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十月さいごの日だまりが
ぼくらに光を継いでゆく
風のしたで悲しみをかまえ
いちばん好きな他人を失う
恋人の不実をまえにして
ぼくは悪くなかったのか
神様、怒って ....
さて、夕方になれば
人影がへらなければ
夜が来てくれない
ひとびとは家々で
あかりを明るくし
だれも風の喧騒に
立たせることがない
おい、道標はどこだ
夏の朝
曇り空
コンクリート色
蝉は聞こえない
冷房の効いた部屋じゃ
繰り返される
祈り
そんなものあったっけが
さびしいの?
きみに逢いたい ....
顔に影さし
世界を影絵に
ぼくが見たのは
宇宙の空
黒かった
淋しくて
自由だった
腰をつかい
恥骨を
きみの草むらに
撃ちつけた
顔 ....
世界が
おから建築でないことを
のぞむ
未来を保証しないものを
にくむ
テロリストは知っている
世界が
テロでは壊れないことを
世界が
お ....
抱きしめてやると
思ったよりも簡単に
くずれるときの声を出した
髪の毛から
あまい胡瓜の香りがする
たがいの爪で
たがいの肉にわだちを描いた
俺は十八だっ ....
新幹線
夜の平野を走る
水銀のように
明かり
僕に縁のない地
水田のように
関わりは
地球の
命の
時いがい
新幹線
夜の平野 ....
新横浜の風景を
しばらく品川と間違えていた
その風景にせつなくなっていた
品川にはきみがいるような気がした
白い光を放つビル
白い光に照らされた道
きみが歩いたかも ....
梅雨どきに疲れがでるんだなんて
あなたはやっぱり年をとったんだね
地球がうまく見えないんだなんて
ちょっと余裕なさすぎなんじゃない
かんぺきな芸術
あとだしジャンケン ....
正でも負でもない0
0は虚数のようなものだ
実存から自由な
観念とは
0や虚数のようなものだ
ぼくはきょう
あるひとが美しいことを
発見したんだ
....
雨上がり
日曜日の朝
まだ薄曇りの光
そんな時間帯が好き
ピアノが雫を落としたり
ギターが疼いて泣いたり
ぼくはまだきみが好きだ
なんどか呟き嘘とわかる
....
ぼくらには
見えないことがたくさんあって
想像力で
いままでの経験で
それを
埋め合わせしたりしている
否、
じぶんの器でしか
それを
埋め合わせ ....
夜の街道は
甘い匂いに充ちていた
火を付けるまえの
煙草の葉のような
甘い匂いに充ちていた
ぬくもり
ふれあい
ひこうせん
夜の街道は
甘 ....
夕方のあと現れた群青に
三郎はじぶんのからだじゅうの
すべての毛穴が開ききってゆくような感覚をおぼえた
そして
宇宙にひとり
ぽつねんと浮かんでいるような気になった
....
モリマサ公さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト
(14)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ぼくらは光を継いでゆく
-
吉岡ペペ ...
自由詩
21
09-10-31
処方箋
-
吉岡ペペ ...
自由詩
1
08-8-10
八月六日の祈り
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
08-8-6
影絵
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
08-6-21
レッド
-
吉岡ペペ ...
自由詩
2
08-6-19
いまも何処かで
-
吉岡ペペ ...
自由詩
17
08-6-16
僕は無用な人
-
吉岡ペペ ...
自由詩
3
08-6-13
品川
-
吉岡ペペ ...
自由詩
6
08-6-13
地球がうまく見えないんだ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
08-6-4
美しいこと
-
吉岡ペペ ...
自由詩
9
08-5-28
そんな時間帯が好き
-
吉岡ペペ ...
自由詩
5
08-5-26
光に思う
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-5-22
ぬくもり/ふれあい/ひこうせん
-
吉岡ペペ ...
自由詩
7
08-5-21
精神のカルテ
-
吉岡ペペ ...
自由詩
4
07-5-28
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