さよなら
と云いたい夜には
詩だけに
居てほしい
さよなら
と告げたい時には
詩には
居てほしくない
君には
告げたくはない
君にも 告げたくはない
さよなら
と云 ...
だからわたし死ぬから
とじいちゃんに云ったら
死んだ気になれば
なんでもできる と
ね、じいちゃん
毛布を送って
大きくてゴージャスな
アクリル製のお古を
それをどうする
送 ...
生命の種を蒔いた
水を与え光を与えなにが咲くかな
咲いた咲いた命が咲いた
咲いた咲いた人が咲いた
咲いた咲いた争いが全て裂いた
人も心も命さえも
種はなくなり
生命もなくした
光が誰も ...
放埓な生活を他所に
日々の繰り返しが
何よりも出会う私たちの親密さを増している
所々で春の訪れを待ち遠しく感じながら
忙しない日常の中で投げやりな私達は出会う
せめての願いもなく立ち尽くす
...
だまし絵みたいな
クソつまらない落書きを
得意気に披露している
馬鹿がいるが
マイナスの価値しかないから
今すぐ止めろ
そして飛び下りろ
何なら風邪治りかけの
俺の見事な青洟をかんでや ...
ゆうぐれに
訃報がふたつ
覚えたてのことばを使う
無駄な行間を埋める
雷鳴がとどろき
過去に幕を引こうとする
落としてきたものと
忘れてきたものとはちがう
ついばんだ死につ ...
満ちたものの
嘘は知らない
ことにするよ
私の奥の奥の
空間は私の空
であって私の
大地なんかで
はないからね
裂開し ありや
ノ展開 し
劣化し分裂する
有りや 灰塵の
原 深く 緑海の
回転し 障害の 海
転じよ あれ 自らの
硬直 の曲線を 開いて怪演する
進め 演じられ 封じられ
破り ...
また舞う 雪に
Sidoro-Modoro
ふたり とろけ
ながれる 春 の
跳ね る
日差し は
音 ノヨウニ ...
猫の恋カラダの軸を真っ直ぐに
猫の恋脳が束ねた結果でも
瞳孔を大きく開き猫の恋
曇天下の胸騒ぎ
足元には水銀の玉
手の平は鉛の重さに耐える
落ちる鉛は水銀を
アメーバに変化させる
行き場のない胸騒ぎ
行き場のない水銀
行き場のない鉛
曖昧さの温床
私に巣食う曖昧 ...
{引用=
詩の風当たりに対して、短歌はどうなのだろう、
邪魔な磐というよりは、誰も見つけられない、
道路の端に転がっている小石、それそのもののようである、
ざわわ、という音が66回も詰 ...
卒寿の冬に耐えて
陽はまた のぼる
陽はまた のぼる
されど わが身は
されど わが身は
縮みゆく ばかり
黒い時のま(間)に
...
雪の下の
肌色の蝶
何もかも
左目の隅に置き忘れた朝
血の涙を流す鳥の背に
雪と鉄の音は降る
水のなかから空を見る径
光の傾きに消えかけた径
なかば沈ん ...
街をわけるように
勢いよく流れている川
川原で遊んだ思い出
魚がたくさんいる
透き通って綺麗な水
海とは違い特に匂いはしない
水を手で触る
とても冷たいけれど
自然の温もり ...
がんばったのだけれど・・・
あなたは いう
チセツなココロでは
リカイがデキナクテ
コレカラ どうしよう
ねえ
キラキラの ティアラは
何を 連想させるの?
プクプクの ド ...
紫色の人工の夜空に駱駝は歩む。
星から星へ、月の満ち欠けを慈しむように。
鼓動は無数の星の瞬き。
銀河のオアシスで緑の水を飲む。
銀河鉄道の乗客はいまだ起きている。
窓際 ...
理由があって神経を尖らせながら
ほとんど毎日を泣き暮らしている
ほとんど毎日決まったひとたちに
メールか電話をして呆れられてる
けれどみな優しいからあれこれと
まくしたててもいきなり呻いても ...
私はとても図太い人間なので
あなたが歩いてきた途を
平気で踏み歩いて 生きてきてしまいました
私はとても胡乱な人間なので
あなたがくれたやさしさで
平気で鼻をかんだりして 生きてきて ...
報告いたします
焼却炉数が世界でも飛び抜けて
多いわが国のごみ問題に対し
われわれの市では国に先駆け
昨年からごみ分別カテゴリの中に
新しく「言葉」を 加えました
...
スラウェシ島で出会った日本人は
律儀さんといった
現地民のように日に焼け
足を泥に埋め 一心不乱に
マングローブの苗を植えていた
「あんがと、あんがとねー」
...
冬の最後の陽光が自らを惜しんでいないと
知っていながら私は部屋で
あしたなどないと固く
信じ切って ただ
惚けていた
いまこの瞬間のかなしみを可愛がり
てのひらに載せたり
ベッドに寝 ...
隣りの家の小母さんは
ちいさくて可愛くて
とても珍しい
南の国の生まれだという小鳥を
とても大切にしていた
小母さんの宝物
知っていたけどあたしは
鳥なら空を飛びたいだろう
そう思って ...
言葉にしなければ
私はあなたを
失わずにいられた?
留まらない想いに
私は盲目
あなたが
こんなにも恋しい
二月のかげで
数が つめたい息を吐いている
冷凍されたトラックに
デコレーションケーキが詰められる
生きていなくてはいけないとぼんやり思う
その反対がわで
死んでいるべきだ が
...
頭の病人も
身体の病人も
自由に運転出来るのは
何故だろう
これが飛行機だったら
「機長、何をするんですか!」
ってことになるのにな
何とかに刃物
病人にクルマ
・・・・ ...
またくよくよと絵の具を捏ねては黒くしているあなた
飛べないばかりか落ちていくこともできなくなったあなた
海だとか空だとか持ちだして悲しんでいる
いいよ いくらでも
このあいだふたりで行った ...
まだすこし早いが会社に出掛けることにした。
ほんとうは繁治も裕子ちゃんを追いかけたのかも知れない。しかし道中にふたりの姿はなかった。
ひと駅まえで降りて会社まで歩くことにした。
あした姉 ...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
さよならと云いたい夜
もっぷ
自由詩
4
16/2/28 11:41
毛布
〃
自由詩
3
16/2/28 11:40
朔
リィ
自由詩
3*
16/2/28 8:50
あの日
ようへい
自由詩
0
16/2/28 2:26
ベンジャミンジャベン「だまし絵」
花形新次
自由詩
0
16/2/27 23:01
ふゆが終わる
かんな
自由詩
5*
16/2/27 21:25
空
佐藤伊織
自由詩
3
16/2/27 21:06
海
〃
自由詩
1
16/2/27 21:04
白裂――WHITELOTUS
ただのみきや
自由詩
12*
16/2/27 20:28
猫の恋カラダの軸を真っ直ぐに
北大路京介
俳句
0
16/2/27 16:32
猫の恋脳が束ねた結果でも
〃
俳句
0
16/2/27 16:32
瞳孔を大きく開き猫の恋
〃
俳句
1
16/2/27 16:32
グレーゾーン
小川麻由美
自由詩
2*
16/2/27 15:08
。。。。。。。。。。。。(これは短歌に使われなかったかわいそ ...
ピッピ
短歌
7
16/2/27 14:45
色鉛筆 八
信天翁
自由詩
2
16/2/27 9:47
しずく 交錯
木立 悟
自由詩
5
16/2/27 9:18
川の流れ
夏川ゆう
自由詩
2*
16/2/27 5:54
あなたに両手
藤鈴呼
自由詩
3*
16/2/27 5:06
生命
ヒヤシンス
自由詩
8*
16/2/27 4:24
「。」
もっぷ
自由詩
2
16/2/27 3:52
蒔いた種
涙(ルイ)
自由詩
1
16/2/27 3:12
やさ市 定例会報告
もり
自由詩
1*
16/2/27 3:05
律儀さん
〃
自由詩
0*
16/2/27 3:02
誰か
もっぷ
自由詩
2*
16/2/27 2:01
小母さんの小鳥
〃
自由詩
6*
16/2/27 1:06
恋は盲目
幸絵
自由詩
0
16/2/27 0:36
デコレーションケーキ
はるな
自由詩
3
16/2/27 0:31
病人とクルマ
花形新次
自由詩
0
16/2/27 0:20
かもめ
はるな
自由詩
6
16/2/26 23:31
沈丁花3
吉岡ペペロ
自由詩
1
16/2/26 23:24
1611
1612
1613
1614
1615
1616
1617
1618
1619
1620
1621
1622
1623
1624
1625
1626
1627
1628
1629
1630
1631
1632
1633
1634
1635
1636
1637
1638
1639
1640
1641
1642
1643
1644
1645
1646
1647
1648
1649
1650
1651
加筆訂正:
白裂――WHITELOTUS
/
ただのみきや
[16/2/27 20:57]
誤字・空白・改行・直しました。
3.98sec.