午前11時半
バスに乗って学校へ向かう
ひどい朝寝坊にまだ耳の中で夢のなかの音楽が鳴っている
鳴りつづける音 瞼の裏側が膨れ上がって

空にバケツが一つ浮かんでいる
中身に憂鬱を貯めこ ...
月がようやく
煌めくような日々にこそ
誰しものひとつしかない夜空へ
静寂という名の平和を
本当に届けられるのか
アフォリズムを
唱えるみたいにして
時間が止まること
さえをも希望する
...
振り返りたいという衝動に駆られる 
でも決して振り返ってはいけない 
後姿も涙も見たくないから
「下を見て暮らしなさい」
下には下が、
その下には下がいるということを
赤いちゃんちゃんこを着た人は
底なし物差しを振りかざす

下を見て暮らしていけば辿り着く
プラスチック ...
言葉が心を離れていく
忘れたいのか
憶えていたいのか
その狭間に紛れていく

空の心には
よくできたまがい物が
すり寄ってくる
ざらつきがない
苦味がない
後悔がない

生 ...
潮の薫りを聴かせてよ
潮のうなりを聴かせてよ
静かなさざ波を聴かせてよ

満月の彼方に眠る夜光貝
貴女は夜の女神だから
ぼくたちの記憶を呼び覚ませてください
ぼくたちの願いを叶えてく ...
不正会計問題が表面化したQ社は
第三者委員会を設置し
真相究明に取り組むつもりだったが
第三者委員会のメンバーによる
情報漏洩が明らかになったため
第四者委員会を設置し
情報漏洩が何故行わ ...
突然の地震で硝子戸から こけしや人形のたちが落ちて
首と胴体が切り離されて 頭がどこまでも転がっていった

電子レンジがガガガガと 上手く喋れなくなり
冷蔵庫は大鼾をかいて 安眠した
...
満月がおおきく見えることがそんなにめずらしいのか

もうしょっちゅうスーパームーンとか言ってるけどさ

満月なんて地平ちかくにあれば昔からおおきく見える

錯覚なのか光の屈折率のせいなのか ...
新月の夜は
決まって聴く曲がある

深い海に溶けていくような
ピアノの音を
聴きながら
海辺に歩いて
拾い集める
黒の欠片

袋いっぱいに
溜まった黒を
涙と一緒に飲み ...
重い水の中から
泡が鈍い音を立てて昇る
肺に濾過される事で
汚染した人間の気泡が

こんな社会に生きてる僕らは
どうしたって孤独になんかなれない
だからこそ孤独なんて辛いのに
...
時が 煉瓦のように
積まれていく
臨界に達したら
この窮屈で鬱陶しい街も
木ッ端微塵 吹き飛ぶ
わたしはもうとっくに不在しているのに
街だけが存在しているのは
なんとも  気持ちが悪い
...
父の焼く卵焼きは
ほんの少し砂糖が入っていて
ご飯の上に乗せて醤油を垂らすと
一パック分の鰹節が欲しくなる。

(ご飯の上で、湯気の音頭に合わせてゆらゆらと踊り狂う鰹節。)

赤い箸で何 ...
子供という子供の
誕生の胡散臭さ
ったらない
しばらく田園風景を走れば
必ず男どもに会うが
あのバカバカしさったら
ない
それだから孕むのだ
微笑むランナーは
凝り固まった睾丸の確認 ...

不死身の愛
についてランナーは
語る
速度の愛に
ついてランナー
は語る
語るそばから逃げる

の激しい攻撃で
肉の痛みに耐えながら
零す
一滴の水分は
涙か あるいは ...
キャベツ屋が
キャベツの千切り
お代わり自由にしたら
どうなると思ってんだ!

それを考えたら
キャベツ専門店でもない
トンカツ屋のあんたが
キャベツお代わり自由だなんて
よく口が曲 ...
スポーツのような真昼
停止すべき者へ慰みを贈った
健康的な半裸の男
shalimarの臭いは坂の途中で会う女
足をぬぐう女
育児書を引き裂く女
過去の頂点を崩す女
それらすべてを筋肉質の ...
死んだように生きている

生きているように死んでいる

彼女はいつまでも美しいまま

彼は彼女に愛を囁く

何も聴こえない耳に

低く優しく愛を歌う

赤い唇にキスを落として
...
うなる街角で深夜のラーメンを啜りながら
ふと
記憶の底を探り
ほんの少し涙流れた
混沌のなかに沈んでゆくのは何故だろう
俺は何処から来て
何処へ往くのだろう

ほんの少しだけしょっ ...
空間を埋める無数の像は
やがて枯れ腐り消え
虚空間に裏返る
躍動スル無数の透明な力線、争覇し合い混沌と交錯し

いつしか鳴り始めた銀の無限反響音
散乱しては凝集し
反復の内に一つの塊とな ...
車のウィンカー音


メトロノームに聞こえるのは


私だけかしら
「空が落ちてる」
そう言う君の視線を追うと
確かに空は落ちている

だから、お家に入ろう
君に言う

君はまだ空を見ている

明るい空に
暗い空が滲んでいく

空が落ちてる
...
「あ、空が落ちてる!」

水たまりのぬかるんだ縁
から始まる冒険はジャン
プして飛び越えると湖に
変わる。映り込んだ山を
眺めながらボートで漕ぎ
だすと、水面が波立って
海になる。この ...
子供の頃、森に捨ててきた犬が
数十年かけて戻ってくる
窓の外で鳴いている
ここをあけてくれよう
あけてやらない
もし窓を開けたが最後
わたしのほうが犬になって
寂しい荒野をさまようことに ...
たったひとしずくの水が
いったいどこからうまれてきたのか
だれもしらない
じぶんというほんしつに
たどりつけないように
しっているのは
ただここに
あるということだけ
それはじゅうぶん ...
君は行ってしまった

一度背中に翼が生えたら
羽ばたかずにはおれない鳥のように
遠い所へと飛び立っていった

きっと、その心は
この地上に縛りつけておくには
余りにも自由すぎたのだろう ...
一匹の青むしが
道路を横断している
ゆっくりと
ゆっくりと
(小さな青虫だから)
這っていく

きっと
道路を渡りきってしまう前に
あの青むしは
車に轢かれてしまうだろう

そ ...
静寂の支配下で
絶叫したいひとが一人居るようです
壁に向かって
壁しかないから

蒼ざめた部屋
とても蒼ざめた
とてもとても蒼ざめた
私は人のいない秋の公園でゆったりと本を読んでいる。それは平凡な一人の女の人生をつづった本である。拙い描写に浅い心情把握。まるで書き散らされた日記のよう。だが秋に読むにはこのような余白のある ... 挨拶をしながら歩く商店街揚げ物の香り人引き寄せる

昔からあるイチゴ味の飴舐める甘酸っぱさと青春の味

満月が海に浮かんで見える夜闇を切り裂く一筋の光

繰り返し行うことで上手くなる焦りが ...
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
冬の夜に一人、紙袋の中の無数の仮面と歩く竜門勇気自由詩115/9/30 1:43
Why human repeat war again?りゅうのあく...自由詩12*15/9/30 1:10
慕情文字綴り屋 ...自由詩015/9/30 0:00
あげぞこ為平 澪自由詩10*15/9/29 23:50
アフレイド オブ ナッシングひさし自由詩315/9/29 23:09
ラ・ルーナレタス自由詩115/9/29 22:56
第何者委員会花形新次自由詩015/9/29 22:47
家霊為平 澪自由詩915/9/29 22:40
スーパームーン吉岡ペペロ自由詩415/9/29 22:11
海の黒鍵瑞海自由詩10+*15/9/29 21:48
エンドロール凍月自由詩2*15/9/29 21:20
時限爆弾伊藤 大樹自由詩115/9/29 21:09
男の料理梓ゆい自由詩4*15/9/29 21:04
妊娠するランナー非在の虹自由詩115/9/29 20:36
愛するランナー自由詩115/9/29 20:34
ただのキャベツ「物申す」花形新次自由詩115/9/29 20:34
ランナーは笑う非在の虹自由詩015/9/29 20:31
白雪の恋人愛心自由詩215/9/29 20:09
レタス自由詩115/9/29 19:35
現空間△虚空間たけし自由詩415/9/29 19:13
メトロノーム中村 ながる自由詩3*15/9/29 18:40
空が落ちてる小原あき自由詩3*15/9/29 17:34
空が落ちてる/即興ゴルコンダ(仮)投稿.75こうだたけみ自由詩5*15/9/29 16:32
春日線香自由詩515/9/29 15:08
赤い星そらの珊瑚自由詩11*15/9/29 15:08
一欠けらのパズルまーつん自由詩415/9/29 10:02
【 青むし 】泡沫恋歌自由詩24*15/9/29 9:42
夜想曲もっぷ自由詩715/9/29 8:11
秋の本葉leaf自由詩115/9/29 6:31
一筋の光夏川ゆう短歌015/9/29 5:55

Home 戻る 最新へ 次へ
1780 1781 1782 1783 1784 1785 1786 1787 1788 1789 1790 1791 1792 1793 1794 1795 1796 1797 1798 1799 1800 1801 1802 1803 1804 1805 1806 1807 1808 1809 1810 1811 1812 1813 1814 1815 1816 1817 1818 1819 1820 
加筆訂正:
Why human repeat war again?/りゅうのあくび[15/9/30 1:36]
タイトル誤字訂正
Why human repeat war again?/りゅうのあくび[15/9/30 1:28]
ラストとタイトル改題
4.54sec.