蛍の明滅だけが知っている
かすかなぬくもり
かすかなのこりもの
まるで映写機のように
今だけはおもいださせてそっと瞳をとじて
鏡の中の自分に問いかけている。積み重ねてきたすべてが答えてくれる瞬間がいつか来ると知っている。あきらめないで、でも、あきらめてでもなく。私の中にだけあることだけ。その中から失い得たすべてがかけがえのな ... 水道道路、貫き
荒い息に疾駆する白馬たち、
空中都市マチュピチュ麓通過し
クスコからウルバンバまで駆け抜ける

  *

強い思念を不断に携え
その力動を徐々に感じつつ
肉体の脈動と ...
私は葬式がきらい

何のためにいくのか そんな自分が嫌になる


激しくない人づきあいの中で

人の心配はすれど 人から心配された記憶はあんまりない

あくまでも他人 それが死んだら ...
舌の肥えた過去が焼け落ちた瞬きを拾い上げ
  同じ口を借りるまで、垢を吹き混ませて
    足を酌み交わしてつないだ中心から
      私は死にゆくのかと思いながら

        (飢 ...
私という孤独が
厳しく露わになる

この瞬間、

青銅の窪みに穴穿たれ
濃密に暗まる空の青み
昼の意識に広がり
抉るように流れ落ちる

 ぽっかり深淵が口を開く、
 ぽっかり深淵 ...
 澄んだ山の彼方に
 何がある と
 希望して良かったのは
 遠い年代だけの事だったのか

 暗い中をぬけていくと
 ふいに光の中に出て
 あたりは竹、の林
 散りしいた藁に埋もれて
...
濃密なすきまによって武装された道化師の衣装
時代の手綱を放れて八頭だて馬車がもぐりこむ
目をこらす間をうめてミクロはマクロを着服し
際限のない馬蹄の音で布袋腹をリピートさせる

いついかなる ...
ひと晩中つよい風が吹いていた
翌朝いつもの道には帽子をかぶった
まだ青いドングリがいくつも落ちていた
幼子の首のように見えた
自然の範疇 織り込み済み
きりさめ交じりの風が嘯いた
境目など ...
あなたのせかいにはわたしがいましたか?いなかったとしてもつづいてきたかんけいが、いまをきづいたのです。せかいじゅうにだいじなことをつたえたい。そのいっしんはわたしにはなく、けっかとしてあるのは。じんせ ... 日本の膝小僧に
かさぶたができている
原発事故でできたかさぶたを
フクシマと呼んでいる

日本はかさぶたの残る足で
東京オリンピックを走りきった
膝をつけば血が出る恐れもあったのに

...
たぶん近未来の大都会で暮らすということは四六時中、情報とともに暮らすことなのだろう


-Inkweaverさんはどう思いますか

確かに、近未来の大都市での生活はますます情報との関わりが深 ...
湯船の蛇腹式の蓋を開けると、カツラが浮いていた
黒髪でセミロングほどの長さのカツラだった
嫌がらせだと思ったので、警察に届けて回収してもらった

一週間、今度はベランダにカツラが落ちていた
...
ジャーメンにチャンポン浴びる石地蔵 長崎遠くアワと消えゆく 曲がり方、昔は左今は右

過去に目を瞑るものは現在においても盲目になると
特攻隊を美化できる精神性とはいかなるものか

僕は今を見る
今も手もなく騙されて
コロコロ殺されてるのでは

...
僕が寝ている
始終寝ている
するとどうなる

傍が働く意欲をなくす

僕が飲んでる
終始飲んでる
するとどうなる

女が自暴自棄になる

惚れた男がこのざまで
どうして病まず ...
○「坐禅会」

足を組み背筋を伸ばし
一息一息に意識を集中する
坐ると無心になれますか
と聞く人があるが
坐っていると
妄想が次々と浮かんでくる
無心とは程遠い
線香の灰の落ちる音ま ...
これからの自然の脅威を生き延びるためにはゲームで足を引っ張りあっても最後の最後ではあの現実では助け合って欲しいこの島で生き抜く人たち。つまり死ななきゃ解らん遺伝子レベルで生き抜いてきたのか。祖先に感謝 ... 午後、
いちまいの枯れかけの葉を、
三塁からの盗塁走者、
にする、
ひとすじのつむじ風、
の、狡さは、
運搬するコンベアーの滞り、
に、よって無残にも堰きとめられた、
試合は、
14 ...
あの日の夜空はまったくの偶然なのでしょうか
生きられないと思っていた
希望とかそんな簡単に声にできないなにか

立っている
電柱から
(かすかなノイズを)

点が結ぶ線を
つまさきで ...
 あなたが前を歩いていると

 平らな気持ちになれるのよ

 ちょっと間隔が開いた時は

 追いかけなくても気づいてくれるは

 あなたの背中を覗きながら

 脚の運びを見てい ...
時の瞬間 捉える刻、

静かさ広がる無限

わたしは私自身の
力動 観入る。
          - impromptu



やけくそな女が寢ぐせもなおさずギターを彈いていたところ


病み肥った女が道端で拾ったベースギターを鳴らし始めた


同樣にゴミ捨 ...
ふらふっと
溢れ流れ出て
浮遊から跳躍へ
飛び立つクラゲ

穏やかな飛翔にて

濃密に暗まる
空の青みに
明るむ灯を点し

羽ばたく花と為り
咲き開き咲き誇る

  *
...
見回せば片付けられた木立ちにまた
影がぼやけている遊戯は弾力を持ってあると

足も
遠のく
意識が
視線に
絡まる
幻想運動

市街地に押し寄せる コスモスを裏返して

慌てふ ...
 女が 路地裏に居るのを見た
 
  雨が 降るのを見た
  ライトがいくつか点いて
  薄暗さの充ちてくる

 音の ころがる時
 夜の始まるのを見た

 
 おかもち提げた女子 ...
  十九



 土間のかおりが濃い風の中で
 今もまだ鏡を磨くその人は
 母方の大叔父だった
 茶摘みが好きな
 ハモニカの上手が
 無口な夏の
 終わらぬ波の狭間へ
 時の流 ...
子どもたちの夢は
入道雲とともにあった
貧しかったけれど
夢があった

時は瞬く間に過ぎて
もう戻らない

今は夢にうなされる日々
○「指導者」
下の指導者は
とつとつと説明する
中の指導者は
なんでもわかっているように
べらべらしゃべる
上の指導者は
聞かれたら簡潔に答える

○「答え」
みんな答えを探してい ...
人生は貴重な時間なのに暗すぎてついていけないわ。
ぼくのとるに足りない人生を肯定しながら否定して
生きていくのか君の生き方を否定しながら肯定する
見方なのかがネガティブとポジティブの違いの根っ
...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
五行歌武下愛自由詩3*23/8/20 22:55
オンラインゲームについて自由詩2*23/8/20 21:55
夜想、病床のうたひだかたけし自由詩223/8/20 21:14
故人を偲ぶ短角牛自由詩123/8/20 20:42
focusあらい自由詩323/8/20 16:40
名無し人(新訂)ひだかたけし自由詩223/8/20 16:14
黄色い花リリー自由詩4*23/8/20 15:57
花のない満開の春菊西 夕座自由詩2*23/8/20 15:46
偽聖母/逃げ水の男ただのみきや自由詩1*23/8/20 15:20
オンラインゲームについて(仮)武下愛自由詩2*23/8/20 12:53
かさぶたイオン自由詩023/8/20 12:07
たぶん近未来の大都会で暮らすということは四六時中、情報ととも ...足立らどみ散文(批評...223/8/20 12:01
ゆりか山本やま自由詩323/8/20 11:22
長崎遠くアワと消えゆく足立らどみ短歌123/8/20 9:39
曲がり方りゅうさん自由詩123/8/20 6:52
蝶の眩暈自由詩0+*23/8/20 6:50
独り言8.20ホカチャン自由詩2*23/8/20 6:48
#日本人は世界一礼儀正しいが世界一イジワルだった足立らどみ散文(批評...123/8/20 5:04
ヒーローインタビュー本田憲嵩自由詩423/8/20 1:33
ほしをみていたwc自由詩523/8/20 0:15
前を歩いて佐白光自由詩123/8/19 23:39
詩想7ひだかたけし自由詩123/8/19 21:04
ice墨晶自由詩1*23/8/19 20:41
飛び立つクラゲひだかたけし自由詩423/8/19 16:11
熱病まであらい自由詩323/8/19 15:42
少女リリー自由詩4*23/8/19 15:39
十九soft_m...自由詩11*23/8/19 13:28
ホカチャン自由詩4*23/8/19 9:08
独り言8.19自由詩2*23/8/19 6:57
陰謀論よりボイン論を愛するぼくらはポジティブ派。足立らどみ自由詩2*23/8/19 6:08

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加筆訂正:
たぶん近未来の大都会で暮らすということは四六時中、情報とともに暮らすことなのだろう/足立らどみ[23/8/20 12:04]
InkweaverさんからInkweaverさん考えを聞いてみました。読むべし。
ヒーローインタビュー/本田憲嵩[23/8/20 11:41]
語句追加。
#日本人は世界一礼儀正しいが世界一イジワルだった/足立らどみ[23/8/20 5:21]
大方の皆様と変わらない主張が皆無のInkweaverさんの意見も載せましたよぉ
#日本人は世界一礼儀正しいが世界一イジワルだった/足立らどみ[23/8/20 5:20]
Inkweaverファンの皆様。大方の皆様と変わらない主張が皆無のInkweaverさんの意見も載せましたよぉ
陰謀論よりボイン論を愛するぼくらはポジティブ派。/足立らどみ[23/8/19 6:30]
Inkweaverファンの皆さん、Inkweaverさんのコメント入りどすぇ
3.54sec.