いつからだろう
心が重くなって
スキップできなくなっていた

いつからだろう
体がおっくうになって
スキップできなくなっていた

いつからだろう
わからないけど
スキップができない ...
すべての教条が無効になって
生長していく地球は祝日に包まれた
この微小な正午を砕いて
流動する光の骨格
人を呼ぶ声は途端にかき消えて
沈んでいく空が急に近づく
獣たちの血は激しく濁 ...
努力が報われなかったのではない
報われようとした努力だったんだ

仲間に入れなかったのではない
入れる仲間を探さなかったんだ

相手を信じられなかったからではない
相手を信じる自分を許せ ...
「女史を所持」すると言う
回文的なひどさが
後頭部を襲うと
単純さに惑溺する
化粧師の落書きが
海を席捲する
誤算はイタリア語の挨拶で
超人をスーパーに招き寄せて
慎重を期した
化粧 ...
十五の春
巣立ちの日
いつも精一杯がんばってきた私は
あふれる涙をこぼすでしょう

人は出会いと別れを繰り返しながら
成長していく
保育園からいつも一緒だった幼なじみとも
今日でお別れ ...
ドキドキしてしまいます

待ちどおしい感触

温かさが胸まで伝わる時

今日一日の無事を感謝します

何事もい

チョット寂しいことですが

実は 素晴らしいこと ありがた ...
美しい人に
自称詩はいらない
美しい人は
そのうつ向いた横顔が
既に一篇の詩なのだから

おばはんが
自称詩を読むと
聞いた者は石になる
無表情のまま固まって
やがて砕け散る

...
何もかも忘れて
ひとりになってみる

ひとりになって
自分を見つめて
奥の奥にあるものを見て

本当の自分を知る
作った自分を剥がして
純粋になっていく

全身全霊で今を感じ取る ...
 ありがとう。すべての人に。
 ありがとう。私の親族に。
 ありがとう。知り合った人々に。
 ありがとう。未だ見ぬ友人に。
 ありがとう。私の過去に。
 ありがとう。愛してくれた人に。
...
 悲しみを夜空に放って明日が風の向こうに佇んでいる。
 発散できない苦しみを胸に秘め、明るい明日をじっと見つめる。
 希望は憶測の彼方に掠れ、現実の重みに耐えている。
 ペン先は暗がりを好む ...
菜の花

コンパス

貝殻虫
野良猫を飼っている
すごく矛盾しているのだけれど事実なので仕方がない

ある日ベランダに出ると
エアコンの室外機のうえに
猫が丸々とおさまっていた

冷蔵庫を漁るもめぼしいものがなく
...
こわいね
津波もこわいけど
ひとが

こわいね
一定量の空気を
うばいあうような
日々が

去年
母が逝った
でもまだ
郵便がくるんだ
転送されて

デパートの
スプリ ...
紙屑にはできなくて

飛行機で飛ばそうとして

すでに折れてしまった翼じゃ

真っ直ぐに落ちてゆくだけ

そんな時 いつだって

拾いあげて

広げたら 濡れていて


...
僕の街にはジャスコが2個ある



南ジャと
ページャと



...
イライラするのは
しょうがないとして

イライラしていないふりを
うまくできなくて

八つ当たりしたり
舌打ちしてみたり

その後で自己嫌悪して
それでも生きていかなくちゃいけない ...
毛細血管が狂気と絡み合って血流は金属的な悲鳴を上げながら全身を駆け巡る、オオ、産まれ持った宿命を受け入れよ、産まれ持った脈動を受け入れよと…あらゆる肉体組織の軋む音が俺のリズムだ、経年劣化した ... 思い描いていた三次元曲線だったが
慎重さが足りなかったせいで
空気の抜けていく風船になっていく
やはり僕にとって未来は平面でしかなかったようだ
いやもしかしたら
点でもなく零への回帰線と ...
国境など無くなればいい
人類は民族間の違いなどは
大さないのだ

宇宙生命にも
大さないのだ

生命はみな幸せをみているのだから
公営住宅の三階の角から二番目の部屋
のいつかぴかぴかだった扉
おんなのこは台所で目玉焼き
格子の向こう側に空を見て
歌詞の意味なんてわからない
あいらびゅうの鼻歌
らびゅう
を繰り返す薬 ...
橋の下に鳥がいた
みつけたことがうれしかった

春をつれて鳥が群れる
水面下で魚と戦う

風は冷たいけど花が咲いている

三月の子供たちは
少し背伸びしている
進級の魔法で

...
他人はすごい力持ちで
僕を振り回してく
振り回された僕は紙みたいに
力もなく薄い身を任せるだけ
紙の僕は誰かに両端を掴まれても何も出来ず
右の端と左の端を逆に引っ張られ
声と涙を出しても手 ...
ここ最近の
自称詩人ブームのせいで
自称詩人の社会的地位が向上し
勘違いした自称詩人が
こいつは自称詩人だ、とか
こいつは自称詩人とは言えない、とか
峻別し始めた
自称詩人とは言えないと ...
夜陰に
静けさの
微かに揺れ動く

ベッドを囲むカーテンから
白の色 剥がれ漂い出し

微かに振動する
静まり返った
四方空間に

彷徨い落ちゆく白の色の
帰着すべき基体の不在 ...
車と人々の行き交う大都会の交差点
彼は信号の支柱にもたれかかっている

その脇を通り過ぎていく
ふざけながら笑い合う女子高生たち
お互いに寄り添うかのような老父婦
路上キスするために足を止 ...
 
 蝶が、
 たくさんの蝶が舞っている
 ビルとビルの稜線で区切られて
 行き場を失くした空に
 乱舞する蝶たち
 

今ある全ての理は、夢のように移ろい
留まることを知らない
...
わたしから切り落とされた白い手が
向こうで手をふっていたのです

交差点にはひっきりなしに
びゅんびゅんと雲が行きかうものですから
どうしても渡るきっかけが
一歩を踏み出す勇気が
つかめ ...
大震災と原発事故で被害を受けた土地に赴任して、日々復興の仕事をしながらもう一年になる。右も左もわからないうちから多くの仕事を任されてなかなか苦労した。今では大抵の仕事に慣れてきて、来年度に向け ... 数字に計られる気持ちが
こんなにもちっぽけでくだらない

若いとか
重いとか
少ないとか

だのに計れない
心とか
優しさとか
空気とか

言葉とか
涙とか
匂いとか

...


キロ

滑り台
日付順文書リスト
タイトル投稿者カテゴリPoint日付
スキップしずる自由詩017/3/11 16:47
葉leaf自由詩117/3/11 15:45
小物なり孤城のほとりイオン自由詩1*17/3/11 13:43
海を席捲する化粧師間村長自由詩717/3/11 11:20
卒業式zenyam...自由詩117/3/11 10:22
浴槽への第一歩佐白光自由詩217/3/11 8:15
おばはんが自称詩を読むと花形新次自由詩317/3/11 7:25
ひとりになって夏川ゆう自由詩317/3/11 5:28
感謝の言葉ヒヤシンス自由詩4*17/3/11 4:29
放心自由詩6*17/3/11 4:14
平成29年3月11日(土)みじんこ自由詩117/3/11 3:28
ホトチンコスープ末下りょう自由詩6*17/3/11 2:20
スプリング・ハズ・カムuminek...自由詩13*17/3/11 2:08
紙ひこうき讃岐どん兵衛自由詩4*17/3/11 1:00
可愛い聖体拝受者TAT自由詩217/3/11 0:42
イライラする坂本瞳子自由詩2*17/3/10 23:35
真夜中を話そうとするとき血液のせいで濁音が混じるホロウ・シカ...自由詩3*17/3/10 22:51
明日は乱太郎自由詩4*17/3/10 22:43
レタス自由詩317/3/10 21:13
かいじゅうのなみだとあいだにしなますみ自由詩617/3/10 20:48
三月の景色朧月自由詩117/3/10 20:20
力まかせリィ自由詩1*17/3/10 19:58
悪の連鎖花形新次自由詩317/3/10 19:47
白のイマージュひだかたけし自由詩14*17/3/10 16:35
HAL自由詩4*17/3/10 15:38
胡蝶の夢長崎哲也自由詩8*17/3/10 15:11
信号のない交差点そらの珊瑚自由詩16*17/3/10 8:40
土地葉leaf自由詩417/3/10 2:42
数字だらけ坂本瞳子自由詩3*17/3/10 2:08
平成29年3月10日(金)みじんこ自由詩017/3/10 0:38

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加筆訂正:
信号のない交差点/そらの珊瑚[17/3/10 10:38]
加筆しました。
4.04sec.