ユニットバスの水平さの隅で
私は猫の目になる前の棒っ切れ
コンドームたちの密会を
五秒の使用と三分で決定させる
男と女の待ち合わせ
不在の子の存在を 赤い視線で映してみせて ...
青空と巨大な廃墟を胸に秘め光について話す放課後
手放した空がいつしか晴れ渡るようにあの日が頷いている
永遠が一瞬になるあの夏に黒板消しが落ちる瞬間
枯涸してしまったならば ...
ポンって跳ねてポンって跳ねて電子レンジから転がり落ちてポンって跳ねて椅子の上に上がってポンって跳ねて机の上に上がってポンって跳ねてパクッと食べられてむしゃむしゃもぐもぐ胃の中でポンって跳ねて腸の中でポ ...
150815
原発が再稼動したのだから、パネリストは廃業だね
今度は、原発推進派に鞍替えて声を張り上げよう
太陽光発電の買い取り価格は高すぎる
原発が再稼動したのに ...
赤い雨
...
俺の住む町には一軒の本屋もない
町には大学の校舎と
学生マンションが立ち並ぶのに
近頃の学生が
本を読まなくなったせいか
俺は洗面台の前で歯磨きをしながら考える
ネクタイを結び ...
生き残りが
死んでいった者の代わりに
こんなことは
二度と御免だと言う
90まで生き続けたあんたが
よくもまあ言えたもんだ
死んでいった者がいたからには
生き残ったあんたは恥知ら ...
仕事帰りに立ち寄った
近所の神社の境内で
鞄を放り投げ
身を丸くして
一匹の猫の姿に
やがてしばしの眠りに落ちる
会議と定食と談笑とやましさ
戦争と法案と山下とやさしさ
から揚げとひじ ...
あなたのいいたいことはわかる。
何が必要なのかもわかる。
けれど必要なものばかりを探しまわると、
本当に必要なものがみえなくなる。
あなたのいいたいことはわかる。
なにがたのしみな ...
吹く風に涼しさが混じり、蝉の死骸は夥しく落ちた。夏はまさに終わろうとしていた。だが今年の夏はただの夏ではなかった。私は勤めている会社を辞めるかどうかの瀬戸際に立たされ、自らあれこれ相談や交 ...
賀茂川の
...
あたしはねわかってるんだよおまえさんが腹の底で何を企んでいるかなんて
綺麗事ばかり並べたて親切そうな表情でああ言えばこういう
はぐらかし話をすり替え丸めこむ
丸めこんだらこっちのもんだと思ってる ...
あたりは仄暗い
無数の墓標たちが漂っている
言葉たちが 沈黙の淵へと沈み溶けてゆく
悼み 祈り 鎮め
どんな言葉も私は選び掬い取れない
ただ この沈黙の淵から
いつ ...
冬で寒くても
関係なく美味しい
様々な種類のアイスクリーム
カロリーのことは考えず
たくさん食べたくなってしまう
アイスクリームは
夏だけのものではない
どの季節でも食べたくなる ...
散財につぐ散財でまったく有り金がなくなった。
ギターすら売っちまった。
あとにはおんぼろの車と愛すべき彼女だけが残った。
友達への借金も残ったままだ。
そんなある日彼女を連れて海 ...
時の流れの中で死が私に追いついている。
断崖絶壁の孤高の歩みを禿げ鷲のように天高くから狙いを定めている。
動悸が激しくなる、呼吸が出来ない。
夜が私の運命を量りにかけている。
...
誰かがいなくなっても
昨日と同じように日は昇る。
誰かがいなくなっても
手の中にあるチョコレートは
ほんの数秒で元の形を無くし
水に流され消えて行く。
もうすぐいなくなる誰かを待ち ...
幼稚園の先生2人が
それぞれ割り箸の片方を持って
かかがみこんで
真面目にほじほじ
地面をほじくりかえしている
手慣れた手つきで
ほじほじと
これも仕事のうちと
ルーチンワークのごとく ...
江戸の町に風がふく。
風がふいたら桶屋がもうかる。
そんなメカニズム。
すぐやるひとは仕事がはやい。
準備を欠かさないひとは運がいい。
そんなメカニズム。
仕事がで ...
あなたがこどもになった朝も
遥かな場所で列車が発車し、低い速度ですすみ、
セイタカアワダチソウを揺らしている
イケブクロ ニ イキマス
イケブクロ ニ イキマス
と、くりかえしな ...
女を寝取られた男が、嫉妬にかられて寝取った男のちんこを
枝切りばさみでちょん切ってトイレに流すなんてのは
まったく話にならない。
下品な雄ブタの発作だ。
J子はアイスキャンディーを ...
光で埋め尽くされて行く影
影で埋め尽くされて行く光
詩で埋め尽くされて行く空白
空白で埋め尽くされて行く詩
沈黙で埋め尽くされて行く会話
会話で埋め尽くされて行く沈黙
過去で埋 ...
憎しみ合う時が終わった時
平和が始まるのだろうか
また明日
と別れたゆきちゃんと
夜中にあいました
夕方、
星空、
寝てたら来る次の日は
まっさらな明日のはずだった
新しい明日のはずだった
夕方、
星空、
爆弾、
爆弾
...
気持ちのふさぐ時
本に出会う
青空に入道雲
手に取る
手塚治虫の描いた戦争
パラ、パラパラ…
釘付けになる
本の中に入る
真実の存在
フィクションの中に
確 ...
パンティに締め付けられて
ねじれにねじれた
陰唇たちを
定位置に戻すところから
夜は始まる
毛はずっと昔から
そこにあったように思えるが
実際は日々抜け落ちて
新しいものに生え変わ ...
一本の消えた蝋燭を残して、
あの人は消えた。
残ったものは蝋燭と、
色褪せた指輪たち。
あの人は完全に脱け殻になった。
あの人は完全に写真や切手になった。
私は今を探して ...
太陽の厳しい陽射しにさらされて
赤黒く色褪せた
夕暮れを夜空に染める
とても細い雨降りの音は
真夏のRequiemのように
聴こえて微かに哀しい
久しぶりに
ゆったりと
寂しく過ご ...
真夏は
巨大な安穏スクリーン
透明な被膜の内側を
ふわふわ微睡む
人、森、猫
唐突
道路に
空いた穴
その深淵は
弾け飛んだ信頼の重み
傾く生を朦朧と
夏の熱気に曝け出し ...
150814
玄関前で御免と大声を放つ
限界前の軋み音に似ていて
どこか危険性を帯びていて
女中は急いで迎えに出た
女中の居ない家では奥方
奥方が居ない時は年嵩の子供 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
判定
為平 澪
自由詩
12
15/8/15 20:27
光について
本木はじめ
短歌
3
15/8/15 20:05
ポップコーンの冒険
kaz.
自由詩
1*
15/8/15 19:50
太陽光ぱねらない
あおば
自由詩
2*
15/8/15 19:33
無題
TAT
俳句
0
15/8/15 19:25
インターネットを捨てよGoogleに投石せよ町へ出よう山を歩 ...
オダカズヒコ
自由詩
7+*
15/8/15 19:12
恥知らず
花形新次
自由詩
1
15/8/15 18:53
帰り道
やまうちあつ...
自由詩
2
15/8/15 18:10
あなたのいいたいことは
あおい満月
自由詩
6*
15/8/15 15:28
夏の終わり
葉leaf
自由詩
3
15/8/15 15:07
無題
TAT
短歌
0
15/8/15 14:42
訪問者
Lucy
自由詩
15*
15/8/15 14:16
漂う墓標
塔野夏子
自由詩
5*
15/8/15 11:32
アイスクリーム
夏川ゆう
自由詩
1
15/8/15 5:50
メモリーモーテル
ヒヤシンス
自由詩
5*
15/8/15 5:36
ある夜に
〃
自由詩
2*
15/8/15 3:50
もうすぐ。
梓ゆい
自由詩
3*
15/8/15 3:39
これも仕事のうち
灰泥軽茶
自由詩
4
15/8/15 1:33
幸福
吉岡ペペロ
自由詩
1
15/8/14 22:34
ターミナル
望月 ゆき
自由詩
15*
15/8/14 22:08
ちん切り J子の夏
末下りょう
自由詩
2*
15/8/14 21:51
翼に鉛のピアス
ただのみきや
自由詩
16*
15/8/14 21:35
終わりと始まり
リィ
自由詩
1*
15/8/14 21:29
また明日
フユナ
自由詩
4
15/8/14 21:20
続いているもの
眠り羊
自由詩
2*
15/8/14 21:18
スムージー
花形新次
自由詩
0
15/8/14 21:18
あの人
あおい満月
自由詩
4
15/8/14 19:53
真夏の骨と雨
りゅうのあく...
自由詩
7*
15/8/14 19:21
凍える真夏
たけし
自由詩
6
15/8/14 19:12
軋み音
あおば
自由詩
2*
15/8/14 16:07
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
1877
1878
1879
加筆訂正:
或る米軍少佐の終戦回顧録
/
りゅうのあくび
[15/8/14 19:24]
改題しました。
7.61sec.