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そんなこともあったっけ…
あれは息子と歩んだ道
四谷大塚の教本や模試の受験票が
ジグゾーパズルのように
断片となってパラパラこぼれていく
うまくつながらないのは
終わってしまったも ....
雑踏のあちこちに
発生する
ポップな電子音
それぞれの手のひらの中
ぽろぽろと
カラフルな想いをつかまえる
まるでゼリービーンズのよう
人工着色料かけた
ねじれた言葉が小窓にな ....
タンゴの旋律に
呼吸を合わせるように
茜色のロウソクの火が
ゆらめいている
凪だった{ルビ水面=みなも}を掻き立て
眠っていた感情に爪を立て
ゆさぶりながら
身体の中を貫 ....
突然放りこまれてしまった
病院の待合室にすわらされ
時計の針が無表情にすすむのを
昼メロのデジャ・ヴのようにながめる
「ママ ごめんね」
かすれた声の一言で
キミは幕開けを ....
たっぷりとあふれんばかりに湛えて
こぼさないように歩く
ネットの海に棲む詩人が紡いでいる
いつまでも色褪せない
磨きこまれたナイフ
のような綴りに痺れ
少しでも掬い取ろうとつかんでも
手 ....
「別れる日は決めてあるんです」
あどけない顔をして
サラッと彼女は言う
離別の餞まで手に入れた
お人形のような瞳には
背景の妻子の温度は伝わらない
サーモスタットはいつ壊れるかわからないの ....
雑居ビルの中にある小さなライブハウス
彼女が鍵盤に指先を下ろした瞬間
スタインウェイは真っ直ぐに彼女を見つめた
たたみかけるような熱い音の重なり
スタインウェイと彼女の間には
透き間 ....
またもや不意打ちに
なげこまれたアクシデント
水面がざわざわ騒ぎだす
バリケードをはりめぐらせたつもりが
いつもほんの一瞬のスキをついて
とびこんでくる
ズン と重く腹にしずん ....
モリマサ公さんの渡 ひろこさんおすすめリスト
(8)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
リフレイン_ー十二歳の受難ー
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渡 ひろ ...
自由詩
16*
08-9-3
ゼリービーンズ
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渡 ひろ ...
自由詩
21*
08-8-11
タンゴ・ダンサー
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渡 ひろ ...
自由詩
23*
08-7-14
ミスキャスト
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渡 ひろ ...
自由詩
18*
08-7-7
ネット遊泳
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渡 ひろ ...
自由詩
23*
08-6-10
ドライフルーツ
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渡 ひろ ...
自由詩
20*
08-5-26
音の回廊
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渡 ひろ ...
自由詩
22+*
08-5-19
内面鏡
-
渡 ひろ ...
自由詩
26*
08-5-1
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