わたしは今
森の中でひとり
懸命に穴を掘っている



穴を掘り終えたわたしは
はらりと着衣をすべり落とし
たおやかに穴に横たわって
願う

「水をください」
わたしはここで根 ...
いいこととわるいことを知りたい
どっちもおなじだけ知りたい

いつもバランスが悪いから
かたむいてしかたない

あなたがなぜ泣くのか
あなたがなぜ笑うのか

いつもちゃんとわからない ...
少年と約束をしたホームランあした天気になりますように セグウェイの暴走団を結成しあした天気になりますように カメラ位置確保するため徹夜するあした天気になりますように 頬つたう涙の重さは何グラム?

泣いても泣いても軽くならない心
貴女が移動しながら放った
屁を追って行くと
そこには
飛行機雲さながらの
文字が書かれていました

見えないので
鼻で読んでみると
「もう、秋ね」
と書いてありました

僕が、そ ...
部屋のベランダ
ゴーヤを私は植えていた
毎日 この時期は それを食う
いつも黄色くなるまで待っていた


それを 私はまな板で
細かく切って
炒飯に即席ですることもある
皿に保管 ...
君の取扱説明書

注意書きに

愛だけじゃ動きませんのメッセージ
電車乗り継いで海へ
ロング缶のビールを半分こして歩く
夏の終わり もう秋かな

はじめて手を繋いだのはいつだったかな
はじめてのキスはコーヒーの味がした
ふたりだけの世界だった

 ね ...
        遠くで鴉がうそぶいている
      近くでキジバトがうなっている
            もういっぽうでは
      無聊が楽隠居のかげをひそめて
   脱落のひなたぼっこ ...
貴女に
うんちで
「スカトロりんをしたい」
って書かれたら
断る訳にはいかないね

でもね
その時点で
スカトロりんは
始まっているんだよ
(いや、もう終わっているのかも知れない)
コスモスは頭が重いので
ふらふらしながらたっています

彼岸花は
視線が痛いので
ぴりぴりとんがって咲いています

風は平等に
ふいています

花にも
わたしにも
数十億光年さきは

光でだと数十億年かかるけど

心でなら一瞬でいけるんだ

過去だろうと

未来だろうと

心でなら一瞬でいけるんだ

ぼくは心の実力を信じる

心は時空 ...
手で覚えたことは忘れないから
目を閉じて生きることにした。


ねえ、まだそこにいるんでしょう?
死んだふりをして。


今日覚えたことはいつ消えるの?
私よりもながく残るの?

...
四六時中垂れ流されたテレビを前にし
混乱の脳で端から笑っていき
どこが可笑しいとあげつらっていく
白い箱での生活は
同じ番組しか流れない

繰り返し曲芸を見ている
見たものの面白さは忘れ ...
遠い未来には核子も崩壊するという

銀河の消滅 物質の終わり

永い永い演算を経て
宇宙は再びたどりつく
自らという うつくしい解に
生きづらさが聳え立っている
直方体の連なりがひたすら重い
それは取引先のビルだった
生きづらさがメールの着信を知らせる
たくさんのウィンドウを処理しきれない
それは自分の職場のパ ...
置き忘れられた人形が
構図のよく練られた
写真の中で壁に寄りかかっている
干からびたサンドイッチのかけらが
両手で持てないくらいの重さに感じる
気候が変化したのだ
海からの強い風で霞んだ
...
昼に
明るい陽射しの許
像の立ち並ぶこの世界では
在るものはそれぞれに独立し在る

モノが、

夕に
斜光を浴び受けて
懐かしい余韻を響かせ始める時
在るもの全ては浸透し合い流動し ...
今朝  比較的大きな地震が起こった

まだ  忘れるには早すぎる

あの大災害を思い出させるような  地震が

それでも僕らは

決められた時間に

決められた場所へと  みんな向 ...
ガードレール越えて
唇をかわして
あっちの歩道に渡るから
先に横断歩道を跨いで待っていて
さら砂掬うように
ヘッドライト掬ってみるけど
ほとんどの眩しさは
指の隙間から零れてしまい
手 ...
うらぶれた母屋の近くで
朽ちていく頼りない樹木に
果物が二つも実って
どちらかは甘くなれない

かつて生活があった土地に
ヤクルトの容器が風に転がり
明るく後に暗い空を
椋鳥の群れはう ...
昔 俗にいうブラック企業に勤めていた

直営のチェーン店で
店長は他の店と掛け持ちだったから
昼間は専ら古参の契約社員の独壇場
口癖は死ねばいいのに

Excelでタイムシフトを打ちなが ...
六本木で踊った
光の中で 一人
私は考え事をしていた
BPMを上げていく DJの指先の音


問題を抱えたような 何か疲れた
横顔 若者たちの
光の中にある LEDの
悲しい顔をした ...
浮上した意識/
覚醒を知らせて/
知らない世界で/
自分が何者か知る/
分離された自我が/

薄皮を脱ぐ、或いは、纏う

誕生の儀式/
彼岸への渡り/
分離させられた自我が/

...
雨 いつのまにか
静かな吐息のように 
染まりはじめた黄葉から
ひとつ ふたつ しずく おち
{ルビ中空=なかぞら}はしっとりして
往くトンボたち
ゆるやかに すこし乱れて


   ...
この風を知っている
そんな気がするのは
夏を生き延びた生き物たちすべてが
その手をつないでいるからかもしれない

地球のどこかで生まれて
地球を何億回も旅をして
悲しみの涙を流す人のほほ ...
一昨日からペンギンのぬいぐるみの名前を考えている。私はペン助はどうかと言うのに彼は首を縦に振らない。じゃあなんてつけるのって聞くと黙りこむから、私はペン助と呼びつづけている。ペン助をもふりたい。ずいぶ ... 電車がぐいぐい風景を牽引していく
人生のように目まぐるしく暴力的な窓外の風景
自分の人生でももはや傍観者だ
たくさんのことを諦めてしまった
今ドアをこじ開けて
窓外の暴力的な推移 ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
水をくださいHonest...自由詩015/9/23 22:35
おんなじ朧月自由詩315/9/23 22:17
少年と約束をしたホームランあした天気になりますように北大路京介短歌115/9/23 22:11
セグウェイの暴走団を結成しあした天気になりますように短歌015/9/23 22:11
カメラ位置確保するため徹夜するあした天気になりますように短歌215/9/23 22:11
頬つたう涙の重さは何グラム?自由詩215/9/23 22:09
屁文字花形新次自由詩115/9/23 21:48
ゴーヤの中に番田 自由詩115/9/23 21:41
君の取扱説明書北大路京介自由詩615/9/23 21:24
そばにいてくれるだけでいいからなんて嘘自由詩515/9/23 21:09
想いはかすれて ①信天翁自由詩215/9/23 20:07
うんち文字花形新次自由詩015/9/23 19:51
風の中朧月自由詩515/9/23 19:44
心でなら吉岡ペペロ自由詩315/9/23 19:38
litamizuno...自由詩315/9/23 19:13
伝播しろよ箱の中這 いずる自由詩115/9/23 19:07
うつくしい解吉岡孝次自由詩115/9/23 18:31
生きづらさ葉leaf自由詩115/9/23 17:23
もう耳を澄ます時間もないnoman自由詩115/9/23 17:14
時の推移たけし自由詩5*15/9/23 16:08
おだやかな違和感w.tsub...自由詩015/9/23 14:21
ルル竹森自由詩115/9/23 14:07
シャンメリー砧 和日自由詩515/9/23 13:55
死ねばいいのにブルーベリー自由詩1+*15/9/23 13:32
地下の部屋の中で番田 自由詩015/9/23 12:57
名づくブルーベリー自由詩2*15/9/23 12:33
秋・湿傷ただのみきや自由詩12*15/9/23 11:55
夏越しの約束そらの珊瑚自由詩13*15/9/23 10:47
名づく/即興ゴルコンダ(仮)投稿.74こうだたけみ自由詩8*15/9/23 9:59
秋の旅葉leaf自由詩115/9/23 7:24

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加筆訂正:
原爆投下を繰り返さない未来へ/りゅうのあくび[15/9/23 20:54]
推敲により訂正
5.24sec.