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私は自分が泣くとは思わなかった


同僚と酒を飲み
語り合い
別れた時
涙が出た


酒を飲んで居ても友に言えなかった
卑しい自分 ....
東京
の近郊で

九州
出身の親に育てられた僕は

自分でも意識しないうちに
親の故郷の訛り

口にしているらしい

九州出身の妻から
指摘されて気が付いた

だとすれば ....
帰り道



夕暮れを背にしながら



赤とんぼが稲穂の森で羽を広げていた



真っ赤に燃える夕日が地平線のうえで



カゲロウが揺らめいている




 ....
葦を
くわえている
(目と 鼻とを とじて)

水が圧す
身じろぎせずに 黙っている
(黙っている)

指を
動かす
日が 
つかめそうな気がするから
(本当にそんな気がする ....
プロト
言葉も無い
感情も無い

0101100―
ほどけていく
数字 羅列 アラート
ほどけていく

僕はプロト
言葉も無い
感情も無い

深刻なエラー
始めから終わるだ ....
三日後にわたしは 
三十三年間着ていたわたしを脱いで 
風の衣を着るだろう 

その時世界の何処かに響く 
あの産声が 
聞こえて来る 

その時空から降る 
透けた掌と差しのべるこ ....
発した言葉がすべて詩になるなら
思いを伝えるのは容易いことだ
だけど僕は百分の一さえ
思いを伝える術を知らない
何より自分の本当の気持ちさえ
すべて理解することは出来ない

放った言葉が ....
うじ虫みたいな奴は
実際それに似ている

気持ち悪いし
うじうじ細かい事してるくせに
一人じゃ何にもできない
集まった時だけ偉そう
うねうねうねうねして
無駄に生命力が強い
すぐに繁 ....
私は
どこへ向かって
石を置いているのだろう

ずっと遠くへ行くため?
それとも
今居るところから跡を濁さず飛び立つため?

川に石を並べて渡ろうとしているように思えるときがあ ....
夜の終わりを感じない日は
どうしても あなたの声を聞きたい
じゃなきゃ アタシの存在価値は
もう、見失うほどちっぽけで。

強く望んでいたことさえも
目前で恐がるなんて
アタシは弱かった ....
突然放りこまれてしまった


病院の待合室にすわらされ
時計の針が無表情にすすむのを
昼メロのデジャ・ヴのようにながめる


「ママ ごめんね」
かすれた声の一言で
キミは幕開けを ....
         080706


コインロッカーにはなにを入れるの
あかんぼーさ、きまってんじゃん
コインをさ
さっと入れて
その隙間に赤ん坊を放り込み
キーを掛けるのだ
(ロ ....
歩き出そう。 犬歯が疼く夜は
あなたのことを考えてしまう


黒猫が一方通行道路を逆走していて
わたしはみゃぁおぅと鳴いて忠告をした
哀しみに月はなく
瑠璃色の眼は立ち止まり
この影をきちんと認めて ....
恋は一方通行
君が好きなの
止まらないの

だけど
君とはもう終わったの
だって恋は一方通行
恋は愛にならなかった

道路標識
ONE-WAY

それも選択 ONE WAY
遠い街の空にふるえる
甘酸っぱい林檎の
かたちをした心臓は
銀色の影にふちどられ
微かに揺れていて
静かにガラスに映る
しなやかなアウトラインのなかで
切ない果実のように
弾力のある胸 ....
今日は楽しいな
だって今日はサンデー
今日は楽しいな
だって今日はグータラデー

お袋の機嫌が良い
YESだけで話す
楽しい
仲がいい

昨日友達の家で
トンカツを作った
楽し ....
 駅まで送ってくれないか

 何処へ行くの
 いつ帰ってくるの
 もう帰ってこないんじゃないの

そんなことないよって言えなかった
八月の明るさがやけに眩しくて
私は瞼をしばたいた
 ....
 
真夜中に電気を消して
テレビの明かりだけで見渡す
この薄暗い部屋は
あたしの不安を増して
慣れることもない

この先の光を信じるなんて
不器用なあたしには望めない

だから夢を ....
向日葵畑で飛び交う笑顔には
スイカの玉が よく似合う
夏を詠む右手に 夢から抜け出た指輪

七夕に見つめ合う男女に 嫉妬して 花枯らしても意味ないし
数多のホタルを 天の川に放つ

真っ ....
かがやなくてはかがかなくては
あせっちゃいけない
カガミをみてみるカガミにテガミをあててみる
ジュシンジュシンジュシン...

パステル調の
ソフトなカーディガンは
空にとけこむもので
 ....
忘れ物はわりと多い方だと思う

イベントにはさらさら興味が無くて
あたし誕生日なんよねー
とかいわれたら
とりあえずスリッパを投げる


とりとめもない日が好きだ

昨日と今日はず ....
{引用=(きこえる)}


プールへ出掛ける
こどもたちの声
真っ黒になって
かえってくる



ノートには
書きかけの小説
風に吹かれて
めくられていく
白い ....
ガキのころハマり倒したゲームの続きを
眠り込むまでやっていて
充満した電子音をかき分け
とにかく何か やっていないと休めなくて
うつぶせのままだったから 背中は痛いが
前に壊した肩ほど酷くは ....
{画像=080523225735.jpg}

大丈夫?
そう言って母はいつも
額に手をやった
そう言えば額の熱は
手で繋がっている


39度の熱を出した
娘の額は汗ばんで
手を ....
 *
空は輝いているかい?風は唄っているかい?
君は…、
君はどうだ?
元気にやっているのかい?

笑えない
眠れない
今日を、消化することさえ出来ない街で、
いつまで膝を抱えて生きて行くのだろう? ....
朝が月を殺す頃

その細い首をきゅっと絞めあげて

太陽がごうんごうんと鳴りはじめ

白い光は
精液みたいにとろりと落ちて


ぼくは生まれてこなければよかった、
と思うのです
 ....
燃えるごみを
ごみ捨て場へ持って行こうと
外へ出たら雨であった

透明のビニール傘を差して
そのままぼんやり空を見上げる
水滴の降ってくるさまが見えるのが
大変おもしろい

周囲でく ....
思い出を
飲みましょう

淡い
熱い
蒼い焔の
塊のような

静寂に
とこしえに
燈り
遥かに
揺らめく
陽炎は
あの夏の
夜に見た夢


眈眈と
顕れ
去りゆ ....
雨よ
私を砕き流し
消し去っておくれ

灼熱の太陽よ
私を溶かし
消し去っておくれ


いくどとなく
願った思い



叶うはずもなく
今日も自分の罪に罰を与えられ

 ....
モリマサ公さんのおすすめリスト(2018)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
帰りの電車で_/_これもまた過去の記憶- beebee自由詩1708-7-10
浮遊する訛り- kauz ...自由詩2*08-7-9
帰郷- ウチヤマ ...自由詩208-7-9
untitled- かとり自由詩408-7-9
01- 相羽 柚 ...自由詩1*08-7-8
風の衣_- 服部 剛自由詩2008-7-8
ゴム- 1486 106自由詩7*08-7-8
ネットで匿名で人叩く奴とか踏み潰されてもいいんじゃない?- 灰色の夢 ...散文(批評 ...408-7-8
石を置く- 長谷川智 ...自由詩6+*08-7-8
罪人志望- Izm自由詩308-7-8
ミスキャスト- 渡 ひろ ...自由詩18*08-7-7
コインロッカー- あおば自由詩5*08-7-7
Start- はち携帯写真+ ...308-7-7
だから犬歯が疼く夜はあなたに噛みつきたくなる- 士狼(銀)自由詩13*08-7-7
ONE_WAY- 相羽 柚 ...自由詩2*08-7-6
Girls_Barでの小さな吸血- りゅうの ...自由詩9*08-7-6
サニーサンデー- ペポパン ...自由詩5*08-7-6
ホームレス- 青い風自由詩5*08-7-6
責任転換- Izm自由詩608-7-6
愛され上手になりたいわ- 北大路京 ...自由詩21*08-7-6
バニラスカイパーフェクトTV- さわ田マ ...自由詩208-7-6
たいてい話は聞いていない- フクロネ ...自由詩3*08-7-6
さんざめく、夏- ゆうと自由詩4*08-7-5
へば- 佐々木妖 ...自由詩7*08-7-5
額に手は繋がっている- beebee自由詩2508-7-5
さあ、行こう。- 遊佐自由詩4*08-7-5
似た光- わら自由詩21*08-7-5
早送りの挙句のたまごかけご飯- 吉田ぐん ...自由詩2508-7-4
ブランデー- 相良ゆう自由詩108-7-4
くりかえす日々- 舞狐自由詩10*08-7-4

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