祭りのあと
散らばったゴミを風がさらっていく

すぐ足元にある人の世の儚さ

喧騒の中で求める静寂
静寂の中で懐かしむ喧騒

記憶を巻き戻した時に
人の笑顔が次々と
万華鏡のように ...
深海に眠る
青年の宴の余韻が波のように
私を侵食する

酒宴は彼らのものだった

眠れない
彼らの酒宴は果てもなく
今も続いている

若い君は金曜日のカレーに夢をみて
年老い ...
秋の星々が
流星群の雨を降らし
銀の月が笑った

そうだ…
今夜は豊穣を享受する秋祭り

背中のネジも今夜は外そう
縄張りも
地位という幻想も
何もかもを捨てて
螺旋の踊りを舞い ...
身に着けていた
葉っぱほとんどなくして
ぶるぶる震えている木々を
笑えない気持ちでみているわたし

がんばっちゃうんだよね
流されちゃうんだよ
どうやったって

風は
すかれたり嫌 ...
月は満面の白い笑み ピリッとして
私の耳 桜色でしょう
このままいつまでも夜道を辿って行きたい
ふたりの息が白く 交じり合う
それだって 初めてだから
私は精一杯 お人形のようにいい顔して  ...
2年間ずっと寝なかった
この環境の中
嫌な臭いまみれの中
交差点だけでは何一つ解決しなかった
ハロウィンの仮装は女装
悲観的仮想して助走
長生きしないように走りぬきたい
壁一つの向こうは ...
川の両端だけよく繁る道で
吐く息はまだ白くないけれど
朝の光はもう低くて、眩しい
木々の間からちらちらちらちらしている

踏み固められた土の上で
どんぐりが無数に砕かれたのを目で追っている ...
 陽はやわらかにあふれいで
 光はしずかにふりそそぎ
 こがねのなみがおさまった
 神楽月は わびしい街はずれ

 原っぱの片隅で おとなにとっては
 意味もなく くりかえされる
 こど ...
有効径0.1㎜+-3%以内
均等係数1.1以下

正確な砂時計をどうする
滅ぼしてしまいたい欲求不満が
電気のように
身体を貫ている

水道も
下水も
建築基準も
道路も
...
十年まえの自分に こんにちは

いまも変わらぬ友と笑う

若かりし頃の自分よ

若さって すばらしい

けれど十年まえの自分に

もどりたいとは思わない

それが すべて。
...
黄金に透きとおる命あれはメタセコイア 「芸人ヨシダリアンの新発見伝コーナーです
 先ほど映像、すごかったでしょう
 今日は、スタジオに
 この百億万画素のデジタルカメラを開発した
 佐野博士にお越し頂きました」
「よろしくお願い ...
大人を、サイレントクレーマーと読み換えてみよう

もっと、大人になりなさい
もっと、サイレントクレーマーになりなさい

そんな、大人なんて嘘つき
そんな、サイレントクレーマーなんて嘘つき
...
飛び立てぬ 鳥の行方を 考えている
先刻 過ぎ去った 雷鳴の 消える様を
何処までか 追い駆けて行く

嘆き
哀しみ
妬み
悔しさ

負けないで
そのフレーズが
空虚なま ...
永遠に降りそうな雨
癒やしのメロディーと歌詞が
聴く人の心を惹きつける

梅雨真っ只中で薄暗い
薄暗いけれど明るい歌声

大雨が一日中続く
一日中歌声が聴こえる

雨で憂鬱だけど何 ...
夜全体が不気味な光を投げてくる ぴーんと張ったあさの
しおからいところ
うすくてわれそうで
さわると温かいところ
裏返したわたしを
もう一度うらがえして

どうしても さびしいことであるね
おぼえていることも
...
古くなった蜘蛛にまだ稲妻が引っかかっている 銀色の傷を月としてべっとり女の匂い 時間を切り取り
器の内の水の上に置く
ゆうるりと巡る光に
指を ひたす


失くした大きさと
後に得た小ささ
つりあい無くつりあう径を
風が 静かに揺らしている

...
 私の窓辺に晩秋の風がやってくる。
 あの山の麓の村にもそれは訪れただろうか。
 恋しくてたまらない。
 我が半身は今どこを旅しているのだろう。

 想像の翼を広げてみれば新たな地図が必要ら ...
脈を打つ山型のラインが
平行線をたどった。

手を握り
「お父さん。」と呼び掛ける私の前で。

(父は目を閉じたまま、酸素マスクを着けている。)

力の抜けた手は
時間と日にちを追 ...
草影の虫の音 止み
静けさ 日に増す 夜の冷え
夜に落ち葉 風
かさかさと地面を擦り
見上げれば
オリオン座 澄んでいる
澄んでいる 訪れる
今年は特に
季節の周り 時の流れ
早い  ...
CTに必ず映る地縛霊あした天気になりますように 吹き替えのエディ・マーフィのしゃべりかたあした天気になりますように この店でいっちゃん高い万歩計あした天気になりますように 言わなくてもいいこと

真実

人間の好き 嫌い

生理的にダメなの

それは言わなくてもいい

誕生日のプレゼントに ブランドのスカーフ

喜んでくれていたのに

「ゴル ...
これからは どうもしないよ
腕を引かれて向かうは将来 過去は死ぬから振り返ってはいけない
きみが抱えるあらゆる不安を取り除くため 悪役を買ってでてあげよ
これからの人生をだれよりも有意義にいきな ...
すきなことをするつもりで
すきなことらしきことをした

自分の事なんてやっぱりわからない
きらいじゃない
なんて言葉がきらい

なにかと戦っているひとの本を
店員に隠れながら立ち読みを ...
電車内で態度の悪い
高校生をいきなりぶん殴ったら
倒れたきり動かなくなった
多分死んでいると思う

態度の悪い高校生は
態度さえ悪くなければ
こんなことにはならなかったと
後悔しながら ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
祭りガト自由詩4*15/11/8 1:12
海底のアダージョレタス自由詩315/11/7 23:43
収穫祭自由詩115/11/7 23:13
秋風と木朧月自由詩415/11/7 22:42
愛は実体ただのみきや自由詩14*15/11/7 21:07
僕は寝ているふりをした唐草フウ自由詩8*15/11/7 20:12
グロウ高橋良幸自由詩215/11/7 20:03
光のまつげ ③信天翁自由詩415/11/7 19:56
悲鳴レタス自由詩5*15/11/7 18:48
十年まえの自分w.tsub...自由詩115/11/7 18:17
メタセコイア吉岡ペペロ俳句215/11/7 16:30
百億万画素のデジタルカメライオン自由詩1*15/11/7 12:56
サイレントクレーマー自由詩1*15/11/7 12:55
キョロリ・アオサギ藤鈴呼自由詩2*15/11/7 12:19
雨の歌を聴く夏川ゆう自由詩415/11/7 10:37
夜全体が不気味な光を投げてくる北大路京介自由詩9+15/11/7 9:26
はしろうはるな自由詩415/11/7 9:26
古くなった蜘蛛にまだ稲妻が引っかかっている北大路京介自由詩615/11/7 9:25
銀色の傷を月としてべっとり女の匂い自由詩315/11/7 9:25
歩く羽木立 悟自由詩515/11/7 9:18
ため息ひとつヒヤシンス自由詩13*15/11/7 6:38
僕は寝ているふりをした。梓ゆい自由詩2*15/11/7 6:17
しみじみ冬秋也自由詩215/11/7 3:19
CTに必ず映る地縛霊あした天気になりますように北大路京介短歌315/11/7 0:27
吹き替えのエディ・マーフィのしゃべりかたあした天気になります ...短歌215/11/7 0:27
この店でいっちゃん高い万歩計あした天気になりますように短歌215/11/7 0:26
言わなくてもいいこと佐白光自由詩1*15/11/7 0:10
萼(がく)ayano自由詩315/11/6 22:44
負け戦朧月自由詩215/11/6 22:07
キンタマ王子、高校生を殴る花形新次自由詩315/11/6 21:58

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加筆訂正:
愛は実体/ただのみきや[15/11/7 21:29]
脱字直しました。
愛は実体/ただのみきや[15/11/7 21:26]
一行目ちょっと変えました
6.12sec.