二十年前、富山に嫁いだ姉の結婚披露宴で
お約束通り、親父はウェディングドレスの
裾を踏んだ。十代だった僕は、ポケットに
手を突っこんで「贈る言葉」を歌った。
最後の挨拶で新郎のお兄さんは、 ...
そのとき
両脇に親が眠り
その真ん中に
自分が横たわっていた
三歳の僕は夜中突然目覚め
それから眠れなくなった
<今、両脇で死んだように眠っている親達がいなくなったら自分はこ ...
かなしみのほうに
かたむいていく白い朝は
つかみそこなった
ひなたちが
さかみちを
ころがりおちてゆく
いきさきは
とおい御国か
秋という字の
右耳に
火がともっている
...
お集まりの皆さま方、この度は、日本G研究学会シンポジウムにお越しくださいまして、誠にありがとうございます、G研究学会会長の、五木田振夫でございます。
我々、G研究学会、通称G研は、皆さまはもうす ...
ペンギンの群れを
ずっと 見ていた
ヨチヨチ
ヨチヨチ
幼稚だねって 思えたけれど
たった一つの 用地買収で
こんなにも イラってするの
なんでだろうって 自問自答
...
世界の終わりだ?
お前が終わっとるんじゃい
そんなつまらんこと考えとる暇があったら
尾張名古屋に置いてきた
お前の家族つまり世帯のことをどうにかせい!
お前が終わるのは
お前の勝手だが
...
「自分がされて嫌なことは
他人にもしてはいけません」
子どもだってわかってるのに
私たちは
自分を許すように他人を許せない
もしくは
他人は許せても自分は許せない
「自分がされて嫌な ...
掃除も料理も嫌いだけど
洗濯だけは好きで
洗濯物がよく乾くから
夏が好きだ
洗いたての洗濯物を
ひとつひとつ太陽の下に干すとき
いい匂いがして
気持ちよくて
カゴの中身が宝物みたい ...
何を言われても
どんな事をされても笑っている
悲しいけれどこぼれない涙
でも泣いている
電車に揺られているとき
よく考える
この各停電車に
知り合いが乗っていたりして
大人になって音信不通
愛した彼女と自然消滅
それでも日々は巡るもの
電車は僕を運ぶもの
揺れる川 ...
150827
孤独な青年ばかりが集まり
モダンな小学校を建てる
全員個室で授業を受ける
体育だけはプロテクターを着け
乱闘へのスキルを磨く
午後は、エアガンの実射 ...
太陽は自分を燃やして
すべてのものに 光りを注ぎます
それは宇宙のシステムで
人間の言葉では
これを『愛』とよびます
宇宙の生き物のひとつである
わたし達にも
そのシステムは ...
右手の痺れがとれない
小指と薬指の感覚がない
いつもの山田先生はひとこと
これは頸椎だから松崎先生のところに行きなさい
まだ午前中で間に合うから
ちゃんと血圧も測ってね
松崎整形外 ...
若い父親は 汗で髪の毛が張り付いた子供の頭を撫でている
母親は 胸に抱いた汗まみれの子供を 一生懸命あやしている
車窓に青々と広がる田んぼに 草取りの白い長袖シャツと麦藁帽が流れ去る
当たり ...
本気で怒ることがない
自分がだんだん薄くなっている
どうせ
と毎日言う
おいしくなくても食べるごはんみたいに
いちいちいいわけをする
おふろで
だれもみていないのにうつむく
...
強い雨。
ひどい風。
霞む夢。
それでも
それでもに
それでもを注ぎたして歩んでいく未知。
強い雨。
ひどい風。
それでも
宮沢賢治の詩にあるような
激しさと優しさを心 ...
夕方、
車中で左隣に座った老人に、
肩で殴られた。
私のなかで何かがメラッと揺れて、
痛い!
と両手一杯に 石をぶつけだが ...
Mistake
Fall
Self hate
Tired
Can I go?
肉体は善と悪の戦場
剣交わり火花散る度
苦痛が激痛が肉を裂き
意識に鋭く反響し朦朧と
理性を散逸させていく
包丁を前頭葉に一突き
デキナイ理由は唯一つ
君と逢う約 ...
作って壊して 作る人
座って立って 座る人
笑って泣いて 笑う人
生きて死んで 生きる人
怒り怒られ 怒る人
食って拵えて 食っちゃう人
笑って笑わせ 笑う人
仕事をサボって 眠る人
たとえば
自分だけの力業で
どうにかしてしまうのではなく
ながれを汲んで
自然に意思の至る地点へ
たどり着けば、良い
わたしが、ではなく、
あなたが、どう動くか、
そのながれに
身を ...
河をゆく
死骸の映える
水だ、なまぬるい水だ
{引用=
青白いくちびるに痩せた指がすべる、きみの
かたちがすきだ、八月がいなくなったら手を
つなごう、つよく、きみだけがこいしい ...
お母さん、私ね、学校にin loveなboyが八匹もいるんだよ
金魚に餌をあげていたら
次女が後ろで不意に大きな声を出すものだから
目の前の水槽に
突然金魚が九匹飛び込んできて、
その ...
一夏で日焼けした手
この手で夏をもいで
冷やして
子どもと食べた
子どもは手も足も
パンツの跡以外みんな日焼けして
初めてカブトムシに触れた
怖くて煩かった蝉は
道端に落ち ...
ダブルの電車が通り過ぎた後
遮断機が上がり始め
僕は右足から前へ踏み出した
触れそうな肩先をすり抜ける術が
この身につ ...
トロイの木馬作戦が漏れているやけに激しい風が吹いてる
長かった髪をばっさり切った夜やけに激しい風が吹いてる
無職でも自称地球防衛隊やけに激しい風が吹いてる
卒寿のおひとりさまにあって
それは
昼さがりの うたたね でも
まどろみ でもなく
ただ 無聊に
まぶたを 閉じていたとき
隣家からもれてくる
...
嘘みたいに
ネコと遊ぶと
いつも私は
満たされるの
怒りや
悲しみが
原点に 戻ってゆく
生きてることも
いいなと思えるの
だから
大切なのは
言葉だけじゃな ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
夏の夜風
服部 剛
自由詩
3
15/8/28 18:52
ループする人生
たけし
自由詩
2*
15/8/28 17:46
おとづれ
そらの珊瑚
自由詩
15*
15/8/28 7:31
ゴキブリ
itukam...
自由詩
2*
15/8/28 2:08
チェンバロ・コンサート
藤鈴呼
自由詩
2*
15/8/28 1:31
尾張の世帯
花形新次
自由詩
2
15/8/28 1:02
何もわかってない大人たち
森川美咲
自由詩
3*
15/8/28 1:00
命の洗濯
ガト
自由詩
10*
15/8/28 0:34
悲しみは
リィ
自由詩
2*
15/8/28 0:10
排他的思考回路
たいら
自由詩
1
15/8/28 0:05
少年の話
あおば
自由詩
8*
15/8/27 23:54
宇宙的システム
南無一
自由詩
2
15/8/27 23:08
痺れた日々
梅昆布茶
自由詩
15
15/8/27 22:54
Fanfare for the Common Man
藤原絵理子
自由詩
6*
15/8/27 22:15
あえない人を想う夜
朧月
自由詩
3
15/8/27 21:18
微風が吹く 雨上がりの虹と橋
komase...
自由詩
3*
15/8/27 21:03
片胸
あおい満月
自由詩
7*
15/8/27 20:52
Can I go?
文字綴り屋 ...
自由詩
0
15/8/27 20:16
タ力本願
たけし
自由詩
2
15/8/27 19:57
たまには
藤山 誠
自由詩
0
15/8/27 19:30
ながれ
はなもとあお
自由詩
2
15/8/27 18:17
/
4/u
自由詩
4
15/8/27 16:53
ボーイが八匹
夏美かをる
自由詩
34*
15/8/27 16:31
触れる日々
小原あき
自由詩
5*
15/8/27 15:24
僕の切り取った人物
溶融
自由詩
1
15/8/27 13:29
トロイの木馬作戦が漏れているやけに激しい風が吹いてる
北大路京介
短歌
5
15/8/27 12:15
長かった髪をばっさり切った夜やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
4
15/8/27 12:15
無職でも自称地球防衛隊やけに激しい風が吹いてる
〃
短歌
4
15/8/27 12:15
緑門(四)
信天翁
自由詩
2
15/8/27 9:13
ノラ
ガト
自由詩
5*
15/8/27 4:18
1829
1830
1831
1832
1833
1834
1835
1836
1837
1838
1839
1840
1841
1842
1843
1844
1845
1846
1847
1848
1849
1850
1851
1852
1853
1854
1855
1856
1857
1858
1859
1860
1861
1862
1863
1864
1865
1866
1867
1868
1869
7.4sec.