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春にまいた種が
いつのまにかもう
つぼみをつけていたことに
気づいていなかった
「先生と会えるのは今日が最後なんだよ」と
ひとりの生徒が言ってきた
本当は
知っていた
....
ノートに書いた文字が
はしから消えてゆくのと
あなたは不思議そうに
ペンを見つめていました
言葉がかわいそうだから
もうこれ以上は言わないのと
あなたはすっかり黙って
消えた文字を追 ....
伝えたいことを一気に打ち込んだら
何て書いてあるのか解らなくなった
変換キーを押すたびに
簡単なセリフが難しくなってゆく
それでも送信する
不思議と
何かを伝えた気になり
不 ....
仕事から帰って
明日のことを考えようとしたら
なんでだろう
涙が出てきた
明日が嫌なわけじゃない
明日があるって素晴らしいと思う
なのになんでだろう
涙が止まらない
そ ....
梅雨の晴れ間にでかけた海で
潮の香りを楽しんでいる君
白いワンピースがひらめいて
そのいたずらな風さえも
まるで子犬をからかうように
君はすらりと笑い飛ばす
そんなんじゃ日焼けしちゃうよって
い ....
季節の変わり目は
こころのどこかが騒がしい
きちっと折り目のついた夏服を
着ている君はいつもと違って見えて
気持ち良さそうに風が吹いてる
話しかけたら
振り向いてくれそうな距離 ....
ピンクのクレヨンで太陽を描いた
みさちゃんが先生に怒られてるのをみて泣いた
だってみさちゃんはピンクで太陽を描きたくて
それを怒るのは可愛そうだと思ったし
ぼくが赤のクレヨンで描いた太陽よ ....
その少年は、真昼の公園の真ん中で、手にした星座盤をくるくる回しながら、
「あれは確か、かに座の一部だから近寄ったら大きなはさみではさまれてしまうな」とか、「あれは確か、さそり座のしっぽのあたりだから ....
「せんせいのては やさしいかたちしてるね」
いきなり言われたので
僕は自分の手をじっと見た
どうみても普通の手だ
「どういうところがやさしいの?」
血管がういて筋張っているし ....
泣けるくらいの悲しみならば
それは言葉にならなくていい
シャウト!
吹き溜まりの街角で、自転車に乗ったおじさんが
何を言ってるのかわからないでいる
イカレテル
そん ....
塾の講師なんて仕事をしていると
子供の心に触れてしまうことがある
前に受け持っていた女子生徒が
授業中に突然飛び出して
二階のベランダから飛び降りようとした
「死んでやるー!」と何度 ....
家の近くで見たのは野良犬の親子
道路をわたるときは子犬のほうが先で
親犬はあとからついてゆく
一見普通の光景だけど
親犬は眼が見えない
だから子犬が前を歩き
親犬はその匂いを頼 ....
モリマサ公さんのベンジャミンさんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「ゆれる_(教室に咲いた花)」
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ベンジャ ...
自由詩
8*
08-7-15
「満たされたいと思うとき」
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ベンジャ ...
自由詩
6*
08-6-30
「メールする」
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
08-6-23
「明日のこと」
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
08-6-14
「ジューン・ブラインド」
-
ベンジャ ...
自由詩
3*
08-6-12
「半そで_(初夏の風から)」
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
08-6-7
「模索する太陽_(みさちゃんとぼくの色)」
-
ベンジャ ...
自由詩
16+*
08-5-31
「少年と星座盤」_(物語・・・短編)
-
ベンジャ ...
散文(批評 ...
7*
08-5-26
「やさしいかたち」
-
ベンジャ ...
自由詩
27*
08-4-5
シャウト!_(完全版)
-
ベンジャ ...
自由詩
7*
06-2-28
知らないことを知っている
-
ベンジャ ...
自由詩
42*
06-2-6
野良犬から見た世界
-
ベンジャ ...
自由詩
8*
06-2-1
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