Ghost House /不安
なかなか寝付けず
何度もトイレに立つ
きっと今夜は自縛霊みたいにしつこく付きまとうアイツに取り憑かれている
神主が大袈裟におおぬさを振るってもき ...
聖なる頂きへ独り人は
己だけの荷を背負い
前のめりに一歩一歩、
あらゆる痛苦を受け容れ
寄り添う天使の気配に微笑み
螺旋階段を只ひたすら昇って行く
荷は鞭 、足は杖
天使は独り人を知 ...
欠けちゃったんだ お茶碗
きみがくれたやつ
大事にしてたんだけどな
土曜日のニュースは
どんなに聞いてもほどけちゃう
ほんとうは何を言ったらいいのか
わからないくせに
何か言っちゃう ...
◯(異常)
正常になって初めて
異常だったことがわかる
◯(三次元)
四次元五次元になったら
今の矛盾は
すべて解決するのかな
◯(考える)
僕たちは
良いことだけ考えて
...
門扉は放たれた
湖の水面
微動だにしない男
いずれ花と化す
お約束事のように
湖に浮かぶ小舟
貴婦人の高笑い
耳障りな声帯
対するは少年の歌声
お見通しの声
湖で狩りする鳥 ...
言葉は壊せない。
ことばは壊さない。
コトバは壊したい。
ことばと言葉の追いかけっこに、コトバが参加した。
追いかけっこは楽しかった。
コトバにことばと言葉という友達ができて、コトバは元 ...
僕にとってとかわたしにとってとか俺的にはとか、そういうの無しで、ひとと話したい。君でもあなたでもなく、君でもあなたでもある、個人である、ひとと話したい。
女たちは街路に集まって
気に入らない誰かの陰口を叩いてる
根拠のないことで他人を叩けるなんて
随分と罪深いいきものだ
空はキレの悪い小便のような雨を
昨夜から垂れ流していて
...
昔は貧乏だったけど
なんとしてでも貧乏から脱出しようという
凄まじい意欲があった
根性だ!精神力だ!とよく言われた
貧乏人から根性と精神力を取ったら
何も残らないからだ
今は貧乏というより ...
こんにちは
今何してる?
私はねえ
パンティーの上から
アソコを撫でてるわ
あなたは?
そう、固くなってるの
私もパンティーが湿って来ちゃった
直接触っちゃおうかしら?いい?
今パン ...
おとといまでのわたしは、
体の中に竜巻が
PEAに似たよな太陽のかけらが
グルグルと細胞に滲み入っててました
そんな気がします
酷暑の中
わたしの腕はずっと
燃えつづけた ...
社会に
二人の時間を
奪われてしまう
でもそれは二人の未来の為で
でもそれは
二人以外の
未来の為で
でもそれで、体を崩してしまった
未来がなくなった時
未来の為 ...
言葉が解けないように
願うしか出来ない
今日もまた
思いが届きますようにと
そう 呟いた
もしも何か贈るなら
花よりもきっと言葉が良い
不格好でも あなたなら
呆れながらも ...
米粒 大切に味わっていただかなくちゃ
雨粒 空からの恵みに感謝
涙粒 気持ち切り替えよう
粒揃 そんな世界はおもしろくない
大粒小粒 凸凹だからおもしろい
...
文学極道をめぐる今ひとつの大きな疑問は、文極は今後も戦い続けるべきなのか?ということだと思います。文学極道発生当時のとりあえずの目標は、良質な詩や散文作品をネットから発信して、紙媒体の詩壇の「権威」を ...
満たされない想いは
消化することなく
いつまでも腹の底に横たわり
この身体の中で燻り続ける
一気に昇華させる術を知りたいものだ
せめてもの気休めになったはずだ
頬を涙が伝おうとも
な ...
秋の夕陽のふりそそぐ
歩道の人々に紛れて
ひとりの妊婦が傍らを、過ぎた。
――そっと僕は祈る。
遠い背後から
ポプラ並木の囁きが
さわさわと…夕凪に運ばれて
僕の靴音は、密かな幸いを ...
函館山の{ルビ麓=ふもと}で腰を下ろし
遠い山間から、昇る
夜明けの太陽に瞳は滲み
ぼくは呟く。
――ほんものになりたい、と。
積丹半島の神威岬に、独り立ち
遥かな楕円の水平線に、 ...
清らかな川辺に降り立った白鷺を見た。
しばらく彼の美しい立ち居振る舞いに目を奪われた。
彼はどこからやってきてどこに向かってゆくのだろう。
なせだか彼を自分と重ねてみた。
少しも ...
断捨離
芸術家とは無駄な作業をする人のこと
陶工は焼き上がった作品を
ほとんど破壊するという
書道家も高価な墨と高価な硯で文字を書き
高価な紙もろとも破り捨てるという
...
ゴジラが出て逃げ回るなんて
嫌だなあと思いつつ
きっと実際は
あわてふためいて
ギャーギャー言いながら
必死こいて助かろうとすんだろうなあ
ところでさ
隕石がぶつかって
村が全滅す ...
熟れた蝉地球はつまらない男
自転車のサドルが蝉へ化けにけり
飯盒に詰められるだけ残る蝉
世界はありますか
貴女滑稽で妖しい
またこんな季節が巡ってきた
名月を仰ぐ野分の風も乏しく
焦がれる余裕もなく
日常に背中を押され
されど視覚からのニュースで
滑稽で妖しい貴 ...
久しぶりに訪ねたカフェは、何も変わっていないはずなのに、やはりどこかが少し変わっているような気がした。
玄関を入る前にマスターと目が合うと、マスターはガラスの向こうで小さく頭を下げた。僕のことを ...
人は皆一人前になると
船の一艘や二艘持つものだ
実際わたしの同僚たちも
それぞれの個性に応じた
それ相応の船を持つ
ある者はボート
ある者はヨット
ある者はクルーザー
ある者はカヤック ...
◯非正規婚
◯タイムリミット婚
◯駆け込み婚
◯レンタル婚
◯グループ婚
◯週末婚
◯コンビニ婚
◯貧婚
◯お馬鹿婚
◯占い婚
◯介護婚
◯相続婚
◯不倫婚
◯見せかけ婚
...
母は金曜日に 毎週 カレーを作る
金曜日の夜はカレーだ
食べても
食べなくてもいいからだと
母は言う
その夜から日曜日の夜まで
鍋の中はカレー
カレー一色だ
我が家の匂いもカレー一色だ ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
Ghost House /不安
桂
自由詩
1
16/9/17 12:31
荷と足
ひだかたけし
自由詩
2
16/9/17 12:22
あてつけのようなきみの茶碗
ユッカ
自由詩
3
16/9/17 12:01
独り言集7
zenyam...
自由詩
1
16/9/17 11:44
大きな扉
小川麻由美
自由詩
0*
16/9/17 11:02
言葉遊び
水宮うみ
自由詩
0*
16/9/17 10:57
自分にとっては
〃
自由詩
2*
16/9/17 10:42
土曜の朝、手つかずのものはそのまま
ホロウ・シカ...
自由詩
0*
16/9/17 9:38
意欲の貧困化
zenyam...
自由詩
0
16/9/17 8:10
マスヲカキッコ「会話」
花形新次
自由詩
0
16/9/17 7:08
これから
唐草フウ
自由詩
2*
16/9/17 7:05
無題
狩心
自由詩
1
16/9/17 2:27
ねがう
葉月 祐
自由詩
2*
16/9/17 1:13
粒(つぶ)
佐白光
自由詩
1
16/9/17 0:27
文学極道と国境
天才詩人
散文(批評...
3*
16/9/17 0:21
未だ夢の途中
坂本瞳子
自由詩
1*
16/9/17 0:03
ポプラの唄
服部 剛
自由詩
2
16/9/16 23:59
日向の本
〃
自由詩
1
16/9/16 23:56
白鷺と太陽
ヒヤシンス
自由詩
4*
16/9/16 23:44
断捨離
イナエ
自由詩
3*
16/9/16 22:05
ゴジラの名はシン。
花形新次
自由詩
0
16/9/16 20:14
熟れた蝉地球はつまらない男
北大路京介
俳句
0
16/9/16 20:13
自転車のサドルが蝉へ化けにけり
〃
俳句
1
16/9/16 20:13
飯盒に詰められるだけ残る蝉
〃
俳句
1
16/9/16 20:12
ありますか
もっぷ
自由詩
1
16/9/16 17:12
貴女滑稽で妖しい
朝焼彩茜色
自由詩
8*
16/9/16 14:37
夏の終わりに
高林 光
散文(批評...
3*
16/9/16 11:33
わたしの方舟
やまうちあつ...
自由詩
3
16/9/16 10:52
さまざまな結婚
zenyam...
自由詩
1
16/9/16 10:40
母は金曜日にカレーを作る
朧月
自由詩
3
16/9/16 9:41
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
1652
加筆訂正:
文学極道と国境
/
天才詩人
[16/9/17 0:39]
フォーマット調整 字句修正なし
文学極道と国境
/
天才詩人
[16/9/17 0:33]
フォーマット調整 字句修正なし
文学極道と国境
/
天才詩人
[16/9/17 0:29]
フォーマット調整 字句修正なし
文学極道と国境
/
天才詩人
[16/9/17 0:26]
フォーマット調整 字句修正なし
文学極道と国境
/
天才詩人
[16/9/17 0:24]
フォーマット調整 字句修正なし
恋のようなもの
/
ただのみきや
[16/9/16 21:32]
三文字削除しました。
夏の終わりに
/
高林 光
[16/9/16 16:46]
誤字を訂正しました。
8.15sec.