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女が化粧している
裸の背中を私に晒して


射抜くような眼で
鏡に映し出した己を見る
内にある存在へ
女の手は問いながら作用する
ただの身だしなみでも
誰かに見せるためでもなく
太 ....
私の葬式がささやかに執り行われ
友人らが久しぶりに集まった
青空には透明な道が果てしなく続き
新緑に人々の喪服が映えて美しかった
一滴の涙も流されず むしろ
想い出を懐かしむ声で
小さな式 ....
何か掴まなければ と
恐れなくてもよいのだ
いつでも繋げるように
私の両手は空いている


嘗て星々に触れたとき
驚きながらも微笑んだ
一秒よりもはやく
私たちは老いてゆくから

 ....
今の日本において「詩人」は既に職業として成立しないと言っても過言ではない。職業として成立しないとは言い換えれば需要がないということだ。

私はかつて詩人が果たしていた役割を(エモーションの供給)今 ....
夜の海が私を欲しがっている
或いは一つになれるだろうかと
踏み出した足に私は困惑する
そのとき私は生きている


そしていつも自らの中に
私は小さな一つの海を持っている
寄せては返すこ ....
とうどうせいらさんの和泉 輪さんおすすめリスト(5)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
化粧_(2005.7.29)- 和泉 輪自由詩1205-7-30
昇天日和_(2005.7.18)- 和泉 輪自由詩3105-7-18
ソネット(触れている)_(2005.5.15)- 和泉 輪自由詩2505-5-15
職業としての詩人- 和泉 輪散文(批評 ...1704-5-13
遺灰- 和泉 輪自由詩1304-1-25

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