そこにいる だれかいる
ぽつりと ゆらゆらと だれにも知られずに
みえているものだけでは分からない
到底たどりつけない ふかい 底にいる
届けてみたい 想いだけでも 叶うまで
だれか 聞 ...
清く正しく生きようとするやつが気に入らねえ
欲ボケて腹の弛んだ肉玉も気に入らねえ
政治家のケツをブログで突っついてるやつが気に入らねえ
海外ボランティア活動に志願するやつが気に入らねえ
...
自ら牢獄の鍵を掛けた
中に暗雲が立ちこめた
濁流に呑まれて溺れた
己の血の混じる泥を食べた
憎しみが澱み怒りが沸騰し
蒸発するそれは水のように
俺の瞳から涙のように
流れてやまない ...
送り届けた後で キスをする
お決まりのワンシーンを見つめて
月が哂う
今日も お前達を
照らさねば なるまいか
路に長く伸びた影の分だけ
不満も積もる
其れが はらり落ちる ...
なぜだろう泣いている
みすぼらしくて上等な
布団の端を濡らすのだ
謝りながら耳に流れる
涓滴よ、岩をも穿てと
鼻がつんとする
あくびがでる
寝ちゃいそうだ ...
印
東西南北
尊崇
何時も カメラを 向けては
色んな 人の
色んな 表情を
撮り 続けて 来た
写真 嫌いな キミだけど
今日ダケは
素敵な 笑顔
残して 下さい
写真が 好きな ...
子供たちと浜辺を歩いた
漁港の電球は強くて
横に並んだ僕らの影を
黒い波にくっきりと映していた
夜の散歩に子供たちははしゃいでいた
僕は海側の一番端にいたので
きゃっきゃ舞う子供たちは
...
その海とはぼくは違う道を行く
いつもの一本道を歩いて行く
神様は気まぐれで予測の出来ないことばかりだ
その海はちいさな居酒屋の窓明かり
日だまりで鳩がたぶん鳴いている
...
レ・ミゼラブル(悲惨な人びと)
ヴィクトル・ユゴー
何
の小説
か脱獄劇
であ
る
ジャン・ヴァルジャン
は何度
も脱獄
に成功す
る
正当
な対価
を与え
られ ...
くちびるで食んで
とおくのあまおとを咀嚼する
溢れたにびいろの
くもは真上のそらにすくって
退屈な羽音が落下する
ゆるやかな日射し
あわい虹の弧をなぞった
声は幾重もの空鳴り
ラベリン ...
正論は武器
わたしを罵っているあいだ
さぞかし気持ちがよかったでしょう
わたしが謝るのは
あなたを見下しているからです
憐れんでいるからです
そんなことにも気が付かない梨の花
ごめん ...
毛細血管をノイズが這い回る、無数の羽虫のように…俺の感覚を喰らい尽くそうと目論んでる、二二時の朦朧とした時間―悲鳴には飽きたし、怒りには慣れた、愚痴には興味が無い、まるで水溜りのように俺はそれを放 ...
眠りたいという欲望が果てることはない
永遠の眠りは恐怖の対象でしかないのに
人間である限りこの矛盾は続く
生まれたばかりの赤子と
微々たる生命の灯火を伴う老人とは
背中合わせであることに
...
夕焼けが
ずいぶん遠い
空から少しずつ
はがれている
ジャングルジムの端にのっかって
かくも心弱く生まれついた
わが身の不運を嘆いている
いじわるのよしきくん
ぼくの手放しの抗 ...
バランスの良い食事を取りたければ
鰯やシシャモを頭から丸ごと
とか
法蓮草とか大根を
茎 ...
優しくされて泣いてしまうのは 誰かが貴方を傷つけたから
背負っていた沢山の悲しみや怒りをありのままに晒した時
その涙は ずっと誰にも触れられなかった琴線に触れた証で
いつわる事の出来ない感情が溢 ...
昭和という小さな家族の乗り合わせ
不思議で不可欠な力が運転していく昭和バス
十才半ば、私の春
道路工事の終わった平成通に差し掛かると
祖父の姿は消えていた
草履では歩きにくくなった、と呟いて ...
私は何を残すことができるのか
恥を 汚名を
何かしらの名誉を
残すのか
しかし
時がたてば
人々の記憶から忘れ去られてしまい
滅んでしまうであろう
私たちが日々なしている ...
ひかりをやぶき
いくつものかたちが
そのかたちをしているのをみる
それは偶に 惨めなことだ
夕焼けに似ていない
コロッケに似ていない
どうでもよ ...
諦めてしまえばいい
そうすれば楽になる 晴れやかになる
それが出来ない
捨ててしまえばいい
そうすれば自由になる
それができない
嗚呼 楽になりたい
晴れやかに自由になりたい
...
風のグリッサンド
娘たちのうなじ
蜜蜂の囁きと遠い銃声
耳の奥 深く 深く
雨のアルペジオ
素早い波紋のダンス
生まれ 出会い 干渉しあう
飛べなくなった蜜蜂は冷たい
...
「明後日父の日だけど
夜は空いていませんか?
ウチでバーベキューやるんですが┄」
「空いていません、
ウチの子たちがどっか連れて行け、
と言うかもしれないんで」
父の日の意味も
時代とと ...
子供が不登校になって
親失格と言われた
登校さえすれば
親合格なのか
子供がいじめられて
親失格と言われた
いじめる側なら
親合格なのか
子供は一人で立ち直る
無条件で信じて ...
{引用= ビニル箱がバイオレットに並び・はや私は夜に気づく
(高円寺南三丁目の夜)
バイオレットにビニル箱が廻り・はや私は夜に気づく
(水晶体の所有する夜)
ビニル箱 ...
【街景】
感覚というものに訴えたのは
騒めきの嵐
取り留めのない言葉の流れ
舞い上げられた人間の叫び
雑踏とした街並に咲く
毒づいた偽りの花
もう震え上がった真実を
覆い隠す暇は無い
...
星のきれいな夜、わたしはひらく。
明日の予定も忘れて、
うちゅうに立ち返る。
(A)は、(B)を防ぐことを目的とした法案であるが、(B)とされる範囲が広く曖昧なため、
捜査機関の恣意的な運用あるいは濫用が可能なため、市民の自由が脅かされるとされ問題となっている。
問題; ...
おひさまと雨に愛された
やわらかなこの地と
地続きだったはずの
荒地をなつかしむ
わたしは
奇跡的にそこで芽を出した
小さな花のこぼれ種
運良くここまで風に運ばれて
のんきに咲いて ...
家に戻ると白象がいる
リビングの大部分を占める巨体
なぜかしくしく泣いている
いったいどうやって
窓も玄関も
そんな大きさはないのに
どんなに宥めても
泣き止むことがない
仕方なく
...
日付順文書リスト
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
だれか、自殺者
薔薇の人
自由詩
2
17/6/18 15:19
ヘイト浅漬け
ホロウ・シカ...
自由詩
5+*
17/6/18 14:47
瑞産(みずうみ)
アタマナクス
自由詩
2
17/6/18 14:15
ラブレターの行方
藤鈴呼
自由詩
3*
17/6/18 8:43
涓滴よ
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/6/18 6:01
平成29年6月18日(日)
みじんこ
自由詩
1
17/6/18 1:31
『 結婚 写真 』
藤鈴呼
自由詩
1*
17/6/18 0:52
ある夜の思い出
渡辺八畳@祝...
自由詩
3
17/6/18 0:51
鳥は生きている
吉岡ペペロ
自由詩
2
17/6/18 0:10
大脱走
斎藤秀雄
自由詩
0
17/6/18 0:08
dawn squall
むぎのようこ
自由詩
3
17/6/18 0:02
右手
清花
自由詩
3
17/6/17 23:42
羽虫の闇
ホロウ・シカ...
自由詩
2*
17/6/17 22:19
眠りとは
坂本瞳子
自由詩
0
17/6/17 22:06
わが身の不運 うふふ
オイタル
自由詩
2
17/6/17 21:48
道理に適ってる
TAT
自由詩
0
17/6/17 21:31
嘘吐き者は優しい人
薔薇の人
自由詩
0
17/6/17 21:06
昭和バス
為平 澪
自由詩
5
17/6/17 19:23
何時までも残るものは
星丘涙
自由詩
2*
17/6/17 18:07
惨めさ
草野春心
自由詩
2
17/6/17 17:23
自由になりたい
星丘涙
自由詩
2*
17/6/17 15:25
六月と手口
ただのみきや
自由詩
7*
17/6/17 13:49
父の日
zenyam...
自由詩
0
17/6/17 13:17
親合格
イオン
自由詩
2*
17/6/17 13:05
夕方、きみをみつめるとき
草野春心
自由詩
2
17/6/17 12:49
青春の小道(小詩集)
宣井龍人
自由詩
4*
17/6/17 11:35
うちゅう
水宮うみ
自由詩
0
17/6/17 11:10
政治的問題
紀ノ川つかさ
自由詩
0
17/6/17 10:40
荒地としろくま
そらの珊瑚
自由詩
8*
17/6/17 8:43
living
やまうちあつ...
自由詩
1*
17/6/17 7:12
1412
1413
1414
1415
1416
1417
1418
1419
1420
1421
1422
1423
1424
1425
1426
1427
1428
1429
1430
1431
1432
1433
1434
1435
1436
1437
1438
1439
1440
1441
1442
1443
1444
1445
1446
1447
1448
1449
1450
1451
1452
加筆訂正:
六月と手口
/
ただのみきや
[17/6/17 14:08]
花の名前間違いました。マグノリアからクレマチスへ訂正。
荒地としろくま
/
そらの珊瑚
[17/6/17 9:47]
加筆しました。
4.12sec.