映画観た女の眼球まっぷたつ
蒲公英の綿毛が上昇下降する
水田の田螺の上に彗星が
黄昏を切り抜く揚羽の黒い翅
起きてすぐ口内炎に気付く朝
*
白いシーツが晴々とはためく青い午後
大きな風にのって君の嬉しそうな声が疾走る
思い切り抱きしめればまるでお化けのようなカタチ
くすぐったいと笑う君をすっぽりくるんだその存在を
ぎ ...
泥まみれの夕立一粒に願懸け命懸け
立ち上がろうと 己に跪き独眼に見渡す
屍の点描
永遠の夕立 その隙間で呼吸を呼吸を途絶えないように
大事に大事に膝に触れ 感触の泥まみれを皮肉にも このだ ...
大切な
ひとり息子や
ひとり娘が
路上に
打ちすてられている
もちろん
レイプの後で
それが
政治だから
ラの音ではじまる
骨をかかえて
演説をしにいく
...
ぼんやりとニュースを眺める
オナニーを終えて暇だからである
ニュースは、事件と事故がばかり放送する
あとは天気か
つげ義春の漫画に出てくる朝鮮人の李さんは鳥語が話せるが
それでも鳥は脳が小さ ...
世界は膨張していく
それは進化だとか進歩だとか
そんなことではなくて
ただひたすらに、
闇雲に、
手に触れるものすべてを
引き寄せて飲み込んで
不格好でもなりふり構わず
雪だるま式 ...
今がある未来は白紙何もない今の連続今があるだけ
水族館魚の声が響き渡る不思議な顔で人間を見る
オセロする簡単そうで奥深い定石もあり覚えること多い
水溜まりに映った街の一欠片梅雨明けな ...
ジュラ紀 白亜紀 吐く息 といき
おととい以前のことは
みんな みんなおなじです
忘れた。
2156年 第四次世界大戦
氷河期 歯みがき ゴシゴシ
あさって以降のことは
みんな ...
む おん
移動していくモノの影、
独り在る茫漠の床で
眠りの底から掻き分け掻き分け
異界の異様な感触を
意識の触手、体に刻む
ム オン
夜陰にひっそり回帰し。
。リフるき生
。リフの人い良
。リフの人い悪
。リフい良のりかわのも
。リフるいてし愛
。リフのいぱっい精
。リフう笑
滴りや濡れたる翼なき背中
滴りの一粒地球削る音
滴りやかつて地蔵でありし石
無意識につく
ため息が
僕を不安にする
心がキュッとなる
ため息は
白い影になって
僕を睨んでいるみたいだ
そんなことも知らずに
貴女は
また、ハア~
とため息をつく
...
キミだね
ね、キミだろ
キミは音楽のようです
メロディのウラ側に
ウソがかくれていない
そんな音楽です
キミの中に
声がわり前の少年が ...
自動の機械を
自動で作る機械を
自動で作る機械を
自動で作る機械を
自動で作る機械を
自動で作る機械を
手作りする
結局、手作りすんのかいっ!
「職人」
注文に応じて
...
この腐った国は
みんなを傷つける
この国の裏路地には
なんでもそろっている
本当の地獄は
愛する人の苦悩を見ることだ
長い
ろくでもない夜になった
ここは
死体の街
ここは
終焉の先
固く縛った荷を解いて
その椅子にかけなさい
誰に遠慮することもない
ここには永く客など来ていない
何か食べる ...
栃木や群馬が
海の日を休日にすることに
疑問を感じる人は少ない
山梨や岐阜なら
どうだろう
埼玉や長野は?
ま、いっか
好きにすりゃいいさ
「膿み」
虫歯を放 ...
湘南へ向かう
電車に乗りながら
私は流れていく風景を見つめるでもなく
友達との話に 夢中になっている
こういった時間は
もう長くは持てなくなるだろうと思っていた
そして そうしようとも ...
(孤独を知りたい)
その声のする方へ
足を向けると
ビル街から住宅街に迷い込んだ。
そこでは人々の匂いはあるが、
人の姿はなく、
窓辺から聴こえてくるやかんの音と、
乾きき ...
おれはD2、ケーヨーデイツーに行く途中でこの文章をかいている。(頭のなかで書いている。)D2は家から1キロ?くらい離れたところにあるホームセンターだ。チェーン店で知っているひとも多いと思う
D2 ...
くたびれたTシャツみたいな月曜日が
このまま金曜日にも土曜日にもつながっていって
いつかダメになるのかな ごめん
みんないつもなんとなく不安でしょうがないのね
で、何をしたかったの? って ...
木影に影を重ね 静かに見送る
蟻たちに運ばれて往く
ことば 肉から零れ落ち
熱い 取っ手を掴んだ
わたしは夏に生まれた
きっと夏に死ぬだろう
光の色彩が教えてくれる
...
陽射しが強くこの地方を焼き、蝉の声が激しく響いている夏のある日、実家の旧家の建屋の中で姪の一歳の誕生日パーティを開いた。かつては無垢であった姪も、繊細な感情を抱くようになり、羞恥や恐怖や興 ...
どんなに惨めな境遇にあっても
どんなに酷い苦しみに襲われていても
光の感覚が
懐かしい思い出のように
余韻を響かせる時、
魂は生き生きした理念に満たされ
霊の光を神の温もりを体験す ...
いっちょまえに
子(娘)が親(母)に意見(もんく)をいう
いっちょまえに
子の方が稼ぎが多くなってきた――
一緒に道を歩いていたら
いきなり娘に腕を掴まれた
「なにするん?」
背後か ...
周りを見渡すと数々の光が見える
例えば、
太陽
例えば、
虹
例えば、
子供の笑い声
君が笑顔で会釈する
長い髪を耳にかける
黄色いボールが
青空に吸い込まれる
それを追 ...
月が描く円を
薬指に通して
遥か未来を見つめ
星の道を歩く
物語の優しさで
今は肩を寄せる
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。
涼しいうちだけの華、肌が感じているその一時。後片付け、そこには誰もいないのさ。
いっそ簡単に、あなたの心を奪えてしまえれば、それとなく呟いた ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
俳句2
山犬切
俳句
2*
15/7/21 16:35
風の樹陰(こかげ)
ハァモニィベ...
自由詩
4*
15/7/21 15:00
行の白煙に打たれ
朝焼彩茜色
自由詩
10*
15/7/21 14:45
サマータイム
イシダユーリ
自由詩
2
15/7/21 12:50
鳥とテレビ
馬野ミキ
自由詩
4*
15/7/21 11:46
世界は膨張していく
アルビノ
自由詩
0
15/7/21 9:42
水族館
夏川ゆう
短歌
1
15/7/21 5:48
逆説
もり
自由詩
2*
15/7/21 4:54
無底回帰
たけし
自由詩
2
15/7/21 3:24
「リフるき生」
宇野康平
自由詩
1+
15/7/21 0:37
滴りや濡れたる翼なき背中
北大路京介
俳句
6
15/7/21 0:14
滴りの一粒地球削る音
〃
俳句
4
15/7/21 0:14
滴りやかつて地蔵でありし石
〃
俳句
4
15/7/21 0:13
エクトプラズム
花形新次
自由詩
0
15/7/20 23:32
少年
ひさし
自由詩
3
15/7/20 22:06
自動化
花形新次
自由詩
0
15/7/20 21:57
罪の国
草野大悟2
自由詩
2
15/7/20 21:52
New Kid In Town
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
15/7/20 21:47
私は海
花形新次
自由詩
2
15/7/20 21:30
湘南の幻
番田
自由詩
1
15/7/20 21:09
住宅街
あおい満月
自由詩
11*
15/7/20 20:49
みんなへ
佐和
散文(批評...
4
15/7/20 20:24
ロング・バケイション
ユッカ
自由詩
5*
15/7/20 19:47
消失の夏術
ただのみきや
自由詩
16*
15/7/20 18:45
旧家
葉leaf
自由詩
1
15/7/20 16:26
魂の体験
たけし
自由詩
2
15/7/20 16:18
【 いっちょまえに 】
泡沫恋歌
自由詩
16*
15/7/20 15:10
深く深い霧の中
opus
自由詩
1
15/7/20 14:15
円を歩く道
宣隆
自由詩
2*
15/7/20 14:12
やはり、深い、苦しみは、救われず、気付かれず。
陽向∮
自由詩
16*
15/7/20 13:37
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
1870
1871
1872
1873
1874
1875
1876
4.28sec.