩く
少し爪先が痛む
すれ違う人は 揃いも揃って
バカみたいな笑顔をばら撒く
人ゴミ
今度 ....
イランイラク戦争が勃発して
シーア派の人々は、イラクを追われた
当然だろう、イラクは多民族多宗教を束ねた独裁国で
イランはシーア派単一で出来ている国だったから
イラク北部にはクルド人自治区 ....
ブルータル・サウンドへようこそ
夢ならいつでもここにある
淋しさも悔しさも惨めさも
みんなまとめてブッ飛ばせ
ここでは誰もがロック・スター
部屋の中でも車の中でも
いつでもワープさせてやる ....
その川と海とがぶつかる場所で、誰かが手を振っている
回転を続ける灯り、列になって逃げていく光
そのどちらにも負けないように小さく、手を振っている
海はどこでも引いていき、魚が飛び跳ねる
月へ向 ....
あの人は
そこが好きだと言っていた
いつも夏には水性で
書き残す言葉から消えていくものばかりで
うっすらと昇る、煙
焼けている靴の底から
縮んでいく
人たちは
....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある
前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした
「死んでやるー!」と何度 ....
いつものようにマンションの郵便ポストが冷たく死んでいる
買えやしない分譲マンションのチラシ、呼びもしないデリヘルのチラシ、
性欲ってビジネスになるんだなって納得するほどのピンクチ ....
叶いっこないと言いきかされて育った期待が破れんばかりの心臓をおさえつけ
明滅する。おまえなんかいないほうがいいのだと言い聞かせて育てた期待が、
かじりつこうとしている一〇〇〇円ばかりの分け ....
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