まだ青々とぎらつく
その実を守る毬(いが)は
時には熟し切らないまま
木から落ちてしまう
栗の木の側の小道を歩けば
それは突然 気配もなく
私の背中や頭めがけて
数メートル上か ...
◯(生きる)
死ぬとわかっているのに
みな一生懸命に生きている
◯(比べられないもの)
世の中には
比べられるものと比べられないものがある
幸せは比べられないものである
◯(立場 ...
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
2組で一番足が速いのはどっちか
きっちり分からせてやるひつようがある
ジャッキーは俺に勝ったと思ってる
...
窓辺から春のそよ風浴びている農道歩く数匹の猫
二、三日すれば桜は咲き乱れ春霧かかり花冷えの風
帰り道川面に映る夕暮れが今日一日のモヤモヤを取る
二人して波打ち際で大はしゃぎ春の冷たさ ...
最後に故郷に帰った日
灯台に座って
風に舞うとんびを
いつまでも見ていた
神様の木のてっぺんに
命を抱えるとんびたちは
巣に近づくと魔法の笛を吹く
目が回るほど
螺旋に ...
古い温泉街の
しめやかな抜け道を思い出す
真上から照らされる焼けた道は
傾いた屋根の
濃い影ができている
つぶれかけのタバコ屋の角に
赤茶けた古いポストがあって
その手前を曲 ...
満月 あなたはひどく怒って
穴だらけの夜を叩いた
道路や橋は
眠ったふりをした
夜は
しゃがらんしゃがらん
叩かれるたびに
穴を埋めていく
みんな起きていた
あなたがかなしそうに怒っ ...
何もかも上手くいかない毎日は
曇り空の雨粒に似ている
大気は湿り
道は湿り
星空は曇り雲に覆われ
空の無限は私を裏切る
ああ、私の過ちは
ああ、私の過ちは
運命とはぼやけた
霧に ...
ゴウカンレッドと
ゴウカンブルーと
ゴウカンイエローと
ゴウカングリーンが
ビジネスホテルでバイトしている
仲間のピンクを
みんなで廻そうと
計画しているのを知った
悪の化身、死神教授 ...
160912
急患のまこと声は偽らぬ逆ギレの医師とAD
キィーを逆さまに回して開かぬ貯金箱
猫の子、仔猫と囃し立て
鞄の虎の子盗まれた
涼風の立つ朝の顔は
いつもの ...
忘れかけていた痛みは
何度でも繰り返す
人に与えた痛みは
自らに降り掛かってくる
何度でも
何度でも
忘れさせてはもらえない
一生許されることはないのだと
針の筵の上で
今日も血を流 ...
タバコの煙で会話するひとがいる
その表情は煙でぼかされている
隔離された空間で
ひとりの顔をみせている
私はタバコを吸わないけれど
なんにも言わずにみていたよ
あなたの白いその顔を
やめてやれもう死んでいる蝉の声
Wi-Fiの届かぬ蝉となりゆけり
蝉鳴けり社長専務を見下ろして
落っことされ踏み潰され地べたで
もんじゃ焼きになったタコ焼き
大量の蟻にたかられ
真っ黒になったりんご飴
未消化のイカ焼きと
未消化のソーセージを
マヨネーズとマスタードと
秘伝 ...
一緒に途方に暮れないか
店は閉まっていた
冷やし中華が食べたかったな
シャツは買わなかった
いいのが見つからなかったな
きっとどうにもならないだろう
誰にも相談できないだろう
ぼくの病気 ...
電車に乗っていると景色が流れる。
歩いていると車や自転車が流れる。
テレビも流れる。ピアノも流れる。
人も流れる。どこかの家へ向けて。
私はこころの中で寝ています
いびきが何度も聴こえてくるのです
私はこころに布団を掛けています
寝返りするたびもう乱れて自分でも恥ずかしい
それでもやはり寝ていたいのです
夢枕がもう手 ...
◯(ポイント社会)
今や詩さえも
ポイントが与えられるようになった
ポイント5倍の日もあるといいな!
◯(家庭菜園)
毎日何度も大根の芽を見に行く
今年も大きな大根に育っておくれ!
...
カメラにとってファインダーは命だ
その昔 ライカM3のファインダーの完璧さに負けて
日本のカメラメーカーは
レンジファインダーカメラから撤退し
一眼レフカメラ開発へと向かったほどだ
...
オリンピックにもワールドカップにも広島カ ...
まずインストールしない
そして絶対にログインしない
一度ログインしてしまえば それは、死を意味する
きみはあたまが悪くて パスワードをいっぱいおぼえられないから
体中にパスワードの刺青を彫 ...
日に日にくまが濃くなる僕の隣で
彼女はいびきをかいて寝ている
薬をかっくらって意識を飛ばすと
そんなに深く眠りたいとなじられる
愛とか孤独とか夢とか縊死とか
みんな思考の玩具のようだ
恋して子供を作 ...
視線を奪われた白いカーブ
狭間のプールの匂い
青かったはずの人工的な水の塊も
夏が終われば緑色になってしまう
とてもしなやかに弧を描いて
滑り落ち、そのまま飛び込んで
水しぶきが舞う
...
次郎さんの家は、火の山峠へとつづく
坂道の途中にあって、そのちいさな車
は、登るときも下るときも、まるで不
機嫌な家畜のように、激しく四肢を踏
み鳴らすのだった。
直径八キロ余りの島の真ん中 ...
失う
出会い
築いては
失い続けて
底を貫く本質
掴み取れたのか
沈んでしまうのか
進む船の舵取り主は
己が意志、病に抗う意志
沈んでしまうのなら仕方ない
精一杯やるんだ、もう ...
この気持ちの悪さを
医師に伝えられる自信がなくて
今日も病院からは足が遠ざかる
左側の肩甲骨の少し内側、背中寄りが
熱を持っている
そんなことを言って信じてもらえるのだろうか
...
おちない眠りが揺らす
あなたにわけたのではなく 重ねたのです
星の明かり 電燈の灯り あなたの言葉
偽りが入り込む隙はない 一心
偽りを燃やし尽くし 開ける朝
テレビは水のように流れているが
水ではなくてジュースだ
甘い内容で
働きアリを誘い出す
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
まだ青い毬(いが)
葉月 祐
自由詩
1*
16/9/13 13:15
独り言集5
zenyam...
自由詩
0
16/9/13 8:03
ジャッキーは俺に勝てると思ってる
TAT
自由詩
1
16/9/13 6:47
モヤモヤ
夏川ゆう
短歌
0
16/9/13 5:24
時の場所
ガト
自由詩
6*
16/9/13 2:28
雷鳥
〃
自由詩
3*
16/9/13 2:21
満月
はるな
自由詩
9
16/9/13 0:01
忘却
鷲田
自由詩
0
16/9/12 23:38
機動戦士ゴウカンジャー
花形新次
自由詩
1
16/9/12 23:14
休肝日
あおば
自由詩
2*
16/9/12 23:09
ペインフル
坂本瞳子
自由詩
1*
16/9/12 22:31
タバコの顔
朧月
自由詩
3
16/9/12 21:54
やめてやれもう死んでいる蝉の声
北大路京介
俳句
2
16/9/12 21:25
Wi-Fiの届かぬ蝉となりゆけり
〃
俳句
2
16/9/12 21:25
蝉鳴けり社長専務を見下ろして
〃
俳句
0
16/9/12 21:24
花火大会
まいこプラズ...
自由詩
3*
16/9/12 20:57
一緒に途方に暮れないか
やまうちあつ...
自由詩
6*
16/9/12 18:35
川の流れのように
水宮うみ
自由詩
0*
16/9/12 18:01
私は
乱太郎
自由詩
9*
16/9/12 13:42
独り言集4
zenyam...
自由詩
2
16/9/12 10:51
ライカM3 ファインダーの魅力
st
自由詩
1*
16/9/12 9:52
向日葵
TAT
自由詩
0
16/9/12 6:43
共有しないフォルダ
馬野ミキ
自由詩
5
16/9/12 5:39
朝
ケカ
自由詩
1*
16/9/12 0:17
25mプール
青の群れ
自由詩
4
16/9/11 20:40
火の山峠 2016
たま
自由詩
9*
16/9/11 20:25
魂ノ行方
ひだかたけし
自由詩
9*
16/9/11 19:39
医者嫌い
坂本瞳子
自由詩
4*
16/9/11 19:34
火と夜
砂木
自由詩
12*
16/9/11 17:35
テレビジュース
イオン
自由詩
1*
16/9/11 17:26
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
1653
1654
5.2sec.