たどりつけない浜辺に
たどりついたものが
ひとり花を詠んでいた
たずねてもたずねても
花は
名のることはなかった


花の後ろの絵を
忘れた
はじまる前の
世 ...
暗い顔した一人体育座り

中くらいのあなたとの隙間

模範的なつまらない人

索然とする足を踏み外す前
はみ出して描かれた
秘密の魔法
膨らみ膨らみ
平凡なわたしに
ほうき星がやってくる

魔法だとわかっていても
魅惑的で
無理矢理にでも掴もうとした
目には見えない力で
もう離したく ...
電車の窓から見える景色は
近景がこんなにも速く流れるのは何故?
遠景よりも遠ざかるのは何故?
僕の傍にいる方が早く消えてゆく?
ならば遠ざけておかなくちゃ
大事なモノほど消えてゆ ...
生贄にされてるらしく猿轡やけに激しい風が吹いてる ほっぺたをつねって「夢じゃない」と言うやけに激しい風が吹いてる 新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる   丘にぽつんと咲きました

  海が少しだけ見えます

  キミの声が聞こえてきました
  耳を澄ますと
  キミの指に摘まれました


  カーテンの隙間に
  ボクをかざると ...
西日のツンと熱さが刺さる土の上に
父の遺骨は 埋められた
真新しい俗名の墓石は それぞれの線香の煙に巻かれながら
親族が帰るまで夕暮れの空を 独りで支えなければ 誰一人として
家に帰る ...
「お参り」

両親がお賽銭を投げ入れて祈るたびに
けして口には出さなかったけれど
いつも私は思っていた
「ほんとうに、ここに、この奥に、
いるのか?」
多分
ちょうど良かったんだ


あの頃の君と
あの頃の僕の距離は
多分
ちょうど良かったんだ


それから
君はさらに君になり
僕はさらに僕になって


二人の距離は
...
人は虫を殺す事に対して
躊躇や迷いもなく殺虫剤をかける
それほど嫌なのだろう
でも虫がなにをした?
人に例えると見ず知らずの人に
毒の粉をかけられるようなものだ
かけられた人は嫌な思いをす ...
紫色の風が吹いて
君の髪が揺れる
目から零れる涙に
心が痛むけど
空の太陽は
さんさんと輝いていて
入道雲がぬっくと
ただずんでいる
目をしばしばと瞬いて
「ゴメンね」というと
そ ...
独り言を呟いていると
アブナイ人と思われがちで
半径3m以内に近寄られないし
夜の玄関先でやられてたら
間違いなく通報するのが
一般的だが

これがネット上だと
平気でブツブツ呟くし
...
遠い遠い遠い造形
しなやかに湾曲しながら 沈んだ緑の空間を 静かに静かに生き生きと 近づいて来る近づいて来る

呼ばれ聳える一つの像

(記憶の堆積を貫いて、

常に不断に潜むモノ)
...
季節にへばりつくようにはずかしく生きて
それでもすずしい女でいるのも
ひとつの責任かしら
唾を吐くように忘れゆくよりは
忘れられながらここにいるほうが
潔いことにみえる
駐車場
「ろくでなし」

我がロクサーヌ
臈長けたその唇で
いたぶるがいいさいつまでも

でもときどきキスしてロクサーヌ
見た目なんてどうでもいいことさ

中身のない石炭袋のようなものさおれ ...
赤い光を背負った父が
海の彼方の岩山から帰ってくると
闇色のかまどに張り付いていた
母の顔が白く浮かんで
子ども達の祭り囃子が
囲炉裏の周りをはね回った
遠くの
PITに駆ける
くるまたちを視ながら

おはようと
誰も居ないような
僕だけの部屋に挨拶する
僕は

遠くへ
行かなくてもいい

街は働いていても
この部屋には
2 ...
君への愛が終わったから
録画してたドラマ一気に見よう
もうだらだらしていいんだ
夜中にポテチ食べちゃってもいい
朝からビール缶で飲んじゃってもいい
昼になっても外でなくていい
ちょっとエッ ...
孤独とは思わないが
無意味だと思う

呼吸して
空を見上げて
夕日の美しさに呆然とする

短い現を
必死で生き延びる夏の蝉のようだ

今日も命を鳴いたか?

悔いなく鳴き続けた ...
猫が薄目を開けてる時は
少し先の未来を見てる

猫が居眠りしている時は
人の心の声を聞いてる

時々それがうるさすぎると
高い場所から降りてきて
何度か額を擦りつけてくる

額から ...
 
しがらみを肴に

また一杯

まったく酔わせてももらえないや



 
運命なんてものには最初から期待していなかったけど
貴方と出会えたそのことだけは感謝していたのに

消えてしまうなら最初から見付けなければよかった
瞳は既に乾ききって 貰った笑顔も忘れてしまっ ...
はだかで生まれて
いろんなもので
着飾って
はだかで死ぬ
この道のさきに
待っているのが
かたい銃だとしても
おれは その弾よりさきに
銃口から わらい声を
こぼれさせてやろう
ほ ...
生まれて初めてネット喫茶へ行って
ベッドのように深くもたれかかる事の出来る大きな椅子に座って以来
僕は椅子に深く腰掛けるのが好きになったのかもしれない
いつかあの椅子を買うことを夢見て

そ ...
友達と会い
原宿を歩いた 私は
友達といつもと変わらない
あの 喫茶で コーヒーを飲む


私たちのいつもの話
いつのまにか 慣れていた この街
あの店でいつか食いたいものだね
...
土色をした歳月の掌が
猫の舌のようにざらつく突起で
軟らかな思想を舐め取っていく

塩責めされた蛞蝓は
実はそっくり中身だけ
粘膜を抜け出し
逃げていた

{引用=「それは 思想 ...
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」大好き! 終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
めぐり ひつぎ木立 悟自由詩515/7/28 4:24
「いないいない」宇野康平自由詩115/7/28 0:48
秘密の魔法小日向 ココ自由詩115/7/28 0:27
置いてけぼり凍月自由詩7*15/7/27 23:51
生贄にされてるらしく猿轡やけに激しい風が吹いてる北大路京介短歌115/7/27 23:36
ほっぺたをつねって「夢じゃない」と言うやけに激しい風が吹いて ...短歌115/7/27 23:36
新郎の元カノがいるテーブルにやけに激しい風が吹いてる短歌415/7/27 23:35
オール デイ ロングひさし自由詩615/7/27 23:03
神隠し為平 澪自由詩1215/7/27 22:38
「お参り」美砂自由詩315/7/27 21:48
同窓会にてHonest...自由詩015/7/27 21:12
人虫リィ自由詩1*15/7/27 21:11
自由な風を歌えどもopus自由詩015/7/27 19:40
ひとこと呟くやつみんなイタイやつ花形新次自由詩515/7/27 19:25
帰郷たけし自由詩315/7/27 14:03
駐車場はるな自由詩315/7/27 11:55
ろくでなし梅昆布茶自由詩1115/7/27 11:32
遠い日の土産物イナエ自由詩8*15/7/27 10:50
水曜へ野澤 尚也自由詩215/7/27 10:02
自由かの自由詩5*15/7/27 4:57
ひぐらしガト自由詩4*15/7/27 3:18
相棒自由詩1*15/7/27 3:12
しがらみ殿上 童自由詩19*15/7/27 2:11
コールドスリープ1486 1...自由詩115/7/27 0:52
ユーモアもり自由詩1*15/7/26 23:59
人生は風と旅Neutra...自由詩315/7/26 23:06
どこへいくということもなく番田 自由詩215/7/26 23:04
夕焼けを映す汚れた水たまりLucy自由詩11*15/7/26 22:56
ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピザ「わたしのことは?」 ...北大路京介短歌415/7/26 22:15
終電に駆け込むときに風になる全筋肉が喜んでいる短歌215/7/26 22:15

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