その日は
お花見の桜より うんこの話のほうが
うつくしかった
お隣さんが用意してくださった花見弁当を囲んで
いっしょに 盲の方と お花見をした
お洒落な桜色のスカー ...
(鍵はどこだ、鍵はどこだ、)
誰かが後ろをついてくる。
(鍵はどこだ、鍵はどこだ、)
何かが握られている気配 ...
大切な人に手紙を書いた
心を込めて書いた手紙
郵便ポストに投函した
街中の郵便ポストは
人の心と繋がっている
心で生み出した言葉が
相手の心に届けられる
郵便ポストは心 ...
(明るさに滲みた空があり
されど傘は閉じられず
雨はぽつりぽつりと降っては消えて
湿りを立って眺めるばかり)
秋雨のうっすら青いなかを
ほのかに明るいほうへはからずも振れて
ふわ ...
手首の傷は
一昨年の
5月5日の夜
ブサイクだし
ポエムなんか書いてるからキモい
と言われフラれた時に
同情するなら
アソコを舐めろ的に
勢いに任せて
やったリスカの跡
この跡を
...
夕暮れだろうか、明け方だろうか。
深い森の中に薄紫色の光が差している。
薄い霧のかかるどこか懐かしい空間で
いくつもの死と生命の誕生とが
上品な絹のように織り交ぜになっている。
遠くか ...
色々なことがありました
でももう少し
いやまだまだ欲しいのです
いつまでたっても消えることは無いでしょう
僕は生きてる
何をするかはどうでもいいの
あなたはあなたでいてほしいから
好きなようにして
それすらなくなったらい今まで以上に
私を愛して
私は今まで以上にあなたを愛せるでしょう
だってあなたは傲慢だか ...
ちっこい白と赤の金魚
ちっこい赤の金魚
それより大きい赤の金魚
目の飛び出た黒い金魚
妙に細長い白と赤と黒の金魚
ぶくぶくと飛び出す泡っ粒
広がる水草と背の低い尖った造草
みんな仲良く餌 ...
人 人 おまえは
ひと
噛み砕き
噛み砕かれ
野にあいた
暗い穴の淵に横たわる
天気雨
小さな蜘蛛が隠れる場所
風が
少しずつ少しずつ
強くなってゆく
...
リル
このあいだ 21日のことについて話したよ
あれはある種の アノマリーだったんだ。
たった一度の命を
祈りに変えた経験は?
そしてその気持ちは?
この手紙は必ず届く
問 ...
喋ってはいけない夜よはやくはやく
ぼくらは一人一人潰されていく
空気をすうようにかおをあげると
そこだけが赤くあとは青い
ぼくらは祈り祈られる
望まない死を望むようになるまで
こんなこと
どんな顔をしていえばいいのか
笑って誤魔化したいけど
こんなこと
一度しか言わないから
笑って吹き出すなよ
キスする理由は一つしかない
でもキスしない理由は2つ
男 ...
イラク戦争で
子どもを連れた現地の女性が
米軍に向かって
手榴弾を取り出したとき
米軍の狙撃手が
彼女を撃ち殺したことは
正当な行為
なのだろう
狙撃手が
自分は同胞のために戦っ ...
北原白秋・高村光太郎・三好達治は、私の好きな詩人だが、彼らはみな戦争協力詩を書いている(「戦争協力詩」という言葉は変だが、「愛国詩」「(反戦詩ならぬ)賛戦詩」「戦争昂揚詩」のどれも変ではある。この辺の ...
えげつないカステラ
三切れ
夜に鰻を食べると
骨が喉に刺さる
本を飲むと痛み
ブックマーク
「今宵は月が綺麗ですね」
満月から三日目の今日
「ええ解らないぐらいに欠けてる具合がとても」 ...
しだをもらった
めずらしい種類のものだというので
別に鉢を新調して植えつけてやる
さほどうまくはない手つきで
子供の手指ほどの根を土に埋めて
ひとまず一鉢を仕立てる
それを枕辺に置いて眺め ...
佐世保高一女子と名古屋女子大生が
反戦活動を行っている
彼女達の言い分はこうだ
人殺しは
人を殺すことだけに
価値を見出だすものであり
人を殺すことが目的そのものなのだ
従って何か他 ...
段差ないところで転ぶ昼ちちろ
戦火なき泰平の世や葛の餅
デザートを葛餅にするフルコース
押し入れに
妙なキノコが繁殖しても
俺はそのキノコを食いながら
生き続けてゆける
何は無くても
生きてゆく
貝のような耳をそばだてて
微かに
波の音をきく
貝は何処にいるのだろう
貝はどこに居ても家を持っているんだ
じっと蹲りながらも
家を持っている
波にさらわれたとしても ...
この暴風の中で
どうしても僕が吹き飛ばされないのが
とても不思議だった
こんなにも無価値で
こんなにも無意味で
泣きそうになるくらい軽く脆いのに
自己分析をして
捜し出した犯人は ...
今夜に死んでしまうかもしれない
着いて翌日の朝は
マスタード色の
プラスチックのコップに注がれた
オレンジジュースで始まった
初めて見るプラスチック製のコップに
本物の生のオレンジジュース
九つになったばかりのこどもには ...
久し振り
雨粒 一つ 一つが
ゆっくりと 煌めいて
わたくしに
挨拶をして くれているかの ような
錯覚
それでも
嬉しくて
幾つもの 笑顔が
惑いながら
揺れた ...
ポエジーは
朝の光りだ
目覚めれば
其処に在る
生活に在る
卓袱台にだ
靴を履いて
路傍の歌に
耳を澄ます
空を見上げ
今日を思い
店頭の魚の
記憶を辿り
海を目指し
陽が ...
やさしいくまは
なんにも食べずに
やせている
かつてつややかだった毛並みは
ぼうぼうにとがって
やさしいくまは
そのうちひとかたまりの茶色になって
ちょうどきのうの晩ふきあれた強 ...
「本」という字は一画ひくと「木」になる詩、育てるからには木からと思い立って種を買う。なんの木だか知らないけれど窓辺に置いたプランタへ植えて水をやる。「水」という字に一画たしたら「氷」になるから水やりは ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
うつくしい うんこ
るるりら
自由詩
22*
15/10/3 12:20
レシート
あおい満月
自由詩
4
15/10/3 11:46
街中の郵便ポスト
夏川ゆう
自由詩
4
15/10/3 10:51
秋の花
駱駝一間
自由詩
2*
15/10/3 9:40
28歳、処女
花形新次
自由詩
0
15/10/3 8:07
幻光
ヒヤシンス
自由詩
9*
15/10/3 6:55
僕は生きてる
こいち
自由詩
1
15/10/3 5:59
532
〃
自由詩
1
15/10/3 5:32
金魚の水槽
〃
自由詩
2
15/10/3 4:32
水へ 水へ
木立 悟
自由詩
5
15/10/3 2:46
祈り
佐藤伊織
自由詩
0
15/10/3 2:02
〃
〃
自由詩
3+
15/10/3 1:58
君が寂しがるから
文字綴り屋 ...
自由詩
1
15/10/3 0:22
痛み
眠り羊
自由詩
2
15/10/3 0:17
『戦争詩歌集事典』高崎 隆治より、戦争詩を考える。
こひもともひ...
散文(批評...
16+*
15/10/3 0:02
極めて普通の日記
秋也
自由詩
1
15/10/2 23:41
しだ
春日線香
自由詩
2
15/10/2 23:10
人殺し
花形新次
自由詩
1
15/10/2 22:54
段差ないところで転ぶ昼ちちろ
北大路京介
俳句
6
15/10/2 22:27
戦火なき泰平の世や葛の餅
〃
俳句
1
15/10/2 22:26
デザートを葛餅にするフルコース
〃
俳句
3
15/10/2 22:26
四畳半
レタス
自由詩
3*
15/10/2 22:21
潮騒
〃
自由詩
4
15/10/2 22:09
突風
凍月
自由詩
3*
15/10/2 21:33
無情
レタス
俳句
0
15/10/2 21:25
異国の終焉
もっぷ
自由詩
5
15/10/2 21:11
明日の花
藤鈴呼
自由詩
2*
15/10/2 21:10
あしたのひかり
もっぷ
自由詩
6
15/10/2 21:10
やさしいくま
はるな
自由詩
5
15/10/2 20:55
本を育てる/即興ゴルコンダ(仮)時間外.76
こうだたけみ
自由詩
2*
15/10/2 20:34
1778
1779
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
加筆訂正:
磨くという行為
/
夏美かをる
[15/10/3 4:42]
そらの珊瑚さんのコメントに基づき、再推敲した結果最後の2連を変更させていただきました。詳しくは作者コメントをお読み下さい。
4.77sec.