体だけではない
体をめぐる血液も
体を覆う衣服も
方向から自由になったのだ
方向でないもの
例えば香りや手触りのようなもの
途端に私は対象になり
香りを発し誰かに触れられるも ...
100円均一の菓子缶を開けるといつだってシクラメン香る、死臭漂うあの日の午後に排出される

・記憶さがし
障害者年金でレンタルした自動ベッドを上下に動かす音と同時に命の軋む音がする
目 ...
太陽が西の地平に傾き
 雲の切れ間から橙の光の一筋を放つとき
 それはわたしの心を
深い余韻を以て響き照らす

わたしの魂は
追いかけても追いかけても届かない懐かしさと憧れに溢れ震え
永 ...
梅雨のしとしと降る雨が

臓腑の傷にしんみり沁みる

私たちは…致命傷が致命傷でなくなる時代に生きている

この白い錠剤

これは明らかにこの国で作られたものではない

ここの民は ...
普通ってなんだろう?
自分だけ普通じゃないと
思ったのはいつだっけ?
自分に対してみんなの見る目が
違うと感じたのはいつだっけ?
普通になろうとみんなと
同じようにしたけど
何も変わるこ ...
逃げなきゃ。口の中で繰り返す
熱がさめる瞬間がいつもこわい

あの日 赤いカーテンの部屋
わたしの手が酷く熱をもって
君のからだを傷つけたこと


*
*


いかなきゃ。喉の ...
今から  届けに  行くだけ
今さら  響かせに 行くだけ



真っ直ぐに込める 
複雑な、複雑な、複雑な直線を


シンプルに詰める 
難解な、難解な、難解な点描を

...
あなたからは
ひどく女子トイレの便器のにおいがするよ
指先だけの上っ面
顔に張り付かない幻の国

行き交う電波の中で
あなただけにおうよ
いつ刺されたの
血まみれじゃない

空間が ...
扉を開けると
眩しい光が飛び込んで来た
どよめく喧騒に包まれれば
異国に迷い込んだ気がした

*

時計の針がふいに
真夜中を知らせる
堂々巡りの物思いに
いたたまれず朝が来る
...
人が優しくあるためには
厳しさや残酷さに基づかねばならない
人が優しくあり続けるためには
きわめて残酷な決意が必要だから

僕は毎朝へヴィメタを聴いては
厳しい絶叫により優しさ ...
ハローワークから出たとたん配られたチラシには、きみの名前。きみの写真。その上に〈元彼女〉の肩書。「元」がやけに安っぽいゴム印で、おれはムカついた。ビリビリに破り捨てた。渡してきたおっさんを蹴飛ばし ... ごちゃごちゃ
ごちゃごちゃ
言わんと

その日いちんち
食べていけるだけの
金を出して

さっさと
抱いてくりゃあ
ええんよ
この世が辛くて辛くて
仕方ないから
命ごと、救ってゆく
天使という名の死神が

最後の最後の
出逢い
これ以上ない
気持ちよさ
覚えているいくつかのことよりも、覚えていない膨大な時間たちがわたしの多くを形作っているということはわたしを強くする。世界は途方もなく広大で無意味に美しく、その無意味さは何よりも尊い、果てのない尊さ ... 隣の病棟から切手のない
自分宛ての手紙が
一通だけ病室の枕元に
精神科医から届いている
ふくらんだ封筒には
誰が入れたのか
さくらんぼが
ひと房入れてあって
何とか父を救いたいと云う手 ...
金田一少年がいるコナンいるやけに激しい風が吹いてる 人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる 壇蜜を小脇に抱えヘリで去るやけに激しい風が吹いてる 私は通りかかる
今日も美容室の前を 私は
窓際で頬杖をついて 彼女が
客が来るのを待っているのを見る


雨の中
彼女は何年もそうしてきたかのように
じっと 通りを行く人を見つめていた ...
広島の








...
海鳥が

防波堤を飛んでる

釣り人も分け前もなかった

昨日の輪郭を追う
朝が来て








...
あなたはあなたに話しかける

でも言葉の意味がわからない

あなたは帰ってくる

でもあなたはいない



すべての本を読むために
あなたはすべての本を読んだ

すべての人生 ...
お経が唱え続けられている
畳の広間に敷き詰められた純白の布団に寝ている人達
は当然皆、死んでいる

お経が唱え続けられている
畳の広間に敷き詰められた純白の布団に起きている私
はしかし独り ...
月火水黙金土日

月火水黙黙土日

月火水木金土日

月火水黙金土日

月黙水木黙土日

黙黙黙黙黙黙日

月黙黙黙黙黙日

黙黙黙黙黙黙日

黙黙黙黙黙黙黙黙黙黙 ...
彼は夜が明けるころ家を出る
毎日船に乗り 魚を捕る
魚の気持ちなどつゆ知らず
網にかかった魚は決して逃れることができない

彼は今日もへとへとにくたびれた体と
たくさんの死んだ魚を持って家 ...
1つ歳をかさねる
ローソクの数が増えるごと
わたしの自由が葬られてゆく

生まれてしまった限り
死ぬまで続くこの1日

今まで楽しかったことなどない

許される喫煙や飲酒
わたしは ...
自称詩人がマンションの
12階から飛び降りて死んだ
ドスンという物音を聞いた管理人が
植え込みに倒れている
自称詩人を見つけた

自称詩人が飛び降りた
12階の踊り場には
遺書らしき
...
生きている僕達は時に包まれ
昨日今日明日を生きられる

死ねば時はなくなり
何が僕達を包んでくれる?
運命の内臓を見る

小滑車・歯車の連なり 耳小突き気付く轟々と
群れなる輪の道 蓮コラやめて
排熱の汽車 暫時・潮と波飛沫
動転無影ゆたり来たり 掴めぬ具風立ち街重さ
塔の端から見えるの ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
休養葉leaf自由詩415/7/6 15:53
シクラメンの自殺よるのまち自由詩1+15/7/6 15:17
残光たけし自由詩415/7/6 13:20
雨音に乱世の来し方を思うりゅうさん自由詩015/7/6 12:48
病気リィ自由詩1+*15/7/6 12:42
発熱の夜いるみ自由詩115/7/6 12:02
裏切り直線な飛翔 飛び切り点描な超越komase...自由詩1*15/7/6 11:56
(≧∇≦)ゆるこ自由詩3+15/7/6 11:56
戸惑い未有花自由詩12*15/7/6 9:29
ハードロック葉leaf自由詩1+15/7/6 6:19
卒業もり自由詩2*15/7/6 0:40
悪女中原純乃自由詩0*15/7/6 0:13
たすく自由詩2*15/7/6 0:05
367はるな散文(批評...115/7/5 23:56
さくらんぼ泥棒りゅうのあく...自由詩5*15/7/5 23:48
金田一少年がいるコナンいるやけに激しい風が吹いてる北大路京介短歌315/7/5 23:45
人形に悪口言わす腹話術やけに激しい風が吹いてる短歌315/7/5 23:44
壇蜜を小脇に抱えヘリで去るやけに激しい風が吹いてる短歌415/7/5 23:44
あいづち番田 自由詩315/7/5 22:57
無題TAT俳句015/7/5 22:35
指離崎mizuno...自由詩215/7/5 22:31
無題TAT短歌015/7/5 22:13
and you forgot it allmizuno...自由詩215/7/5 21:55
解離たけし自由詩215/7/5 21:03
2DK/食卓吐水とり自由詩015/7/5 20:59
じまさん自由詩0+15/7/5 20:56
誕生日自由詩015/7/5 20:45
自称詩人の飛び降り花形新次自由詩015/7/5 19:34
抱擁リィ自由詩1*15/7/5 19:04
車座の星々へ続く日の道筋なけま、たへ...自由詩115/7/5 15:59

Home 戻る 最新へ 次へ
1828 1829 1830 1831 1832 1833 1834 1835 1836 1837 1838 1839 1840 1841 1842 1843 1844 1845 1846 1847 1848 1849 1850 1851 1852 1853 1854 1855 1856 1857 1858 1859 1860 1861 1862 1863 1864 1865 1866 1867 1868 
加筆訂正:
大差/眠り羊[15/7/6 13:08]
7/6「ドイツにも/イタリアにも/米軍基地はあるけれど/事故や犯罪があった時/現地の人間ができることに」から「ドイツにも/イタリアにも/韓国にも/米軍基地はあるけれど/現地住民の保護において」に修正
さくらんぼ泥棒/りゅうのあくび[15/7/5 23:52]
遅筆にて推敲
4.43sec.