灰色の瞳のひとに
なりたいな
ひとの純白な夜のかたすみの
憎しみはほんとうのところ
涙が綺麗だと勘違いしている愚かさに似る
炎上する胸の奥から飛び散る汗と
同じ色しかしていない命 ...
宙にむかい
腕を伸ばし
体から跳び立とうとする
ちいさなあなた
さいわいよ
むらさき色のあざが
胸のあちこちにあって
それが昨夜夢でみた絶望の傷だと
朝起きて震えながら気づくことはないか?
咲かないちいさな希望の花が
そっとふわりと揺れる風は吹き
...
金平糖みたいな夜が降ってきたら
ココアにラムをいれて
バウムクーヘン
ぐるぐるまわーるよ
あうろー
って
なぜか今日は
うれしくなって
かな ...
{ルビ廣松=ひろまつ}{ルビ渉=わたる}の哲学書のことを考えていた。
認識論についても 現象学についても僕はなにも知らないものだから 放り出してしまったあの哲学書。
僕がはじめて読んだ哲学書 ...
哀しくも
ぼくは詩人ではなかった
虚実を織り交ぜ
誰よりも大切な人を深く傷つけた
詩人ならば歓びを与えられたはずなのに
暗渠の遊歩道で
綺麗なタチアオイを見つけ
立ち止まる
>今日が見頃みたいだよね
シャッターにかけた指が止まる
驚いて振り返ると
柔らかな眼差しの老人が立っていた
>実 ...
弱々しい夢ならば褪めないで
どこか踏み鳴らしたあとに生まれゆくから
回路図をくすぐる意思は
その星回りの爪痕を遺した光景に準じて
影はあしらわれ、付き従うことで
また覚醒めなさい、その木 ...
青々鮮やか
色付くアジサイ
見入る 、
見入られ見入り
弾け飛ぶ 対
自ら進んで
商品消費物へと
技を磨く人、只それだけ?
漆黒に塗り潰された聖書の現
人 ...
月は天に在るのと同じ位
確かな物事は
生(せい)だ
私は生きている
今ここに
山登りを愛する山人が言うように
登っていくより頂上から
下っていく方が難しい
人生も一緒だよ
若い衆
※ピカソは頂点を目指して
登り続けたままこ ...
ふわふわ 浮いてる、どこまでも 浮いてる
私は海の中、どこまでも透明に拡がっていく、
私は今、肯定している、否定している、うちが外を包む、
はい、は、いいえを肯定しているし、いいえ、 ...
その日暮らしの日射しを避けない
あ、あたらし、な、な、
死のう、一緒にな、詞無くなって
海が見えるか
何も見えないか
私と君と君と、多分君が
どこにも居ないでいられる楽園が
何も見えない ...
今使っている自転車をいつ買ったのかを思い出すと、それはかなり昔の話だった。当時は、神奈川に住んでいた。駅の向こうにある、自転車屋でそれを確か、僕は買ったのだった。オレンジのつなぎを着た人の売ってくれた ...
森を下る
雨粒は
木々の隙から落ち
葉を伝い
流れ集い
地をじっと濁す
私は抗いたい
貪り尽くしたい
見上げても
どうともならない
午後五時に
叛心は
裂かれた潮の ...
悲しいですね
人は誰でも独りで生まれ
独り死んでゆく
後ろ姿を追いかけても届かず
想い人が亡くなっても日々は変わらない
☆
楽しいですね
...
願わくば
五月の空に浮かぶ
羊雲になりたい
ぽかり ふわり
風に吹かれて
☆
強がりな若葉に誘われて
渓谷の流れに身をまかせ
透明な水に ...
手先の器用な人が作る
天の川銀河なんて
ちょうちょになったり
おふねになったりして
天を見上げるだけの僕とは
まるで不釣り合いな
今や昔も、単なる朝
荷馬車に揺れて、 ...
どんなに私が
世界を
愛しても
世界は変わらない
ならば己が変わる
雨降りの日に
部屋に篭もり
ひとり積み木を
積んでいく子に
涼やかな風、
すーっと一筋
網戸から
まばたき
二度、三度
見開かれた眼、
積まれゆく積み木
色とりど ...
風のささやきに誘われて
釣り人は初夏の{ルビ渓=たに}に分け入った
モスグリーンのいで立ちの彼は五月の若葉に溶けて
神経質な魚たちの警戒心を得ることはなかった
川面に近づくには音を立ててはいけ ...
苦しみを通りこしたる刻の果て
茶番の底にある静けさか
小学生の男の子が
人知れず深刻に悩んでいた
「自分がどこから産まれたかということで」
ママに恐る恐る尋ねたら一喝された!
この男の子は
「ママのうんこの出るところから産まれた」
と思い込ん ...
美しく
哀しく敏く
青白く
心優しい
...
暮れかかる街並みに
オレンジが引き潮のように
消えてゆき
すこしだけ悲しげな
夜がやって来る
ほんのりと満月をみあげて
流れる雲のかたちを目で追う
子供が描いたT-R ...
意識の
幾次元もの
潜り抜け
やっと正気保ち
正気保ち意識の幾次元へと
「さよなら」の無い次元に逝く前に
「こんにちは」の言い方を
覚えなければならない
...
もうすぐ夢が終わるってときに
あなたは顔を洗おうとしている
集めた虹が泡になって消えていくときに
世界は痙攣して
わたしは吐き出される
あなたは顏を洗っている
洗面台に残った泡たち ...
蛇が布団の上で死んでいる。いつから死んでいたのか知らない。腐ってはいないが干からび始めている。とても大きな蝿が一匹ぶんぶんと飛んでいる。開け放しの窓から風が激しくて臭いを感じることができない。反故紙が ...
●学校の子供たちに数学を教えている●わたしは●数学の教師●学校が済むと直ぐ帰って●二階へ上がって●二階の書斎で●読みかけの本を読んでいた●やがて●暗くなり●窓の外を●夜の間にひどい雨が降った●その ...
○「プライド」
「先生様」
と保護者や地域の方に呼ばれている時代は
たとえ給料が安くても
どんなに忙しくても
子供の指導に情熱を持っている先生が
多かったように思う
子育てもそうである
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
この雨の降りつづく夜の世界のかたすみで
秋葉竹
自由詩
3
24/5/30 4:26
五行詩 あなた
Giovan...
自由詩
5*
24/5/30 4:15
傷のうた
秋葉竹
自由詩
2
24/5/29 23:25
オマージュ
うし
自由詩
1*
24/5/29 22:56
清らかな猫の唄
森 真察人
自由詩
2
24/5/29 22:25
五行歌 詩人モドキ
レタス
自由詩
4*
24/5/29 21:49
種
夏井椋也
自由詩
5*
24/5/29 21:26
風切羽
あらい
自由詩
1
24/5/29 17:59
五行歌、対
ひだかたけし
自由詩
3
24/5/29 17:34
※五行歌「月は天に在るのと同じ位 確かな物事は」
こしごえ
自由詩
2*
24/5/29 15:37
登り下り
HAL
自由詩
1*
24/5/29 13:44
その位置: ゼロ
由比良 倖
自由詩
3*
24/5/29 8:43
ゆめものがたり
這 いずる
自由詩
2*
24/5/29 2:00
自転車のことなど
番田
散文(批評...
0
24/5/29 1:34
雨降り
Giovan...
自由詩
5*
24/5/29 1:06
五行歌 二首
レタス
自由詩
8*
24/5/28 23:47
五行歌 三首 初夏
〃
自由詩
6*
24/5/28 22:28
自愛
あらい
自由詩
1
24/5/28 17:29
※五行歌 「ならば己が変わる」
こしごえ
自由詩
3*
24/5/28 17:11
雨降る街の子のうた
ひだかたけし
自由詩
4*
24/5/28 17:02
初夏の釣り人
レタス
自由詩
7*
24/5/28 15:56
人生はゲームをクリア人達のFIREみつめたその先にある、、、 ...
足立らどみ
短歌
0
24/5/28 8:30
性教育
zenyam...
自由詩
2*
24/5/28 7:49
美しく獰猛なブルー
TAT
短歌
1
24/5/27 21:22
駆け抜けたい
秋葉竹
自由詩
4
24/5/27 20:28
五行歌、詩想・さすらい
ひだかたけし
自由詩
6
24/5/27 19:24
夢が終わるとき
はるな
自由詩
4
24/5/27 13:26
蛇
佐々宝砂
自由詩
10*
24/5/27 10:21
Spinal Cord / Nappy Sphere Edi ...
田中宏輔
自由詩
9*
24/5/27 9:28
独り言5.27
zenyam...
自由詩
2*
24/5/27 9:02
199
200
201
202
203
204
205
206
207
208
209
210
211
212
213
214
215
216
217
218
219
220
221
222
223
224
225
226
227
228
229
230
231
232
233
234
235
236
237
238
239
加筆訂正:
あの虫がいるのは窓ガラスの内側か外側か
/
ただのみきや
[24/5/29 8:56]
修正
あの虫がいるのは窓ガラスの内側か外側か
/
ただのみきや
[24/5/27 21:15]
修正
3.12sec.