朝 曇り
この窓はblue
  寂しくなる、
そうして一言は部屋に染み渡ったのでした
こうしてあのときの一言が
雨の日の漣みたいに


交差点を傘が彩り
沈黙はいつもこうしてこの街を ....
言葉の無さに落胆し 朝
早熟なインクの匂い
誰かの朝刊の紙面が
今夜は雨が降るという情報を私の頭に置き去った
いつかの記憶の隅でステンドガラスが少し光る
垂れ流したミルクのように走り抜ける電 ....
ぼくは詩人

理想と現実
感情と理性
どちらに偏るのではなく
接することが大切
それはぼくの均衡
それはみんなへの安定

今日もまた

朝の散歩をしていると
教育者に出会った
 ....
真ん中に炎が盛んに燃え上がっていたが火種のようなものは見えなかった
真ん中とは田の真ん中
田とは手や足の汚い老父が昔いじくり回していたところ
ウィンドウズ
窓のことだったらもういくつも開いてい ....
一枚ずつはがれてゆく沙漠から抜け落ちる温度に眼の奥を洗われて、新しい沙漠が水上に浮かんでは映発する様をいくつもの角度から剪断する。つぶらな音覚が限りなく前転してゆくその先では泣くことになるだろう。手の .... この世界は
飴細工みたいだ

はらはらと降りかけた
粉砂糖の重みに
時々 クシャッて
潰れてしまう

なめたら
儚くとろけて
確かに
甘い


悲しいところ
じきに三月尽であるからして
桜満開
梅は散った

夜のあいだ働いて
朝がきたら酒を飲む
なまぬるい部屋で
カーテンを閉ざして

なにもかも逆さまで

だってほら
無言に近い状態 ....
ドアを開けるとそこには海が広がっていた。

あまり風の強くない日、浜辺に立つ。
波打ち際には近づかずに遠くで眺めた。
水平線は、左から右までずっと続いてて、ゆっくりと曲がっていた。

右に ....
ため息が行ったり来たりエレベーター

クレームを受ける時だけ仏様

ブラインドタッチで過ぎる一日よ

淋しさを集めて速し終電車
批評、批判、

こうあるべきだの、こうすべきだの

雑音、ノイズ、

今日も私は私だけの道を進む


前と後ろからの声は雑音、

十六年間、鳴り響く聞き飽きた雑音


 ....
2006年6月1日より俺は愛の在るSEXに至らないすべての行動を拒否する
ビッグバンは何故起こったのかっていうとそれはやっぱ恥ずかしかったんじゃないかな
神が何故世界を創造したかといえばそりゃあ気 ....
加藤「北上<きたかみ>ってさ、なんもねえよなあ」

伊藤「あるじゃん、あれ。」

加藤「なに」

齋藤「ワーナーマイカルだろ?」

伊藤「そう」

加藤「う〜ん。まあワーナーは?  ....
また行く。
今日は風が速いから、
飛ぶように雲が飛ぶ。

わたしときたら、
口を情けなく開けたままで、
首の疲れも忘れて。

    噫ーーーーーーーーーーーーーーー

などと発語 ....
 キリストの父親である男が、玄関の扉に磔となって帰宅する。
彼の三歳になる息子の「オモチャ!!」の叫び声が、戸棚の奥に隠されていた
ぬいぐるみの、スヌーピーのキンタマの後ろ、階段裏の水道管のなかで ....
 びしょ濡れの二人。川岸に這い上がった恋人達。
「永遠はカナヅチなので溺れてしまう」と彼は言った。
僕は、口から水を吐き出す彼女にハンカチを渡した。
すると彼女は「不条理の相方である可能性のよう ....
くじ引きするのはタイヤの転がりやすい草の上で
ハンカチを猟銃と見間違っても構わない
それは昼だから

何故引き上げてくれるって知ってたかって?
拡声器の後ろに当てる手を見たから


 ....
東京
憧れていた街
過ぎてゆく人たちと
消えない夜の明かり

言葉を殺しながら
信号が変わるまでに
どうにかしてこの横断歩道を
渡らなくてはいけない
あ、またひとり
大切な人とす ....
固有名詞と反復のスピードについて


用務員の話http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=23400 全文
{引用=
紹興酒どうしようもない日記をつけてガー ....
狂っているのは俺じゃない
来るっていってるあんたのほうだ
狂っているのは俺じゃない
待ってるばかりのあんたのほうだ
狂っているのは俺じゃない
待ち望んでるあんたのほうだ
来るっ ....
よぼよぼの輪の広がりをせき止めると
その分 細かく染まる

庭の散らかりは
天井が降って来て初めて
薬を飲み込んだだけ と気づくくらいの
戸惑わせ方で

どんな中華料理屋に行っても青い
かたいあるじと手をつなぐ空の犬小屋まで

浅い海で輪ゴム飛ばしあう劣化して

青空を刺し上げる丘だ隠れようがない

愛した子に顔を傾けくすぶる藁

コップに入れて置いてある妹の色水
 ....
どれほど彼らには 彼らにはどれほど という感覚が今 取引されるのを見ている遠くの近くの飄然としたたたずまいの縦の直線の隙間の 次に足が見えている残された 卵白のように打ちひしがれたものたちの影をどれだ ....  こんな所に 靴を置いていったのは誰だ?―
道路脇の藪の中に くたびれた革靴が転がっている。
そこに一台の霊柩車が止まり、棺桶の中から少女が現れる。
彼女は靴に足をすべり込ませたが、いささか大き ....
森には染み渡る声が

扉を開ければ触れない写真の自転車が

東京に、はじかれれば零れていく生活が

薄い川の堤防に腰掛ける人の背中に染み付いた匂いが


襲い掛かる全てを
まな板の ....
はしっこの村に
紙切れが落ちていた
落ちていたから
拾われて
破かれて
新聞紙のように
破かれて
靴の汚れを拭かされて
綺麗になった靴を見る
この先どうされるのか
分からない
分 ....
理解のある細君 には
異論を挟む
余地は ない
ただ
ネコが だめ
とか
ネコアレルギー
とか が
あったらいけないから
ネコについては
考えないと
                                 (喪失の物語)


彼女の胸には心臓がなく
代わりに小さな箱が埋まっていて
願いを唱えながら手を入れると
どんなもので ....
身に覚えのないことで
なぜか{ルビ矛先=ほこさき}はこちらに向いて
誰かの荷物を背負う夜 

自らの影を路面に引きずりながら
へなへなと歩いていると
影に一つの石ころが浮かぶ

理不尽 ....
わさえ

にすんいりん

ぬさえ

のまた

のさのさ

げんせんじょうどん

いでんひがすん

すばさ

のさのさ

わんさちどさけさ

どさけさ


 ....
幸せのガイドブック、
いくら払えば、くれますか
モリマサ公さんのおすすめリスト(2017)
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