なんにもない なんにもない地平に
ポカン ポカンと突っ立って
何から始める?
何かが始まる?
☆
黒い山の窪みに一つ
ターコイズブルーの湖出現再び
連れの老婆はとっくに
街道脇 ...
行方知れずの小指を探して
後ろに歩いてみる
昨日に向けど
まだ形も失く
七日と後に返ってみれど
まだ影も失く
一つ月と下がってみれど
まだまだ気配も失く
いち年後戻 ...
辛抱づよく 壁を背にし
紺いろの布巾をみつめている
とじた唇のなかで くちづけの記憶が
解かれた積荷のようにころがっているが
やがて堰き止められる
いずれ壊れ ...
蚊に刺されて草履を履いた足の指がかゆい
目の前を流れる川の中には草ばかり生えてる
川から目を逸らすと眼科の看板
さっきから気になっていたんだけど
おばあさんがこっちを見て笑ってくる
このおば ...
自分で思っているよりずっと
いい人じゃない
なのになんで
いい人のふりしてんだ?
まるで新手の詐欺だこりゃ
優しくもない
友達思いでもない
ふいに馴れ合いが耐えられなくなり
見棄てる
...
自分へのサディズムから
マゾヒストになった
自信たっぷりが嫌で
卑屈になった
大胆な想像をするから
臆病になって
好きな人には
憎まれ口をきいた
あまりに欲するから ...
毎日人が死んでゆく
墓だらけの世界
スーパーヒーローは言う
もう誰も殺してはいけません
もう誰も死んではいけません
毎日人が死んでゆくはずの
墓だらけの世界が
毎日人が産まれるだ ...
孤独とは群れの中で
人知れずに泣くことかも知れない
ゆえに僕等は丸くなる
春を夢見て丸くなる
浜辺の女
私達は夜空に浮かぶ小さな星
冷たい風に飛ばされぬよう
闇の一 ...
やなぎのような人は、
今日も優しくしなやかに
どんな苦労も
仕方ないと
言ってほほえむ
息子のケガした手をひいて
娘の閉ざした心拾って
ありがとう ...
サイコロの6面全部罰ゲーム愛してくれているから振らす
誕生日花束くれるロボだけど君に心が無いの知ってる
アカデミー賞でスベった前科ありそれをプラスに転じた勝利
年端も行かない
クソガキに
安保反対とか
核廃絶とか言わせるのと
中国、韓国を
日本の領土にして
みんな奴隷にする
と言わせるのには
何ら違いはないと俺は思う
クソガキに発言を求 ...
私の手は汚れている。
いつも茶色く汚れている。
正しくは、化粧品の茶色い色だ。
爪もいつも、
黄緑色に淀んでいる。
顔のなかを蟻が這う。
私は痒さに爪をたてる。
その爪についた汚れが、 ...
同じバカでも
薄らがつくと
ライトなはずなのに
ヘヴィなバカより
もっとバカに聞こえるから
言葉って不思議だね
同じハゲでも
薄らがつくと
ライトなはずなのに
つるっパゲよりも
...
乗客の少ない
駅員不在のことも多い駅に
子供が取り残されて泣いていた
所々「ママ」「ママ」の混じった
ほぼ聞き取れない泣きながらの声は
受けとるもう一人の声がないままに
モノクロームの ...
武蔵野のクヌギ林にわけ入り
落ち葉の絨毯を踏みしめる
聴こえるのは小鳥のさえずり
静かな一日が過ぎてゆく
木の幹に耳を当てても
冬に水の音は聞こえない
ぼくは帰る路を忘れて
時計の森 ...
子供をたくさん産んだ 女友達
男を連れた 同級生
女が皆で ぼくの、ママになりたがる
オマエハ、デキノ、ワルイ、コ、ダカラ
(だったら、見なきゃいいのに
オマエハ ...
新年 開けて、街 静か
枯れ葉サクサク踏んで過ぎた森も
川沿い遊歩道歩く人達も
静けさの透明瓶底を
斜光に照らされ輝きながら
無音無音、また無音
無音、青く濃くなる天蓋に
包まれ私はベン ...
薄曇り
灰色のやわらかなシーツの上
鳥たちが矢印で年のゆくえを示す
あなたがじっと見ている
薄緑の瓶の中にオレンジの蝶
と思えば炎
お湯の中に重い身体を沈めたら
ふかふかタオルで ...
正しいと思ってたけど
思慮が足りなかったのさ
でも、
それに気付かなかったんだ
もっと頑張るべきだったけど
やることはやったと思ってるよ
それじゃいけない?
段々とずれたり
上手く ...
しんと静まりかえった
森の中で
無辜の民を銃殺する
糸が切れた人形のように
グニャリと地に伏して
数十万人
或いは数百万人
彼らも
私の手にかかるなら
こんなにうれしいこ ...
透明な渦が引かれ
その中に世界は吸い込まれていく
「私」の名もいつしか透明となっており
人々の眼窩の中にそれはない
…今を生きているという実感が
この私を生かしているのだろうか?
死を肯定 ...
昔々の自分を振り帰り
恥ずかしかったり
羨ましかったりする
新年
羨ましかったり
羨ましかったりする
新年
今年!
北岳のトンネル黄金色のテンがゆく
御岳の山裾に熊の親子は毬のよう
瓜ぼうの縞々とても可愛らし
冬山にキツネの瞳を垣間見る
八ヶ岳睨みをきかせカモシカ逃げる
国道に潰れたタ ...
爛熟の
腐敗まじかの
桃の実に
アフロディ―テの
果実ジュース
彫り深く骨太くやはりそれは彼のものだった
彼はご馳走張を残していた
60粒の豆を数えて音符を走らせる
突き詰めたその顔で音符の哲学に走る
根性の無い弦楽六重奏が甘やかに響く
...
赤色巨星が自らの重力に捕らわれ
破綻する
彼はまた生まれ変わり
赤子の啼くような
真っ白なパルスを発し
永遠の命をものにする
苦しみと喜びの中
生きてゆくしかない
この ...
ゆっくりと杖をつく父に
身体を寄せる幼子は
病を得た父の横顔を時折不安そうに垣間見ては
にこりと頬笑んだ
聖なる地は空の向こう遥かに
旅は果てしなく続く
流浪の中の愛情は互いの幸を ...
凍りついた脳髄は断片的な記憶ばかりを吐き出し、当然の如くそれは順序通りなどである筈も無く、たとえ拾い上げて並べてみたところで穴ぼこだらけで見られたものじゃない―古い舗装道路は山の麓 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
予兆
たけし
自由詩
2*
16/1/2 15:19
置いてきぼりの何時かの心
貝の石
自由詩
2*
16/1/2 13:33
kitsune
草野春心
自由詩
1
16/1/2 12:38
刺された痕
陽向∮
自由詩
3*
16/1/2 10:37
友達思い
Lucy
自由詩
8*
16/1/2 8:26
アンビバレンスに
シャドウ ウ...
自由詩
1
16/1/2 1:47
毎日人が死んでゆく
縷々流 縷々
自由詩
0
16/1/2 1:16
冷たい冬空の夢
萩山 ふぁる...
自由詩
3*
16/1/2 0:02
やなぎのような人
しんおん、
自由詩
1*
16/1/2 0:00
サイコロの6面全部罰ゲーム愛してくれているから振らす
北大路京介
短歌
2
16/1/1 23:31
誕生日花束くれるロボだけど君に心が無いの知ってる
〃
短歌
1
16/1/1 23:31
アカデミー賞でスベった前科ありそれをプラスに転じた勝利
〃
短歌
0
16/1/1 23:31
キンタマ王子、火あぶりの刑
花形新次
自由詩
0
16/1/1 23:18
子宮
あおい満月
自由詩
10*
16/1/1 21:19
薄らバカの唄
花形新次
自由詩
2
16/1/1 20:57
線路を隔てた迷子
深水遊脚
自由詩
6*
16/1/1 20:57
冬の散歩路
レタス
自由詩
4
16/1/1 17:40
マザー・ファッカー
為平 澪
自由詩
9*
16/1/1 17:36
時流ー2016´新年の挨拶に代えて
たけし
自由詩
4*
16/1/1 17:17
冬の宿
ふるる
自由詩
8
16/1/1 15:55
価値の無い夢
opus
自由詩
0
16/1/1 13:55
社会主義者
花形新次
自由詩
2
16/1/1 13:49
逆さまに落ちる人
yamada...
自由詩
0*
16/1/1 13:02
久しぶり
K+A
自由詩
2
16/1/1 7:51
獣
レタス
俳句
2
16/1/1 3:18
プッチーニ
〃
短歌
1
16/1/1 3:04
3大B
〃
俳句
0
16/1/1 2:51
転生
〃
自由詩
1
16/1/1 1:47
巡礼
〃
自由詩
1
16/1/1 1:34
ミサ
ホロウ・シカ...
自由詩
0
16/1/1 0:36
1779
1780
1781
1782
1783
1784
1785
1786
1787
1788
1789
1790
1791
1792
1793
1794
1795
1796
1797
1798
1799
1800
1801
1802
1803
1804
1805
1806
1807
1808
1809
1810
1811
1812
1813
1814
1815
1816
1817
1818
1819
9.16sec.