透明な渦が引かれ
その中に世界は吸い込まれていく
「私」の名もいつしか透明となっており
人々の眼窩の中にそれはない
…今を生きているという実感が
この私を生かしているのだろうか?
死を肯定 ...
昔々の自分を振り帰り
恥ずかしかったり
羨ましかったりする
新年
羨ましかったり
羨ましかったりする
新年
今年!
北岳のトンネル黄金色のテンがゆく
御岳の山裾に熊の親子は毬のよう
瓜ぼうの縞々とても可愛らし
冬山にキツネの瞳を垣間見る
八ヶ岳睨みをきかせカモシカ逃げる
国道に潰れたタ ...
爛熟の
腐敗まじかの
桃の実に
アフロディ―テの
果実ジュース
彫り深く骨太くやはりそれは彼のものだった
彼はご馳走張を残していた
60粒の豆を数えて音符を走らせる
突き詰めたその顔で音符の哲学に走る
根性の無い弦楽六重奏が甘やかに響く
...
赤色巨星が自らの重力に捕らわれ
破綻する
彼はまた生まれ変わり
赤子の啼くような
真っ白なパルスを発し
永遠の命をものにする
苦しみと喜びの中
生きてゆくしかない
この ...
ゆっくりと杖をつく父に
身体を寄せる幼子は
病を得た父の横顔を時折不安そうに垣間見ては
にこりと頬笑んだ
聖なる地は空の向こう遥かに
旅は果てしなく続く
流浪の中の愛情は互いの幸を ...
凍りついた脳髄は断片的な記憶ばかりを吐き出し、当然の如くそれは順序通りなどである筈も無く、たとえ拾い上げて並べてみたところで穴ぼこだらけで見られたものじゃない―古い舗装道路は山の麓 ...
宇宙に永遠にかわらぬ真実があるとするならば
正しいことが絶対ではないこと
ふたつにしてひとつであること
これが分からないひとは実に幸福なひとたちだ
地球の世間の芥にまみれて ...
タロットのカードのように吊るされてさあ立ち上がれよと歌ってる
10年の遅刻も許す君をまだ可愛く思う僕の負けです
幸せになってくださいリモコンの赤いボタンは押しちゃダメです
キックキックパンチ
オフ!
…オ ...
冬を冠した花が
ささやかに咲いて
雪まじりの風を抱くよう
手を広げた
広げるほど薄いひだが
いたむのも厭わず
さあ
揺らしてくれ
嵐
そのひとひらは
君に散らされるため
...
切れた指の皮膚の、
先端から咲いた小さな焔が、
野を駆けるように、
街へと拡がっていく。
私の思念のなかの街へと。
思念の街には色々な人が住んでいて、
皆、凍えながら何かを待っている。
...
揺れる炎をみていると
なんだか
昨日のことを
思い出してしまいそう
なのに
目が離せないでいる
それは突然
空から降ってきた
おおきなトカゲ
翼の生えた
おおきなトカゲが火を吹 ...
2015年がもうすぐ終わる
2015年は死んで過去になるのだ
2015年は1月1日に生まれ
2015年は12月31日に死んで往く
2015年の寿命は一年と定められている
2015年の前の年も ...
墨を摺り
龍脳の薫る部屋に佇みながら
私は書初めはしない
往く時を眺めて
明日を占い続ける
大晦日の漆黒
静か
静かに
鼓動を見つめ
来る年を迎え撃つ
何も始まってなかっただけ
私の勘違い
恋って怖い
好きって厄介だ、なんて言ってみても
また私は恋をする
また私は誰かを好きになる
今年は未年だから
最後にくっさいマトンで
ジンギスカン鍋でもやろうかしら
それとも景気付けに
猿を取っ捕まえてきて
脳ミソ食ってやろうかしら
何れにしても
クラスの皆には
心配しないで ...
私は毎日重罪を犯しています
人を騙して心を盗む行為に明け暮れる日々
喪失感ではなく満足感を与えて
涙ではなく笑顔を与えます
僕が騙している最中皆目を輝かせています
僕には訴える目を向けて ...
年が切り替わるとき
静かに消えていく光がある
それは生命の光であり
同時に死の光であり
いわば書き残された光である
時代は人々の生の蓄積とともに
わずかな地殻変動を繰り返し
そのうちの最 ...
どんなに傷を負って血を流しても
どんなに苦痛で涙を流しても
自分が被害者だと主張したら
さらなる被害をこうむるから
私は声を押し殺します
私の尊厳や権利を証明するための
限りなく純粋な ...
Goog ...
世界の果ての果ての果て
そこは色なんか無くて
たまに鳥が飛んでいる
僕だけが色を持っている
見事に翻り
すーっと
空に線が引かれる
音が鳴っている
静かな音が
耳の裏側から
さらさら
さらさら
暗がりにぽわっと
明かりが灯る
ゆらゆらと漂って
ふっと消える
...
口から耳を吐き出す。
耳は目になって排水口を流れていく。
目になった耳は明日の壁を踏みしめて
雑踏を突き進む。
耳が吸い込む声は、
いつだって罵倒と嘆きだ。
けれど耳は、
罵倒の皮を ...
かわいた裸につめたいドレス
あなたの肢体の隙間を縫って
透けて見える 十二月の行進
こっそり口を開いた嵐だ
札束を数えるように
耳を裂く静寂を値踏みして
時間が止まって感じるなら
...
ヤンキーがいきがってんじゃねーぞコラ心で叫び財布ごと出す
編集でウケたとこだけ繋げれば我が人生は120秒
日付順文書リスト
タイトル
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カテゴリ
Point
日付
逆さまに落ちる人
yamada...
自由詩
0*
16/1/1 13:02
久しぶり
K+A
自由詩
2
16/1/1 7:51
獣
レタス
俳句
2
16/1/1 3:18
プッチーニ
〃
短歌
1
16/1/1 3:04
3大B
〃
俳句
0
16/1/1 2:51
転生
〃
自由詩
1
16/1/1 1:47
巡礼
〃
自由詩
1
16/1/1 1:34
ミサ
ホロウ・シカ...
自由詩
0
16/1/1 0:36
元日から大晦日まで
吉岡ペペロ
自由詩
4
15/12/31 22:36
タロットのカードのように吊るされてさあ立ち上がれよと歌ってる
北大路京介
短歌
3
15/12/31 21:46
10年の遅刻も許す君をまだ可愛く思う僕の負けです
〃
短歌
4
15/12/31 21:45
幸せになってくださいリモコンの赤いボタンは押しちゃダメです
〃
短歌
5
15/12/31 21:45
LOVE UPPER
世江
自由詩
0
15/12/31 20:35
花に嵐
フユナ
自由詩
2*
15/12/31 20:28
手紙
あおい満月
自由詩
5*
15/12/31 18:31
ロゼッタ
Seia
自由詩
1
15/12/31 18:24
老俳優
ただのみきや
自由詩
13*
15/12/31 17:19
書
レタス
自由詩
3*
15/12/31 16:49
恋って
中村 ながる
自由詩
3*
15/12/31 16:45
気狂い女教師
花形新次
自由詩
1
15/12/31 15:40
正義の犯罪者
陽向∮
自由詩
4*
15/12/31 13:41
年越しの瞬間
葉leaf
自由詩
1
15/12/31 9:32
泣き寝入りの唄
〃
自由詩
1
15/12/31 6:55
無題
TAT
短歌
0
15/12/31 3:03
旅日記の欠片
秋也
自由詩
1
15/12/31 1:48
mean
opus
自由詩
1
15/12/31 1:07
すべりだい
あおい満月
自由詩
6
15/12/31 0:32
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない
ただのみきや
自由詩
17*
15/12/30 23:03
ヤンキーがいきがってんじゃねーぞコラ心で叫び財布ごと出す
北大路京介
短歌
3
15/12/30 20:02
編集でウケたとこだけ繋げれば我が人生は120秒
〃
短歌
6*
15/12/30 20:02
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
1820
加筆訂正:
老俳優
/
ただのみきや
[15/12/31 18:05]
三文字付け足しました。
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない
/
ただのみきや
[15/12/31 5:52]
その他文末など何か所か小修整しました。
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない
/
ただのみきや
[15/12/31 5:39]
やっぱり「ぼかして」から「失って」へ変えました。
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない
/
ただのみきや
[15/12/31 5:38]
12連目4行目「失くし」から「ぼかし」へ「人」から「花」へ変えました。
冬の空ぼど気まぐれな奴はいない
/
ただのみきや
[15/12/31 5:33]
誤字修正しました。
4.44sec.