海のうえを昨夜の花火の残骸が
恥ずかしげに漂っている
まるで月が落ちたみたいと騒いでいた
みんなの顔が馬鹿みたいに想いかえされる
わたしの心の月が堕ちたのは
...
人ひとりの命は地球より重いというのは
だいぶ重いね、重すぎだろう
人命を鴻毛の軽きにしてというのは
だいぶ軽いね、軽すぎだろう
せめて、体重分くらいは
目方増やしていきましょう
...
公と私。文字や言葉を大きく振り分ければ、
公言も私言もない、AIは破壊してくれる
、ついでに私の時間も連れていけ
まーいいか、薄給でさらに土曜日も休むことなく働き尽くし
...
瞼の裏側で眠りの松明が燃え盛る
タップを踏む睡魔が天然色の幻へと誘う
大地を俯瞰すれば麒麟の群れが走り
文明は密林のように摩天楼を生やした
水曜日の波が大通りへと押し寄せる
チョビ髭を歪 ...
ひるさがり、
オイシイモノを食べて、
りんかくが、
ほころぶ、
ゆるふわな、
しろいまるがおの、
ましゅまろ、
キミは、
ほほえんで、
そのひとみに、
ふたつの三日月をつくる、
...
宵闇に独りでそっと酒を飲む
シャッターの奥では、どんな夢を見ているのか。海も川も薄く、流れもゆるく凪いているように見えるのに。存在を消した爪の先までイバラ、締め上げて這いずり回る時の鎖を断ち切る。右寄りの心臓は判別不能な燈し火に ...
囀るな、囁くな、嘯くなよ、腐肉に群がる小蝿や蛆のような薄汚い愚民ども、俺の人生にお前らを相手にしてる暇はない、俺がこの世界で息をし続けている理由はただひとつ、容赦ないポエジーと相対するためさ…あら ...
あの
トリュフが
たべたいーん
だよ↑
わかるよ
わかる
わかるよ
わかる
でさー
お前がそれして
トリュフなの
大丈夫
やっぱムリです
はい、次はハワイ!
調子こく 調子こく
でも間違えんな
お前な、それ最高に幸せなんど
なめんなや
調子こく 調子こく
でも間違えんな
調子こく場面でありながらも
なんとか
調子こかない面も見ろ ...
なめんななめんななめんなよー
俺はそれになりません
なめんななめんななめんなよー
輪廻は怖い うぬぼれんな
わーわーわーわー
なめたら終わり真っ逆さま
なあ、お前それだけん有頂天なんぞ
...
アナタの眼
ぐるぐる廻り
死の渦巻く虚無
露わになる瞬間に
身を委ね開き在れば
置き去りにしてきた哀しみ、
雨降りのこの日に鮮やか蘇り
身の回りの全て透明に成りゆく。
われらはビーチグラス埋まる砂地で咲く
浜木綿なのか
空に憧れ
海に真向い
樹々にさまよい
陽を讃え
愛の溢れた瞳を求め微笑み合う
ひとり あなた
ひとり わたし
...
いつか忘れられる恋のために
いくつもの花瓶が投げ込まれ、
濡れた足にはりついた花びらの色とりどりに
蝶やら虫やら寄ってくる。
雨雲がやってきて去っていき、
そのあとに何の植物かわからない草が ...
僕は考えることが知ることに似て
虚しい
それは でも 一体なぜなのか
湘南で見た夕暮れのようだった
バスの中に入ると一人
僕は今日も生きたのだと思う
青く 存在する 見たことのある海を
...
埴谷雄高の書く韜晦で見事な文章に惑はされた若者ほど、虚体に惑はされてはならぬ。それは何故かと言ふと、虚体は埴谷雄高のでっち上げた崇高な精神の象徴に過ぎず、虚体に深遠なる意味は全くないのだ。虚体と言へば ...
これから雨の日が続くようだ
10日間の天気予報では来週の木曜日は晴れると
残念ながらその日は月に一度の通院日
{ルビ渓=たに}に入りたいが
増水で釣りにはならない
仕方がないので
髪の毛よ ...
きみという結晶は脆く傷付きやすい
透明な薄緑を纏った蛍石のようだ
ぼくは鈍重な鉛ようなのに
何故か妙に気が合った
初めて出逢ったのは渓流で宝石の魚を釣った夕暮れ
低温で溶けるぼくは直 ...
ひとりぐらし ひと 、
天国ㇵここ
あそこではなく
ひと、抜けて突破し
独りに徹し初めて此処ガ天国
恋って、不思議
架空の世界をみせてくれるから
なんだかキラキラした空気が
朝早くから幸せでくるんでくれる
だれにもらった訳でもない
平穏でなだらかな生活とか心とか
パリ ...
緑の広がり人の歩き
車の走りアスファルト伸び
アジサイ青々色付く最中に
わたしの生きて歩き在り
そうして 、
歩き在るわたしの最中に
緑の広がり人の歩き
車の走りアスファルト伸び ...
あなたの面影をください
あなたの抜け殻があれば
わたしは生きて行ける
灰色の瞳のひとに
なりたいな
ひとの純白な夜のかたすみの
憎しみはほんとうのところ
涙が綺麗だと勘違いしている愚かさに似る
炎上する胸の奥から飛び散る汗と
同じ色しかしていない命 ...
宙にむかい
腕を伸ばし
体から跳び立とうとする
ちいさなあなた
さいわいよ
むらさき色のあざが
胸のあちこちにあって
それが昨夜夢でみた絶望の傷だと
朝起きて震えながら気づくことはないか?
咲かないちいさな希望の花が
そっとふわりと揺れる風は吹き
...
金平糖みたいな夜が降ってきたら
ココアにラムをいれて
バウムクーヘン
ぐるぐるまわーるよ
あうろー
って
なぜか今日は
うれしくなって
かな ...
{ルビ廣松=ひろまつ}{ルビ渉=わたる}の哲学書のことを考えていた。
認識論についても 現象学についても僕はなにも知らないものだから 放り出してしまったあの哲学書。
僕がはじめて読んだ哲学書 ...
哀しくも
ぼくは詩人ではなかった
虚実を織り交ぜ
誰よりも大切な人を深く傷つけた
詩人ならば歓びを与えられたはずなのに
暗渠の遊歩道で
綺麗なタチアオイを見つけ
立ち止まる
>今日が見頃みたいだよね
シャッターにかけた指が止まる
驚いて振り返ると
柔らかな眼差しの老人が立っていた
>実 ...
弱々しい夢ならば褪めないで
どこか踏み鳴らしたあとに生まれゆくから
回路図をくすぐる意思は
その星回りの爪痕を遺した光景に準じて
影はあしらわれ、付き従うことで
また覚醒めなさい、その木 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
ブラックコーヒーと白い嘘
秋葉竹
自由詩
1
24/6/1 6:45
目方の味方
りゅうさん
自由詩
3*
24/6/1 6:32
未来から 始まる絵本 003
足立らどみ
自由詩
2
24/6/1 6:28
ライク・ア・ムービー
atsuch...
自由詩
8+*
24/6/1 4:41
ましゅまろ
本田憲嵩
自由詩
8
24/6/1 1:29
今宵は
レタス
俳句
3*
24/5/31 23:15
allegory
あらい
自由詩
3
24/5/31 22:55
sealed
ホロウ・シカ...
自由詩
3*
24/5/31 22:04
トリュフをなめる
林 理仁
自由詩
1
24/5/31 19:17
有頂天の続き2
〃
自由詩
1+
24/5/31 18:59
有頂天の続き
〃
自由詩
1
24/5/31 18:48
Gloria
ひだかたけし
自由詩
2
24/5/31 17:55
仏蝶
リリー
自由詩
6*
24/5/31 11:08
恋のため
はるな
自由詩
2
24/5/31 8:48
帰りのバス
番田
自由詩
4
24/5/31 1:14
惑はされるな、虚体に
積 緋露雪0...
散文(批評...
0
24/5/31 1:08
雨の日の釣り師のために
レタス
自由詩
6*
24/5/30 22:59
きみに
〃
自由詩
6*
24/5/30 22:38
五行歌、ひとりぐらし
ひだかたけし
自由詩
5
24/5/30 20:37
恋のけもの
秋葉竹
自由詩
1
24/5/30 20:13
ヒビキヒカリ
ひだかたけし
自由詩
3
24/5/30 17:14
亡骸
リィ
自由詩
0
24/5/30 8:04
この雨の降りつづく夜の世界のかたすみで
秋葉竹
自由詩
3
24/5/30 4:26
五行詩 あなた
Giovan...
自由詩
5*
24/5/30 4:15
傷のうた
秋葉竹
自由詩
2
24/5/29 23:25
オマージュ
うし
自由詩
1*
24/5/29 22:56
清らかな猫の唄
森 真察人
自由詩
2
24/5/29 22:25
五行歌 詩人モドキ
レタス
自由詩
4*
24/5/29 21:49
種
夏井椋也
自由詩
5*
24/5/29 21:26
風切羽
あらい
自由詩
1
24/5/29 17:59
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
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214
215
216
217
218
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230
231
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234
235
236
237
238
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240
3.62sec.